2017年夏 甲子園総括(将来候補・野手編)
2017/08/27|Category:ネタ
2017年の甲子園総括も、今回が最終回。過去総括の段階で、将来の候補を二回に分けたのは初めてではないのでしょうか。それだけ下級生の充実が、本大会目立っていたということなのでしょう。
(将来の内野手編)
今大会出場組の中で、来年世代を引っ張ってゆく存在の一人になりそうなのが、野村 佑希(花咲徳栄2年)一塁手。初の甲子園出場で最初は硬さも見られたものの、初ヒットを記録したあとは決勝まで評判どうりの打力を発揮して見せた。甲子園では6試合 2本 6打点 打率.520厘 と今後に向けて大いに励みになる実績。新チーム以後三塁あたりで存在感を示せれば、右の大砲候補として上位指名を期待される存在に育ってゆくだろう。来年は、同じ野村姓 の 野村 大樹(早実)捕手と共に脚光を浴びることになりそう。
その野村と共に、来年の候補として期待できるのが、太田 椋(天理2年)遊撃手の守備。打撃では全国レベルの投手と甲子園の雰囲気に慣れるのに時間がかかったが、守備は一つ上の世代にはいないような上手さとスケールを感じさせる存在。打撃が順調に伸びて行けば、上位指名も意識できるショートとしてマークされるだろう。来年世代のショートでは、選抜に出場していたU18メンバーの 小園 海斗(報徳学園)、田中 悠我(帝京)などがおり、誰が伸びて来るのか楽しみな面々が揃う。
またまだ粗っぽいが、当たった時の飛距離が圧巻の 林 晃汰(智弁和歌山2年)三塁手も楽しみな強打者。ボールを捉えるまでのコンタクトには課題を残すものの、捉えてからのスイングの大きさ、フォロースルーなどは天性の長距離砲の匂いがする。
また将来的にどのポジションに収まるのが見えて来ないが、中学時代からこの世代で天才と呼ばれてきた 根尾 昂(大阪桐蔭2年)遊撃手がおり、吉田 正尚(青学大-オリックス)外野手のような、ミート能力とフルスイングのあわせ技で魅了する天才肌。今はまだ中学時代のネームバリューが先行している感じだが、最終学年になって何処まで秘めたる才能を全面に出して来るのか楽しみ。
野村 佑希(花咲徳栄2年)一塁 185/87 右/右
太田 椋 (天理2年)遊撃 181/73 右/右
林 晃汰(智弁和歌山2年)三塁 178/82 右/左
根尾 昂 (大阪桐蔭2年)遊撃 177/75 右/左
(将来の外野手編)
その根尾のチームメイトである 藤原 恭大(大阪桐蔭2年)中堅手は、少なくても高校での内容ならば根尾以上にインパクトがある。すでにU18のメンバーに2年生ながら選出されるなど、実績では同世代をリードしている。こちらは、同じ左打ちの 柳田 悠岐(ソフトバンク)のような打者になることが期待される。
個人的に今大会最も驚かされたのが、浜田 太貴(明豊2年)左翼手の日本人離れした腕っぷしの強さを活かしたスイング。日本人で、こんなスイングをする選手を今ままで見たことがない。173/72 と体は大きくないが、県大会3本塁打の片鱗を甲子園でも2本・9打点と遺憾なく発揮してくれた。守備も含めて来夏までに、どのぐらいまでに育つのか注目したい。
また大会緒戦で、とてもホームランになるとは思えない低い弾道でスタンドインさせた 内野 裕太(波佐見2年)左翼手には、筒香嘉智2世 の声も上がった。県大会ではイマイチだったが、この実力が本物なのか今後も見守ってゆきたい。
6番ながら2本の二塁打を放つことでリストの強さを証明した 谷口 嘉紀(神戸国際大附2年)中堅手。試合では強肩ぶりも印象的で、強肩・強打の外野手として来年への期待がかかる。
藤原 恭大(大阪桐蔭2年)中堅 181/80 左/左
