2017年夏 大会7日目
2017/08/19|Category:テレビ・動画観戦
大会7日目・第一試合 京都成章 VS 神村学園
京都成章の先発・北山 亘基(3年)右腕は、変則クィック気味のフォームからポンポンと投げ込んで来る。球速は130キロ台後半~140キロ台前半ぐらいだが、ボールに勢いがあり身体の近くでキュッと鋭く曲がるスライダーが武器。ボールが高めに抜けたりと、コントロールがイマイチなのが今後の課題か。大学などで更なるパワーアップを遂げると、4年後には面白い存在になっているかもしれない。
神村学園では、3番を打つ 田中 怜央那(3年)捕手の落ち着いたプレーが印象的。肩はよくわからなかったが、再三のワンバウンド処理をしっかりと前で止めていた。全体的に、キャッチング、リードなどディフェンス面に優れていた。打撃も結果は出なかったがタイミングが合っており、県予選でも.450厘をマーク。別の試合の模様もみて、レポートを作成してみたい好選手だった。
北山 亘基(京都成章3年)投手 182/75 右/右
田中怜央那(神村学園3年)捕手 175/85 右/右
大会7日目・第二試合 高岡商 VS 東海大菅生
東海大菅生の先発・松本 健吾(3年)右腕は、179/74 の均整の取れた体格から投げ込む正統派。球速は135キロ前後~140キロぐらいと球速は平凡も、今後身体ができてきてビシッとすれば見違えるほどに変わるかもしれない。そのためまだ下半身が不安定で、球筋はバラつく傾向にある。それでもカウントを稼ぐスライダーと、縦に切れ込む空振りを誘うスライダー。更に、左打者に逃げながら沈むフォーク系の球がある。まずは付属の大学などに進み、4年後を期待してみたい将来性のある素材だった。
高岡商では、2番手で投げた 山田 龍聖(2年)左腕は評判どおりの速球派だった。140キロ台の球威のある速球を投げ込み、フォームも本格派。富山県下では、法政に進んだ 森田 駿哉(富山商)以上の素材と評判の大器。ただ試合では力みからか? ボールが高めに抜けるなど制御できず、スライダーでもカウントを整えられず制球に苦しんだ。現状はまだ速い球を投げているだけという感じではあるが、確かに左腕でこれだけのボールをすでに投げられている点は素晴らしい。最終学年でどの程度まとめられるかはわからないが、間違いなく来年のドラフト候補に入ってくる一人だろう。
また野手では、小玉 佳吾(東海大菅生3年)二塁手が、非常にポテンシャルを秘めていそう。元々140キロ台を投げる投手として評判の選手だったが、こういう選手がセカンドを任されているところは興味深い。セカンドのプレーも想像以上に動けており、試合でも2安打。もう少し他の試合も確認して、レポートを作成してみたい。イメージ的には、中村 奨吾(早大-ロッテ)のような大型二塁手になってくれればと思うのだが。いずれにしても高校からプロというよりは、大学などでいかに実績を残せるかではないのだろうか。
松本 健吾(東海大菅生3年)投手 179/74 右/右
小玉 佳吾(東海大菅生3年)二塁 181/81 右/右
山田 龍聖(高岡商2年)投手 182/78 左/左
大会7日目・第三試合 青森山田 VS 彦根東
49校最後に登場したのが、青森山田。リリーフにまわっているエース・三上 世視滝(3年)左腕の登板がないまま緒戦勝利を飾った。野手では、中沢 樹希也(2年)左翼手が、2打席連続ホームランを放つなど存在感を示した。腕っぷしの強い強打者で、対空時間の長い飛球が印象的。来年に向けて、この経験を活かしたい。チーム全体に言えるのは、突出した選手がいるというよりも総合力で勝負するチームだった。
中沢樹希也(青森山田2年)左翼 170/78 右/右
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