浜田 太貴(明豊2年)左翼 173/72 右/右
内野 裕太(波佐見2年)左翼 175/83 右/左
谷口 嘉紀(神国大附2年)中堅 177/76 右/右
(将来の候補・1年生野手編)
その他1年生では、内藤 圭史(大垣日大)左翼手が、強さと上手さを兼ね備えた強打で、3年生達と混ざっても全く違和感がなかった。小柄ながら振り出しの鋭さが光った 藤井 久大(津田学園1年)右翼手。更に 小泉 龍之介(横浜1年)なども県大会から評判の高い強打者だった。
内藤 圭史(大垣日大1年)左翼 180/72 右/右
藤井 久大(津田学園1年)右翼 167/64 左/左
小泉龍之介(横浜1年)右翼 171/72 右/右
(最後に)
「プレミアム世代」は、投手だけでなく野手の人材も例年以上を予感させる。10年に1度級の今年ほどではないかもしれないが、例年以上のメンバーが揃うのではないか、そんな期待を抱かせる夏の大会だった。野手組は、今大会に出場していなかったところにも有力どころが残っているので、もっと全体的にいろいろな選手が秋以降名前があがってくるだろう。
(将来の内野手編)
今大会出場組の中で、来年世代を引っ張ってゆく存在の一人になりそうなのが、野村 佑希(花咲徳栄2年)一塁手。初の甲子園出場で最初は硬さも見られたものの、初ヒットを記録したあとは決勝まで評判どうりの打力を発揮して見せた。甲子園では6試合 2本 6打点 打率.520厘 と今後に向けて大いに励みになる実績。新チーム以後三塁あたりで存在感を示せれば、右の大砲候補として上位指名を期待される存在に育ってゆくだろう。来年は、同じ野村姓 の 野村 大樹(早実)捕手と共に脚光を浴びることになりそう。
その野村と共に、来年の候補として期待できるのが、太田 椋(天理2年)遊撃手の守備。打撃では全国レベルの投手と甲子園の雰囲気に慣れるのに時間がかかったが、守備は一つ上の世代にはいないような上手さとスケールを感じさせる存在。打撃が順調に伸びて行けば、上位指名も意識できるショートとしてマークされるだろう。来年世代のショートでは、選抜に出場していたU18メンバーの 小園 海斗(報徳学園)、田中 悠我(帝京)などがおり、誰が伸びて来るのか楽しみな面々が揃う。
またまだ粗っぽいが、当たった時の飛距離が圧巻の 林 晃汰(智弁和歌山2年)三塁手も楽しみな強打者。ボールを捉えるまでのコンタクトには課題を残すものの、捉えてからのスイングの大きさ、フォロースルーなどは天性の長距離砲の匂いがする。
また将来的にどのポジションに収まるのが見えて来ないが、中学時代からこの世代で天才と呼ばれてきた 根尾 昂(大阪桐蔭2年)遊撃手がおり、吉田 正尚(青学大-オリックス)外野手のような、ミート能力とフルスイングのあわせ技で魅了する天才肌。今はまだ中学時代のネームバリューが先行している感じだが、最終学年になって何処まで秘めたる才能を全面に出して来るのか楽しみ。
野村 佑希(花咲徳栄2年)一塁 185/87 右/右
太田 椋 (天理2年)遊撃 181/73 右/右
林 晃汰(智弁和歌山2年)三塁 178/82 右/左
根尾 昂 (大阪桐蔭2年)遊撃 177/75 右/左
(将来の外野手編)
その根尾のチームメイトである 藤原 恭大(大阪桐蔭2年)中堅手は、少なくても高校での内容ならば根尾以上にインパクトがある。すでにU18のメンバーに2年生ながら選出されるなど、実績では同世代をリードしている。こちらは、同じ左打ちの 柳田 悠岐(ソフトバンク)のような打者になることが期待される。
個人的に今大会最も驚かされたのが、浜田 太貴(明豊2年)左翼手の日本人離れした腕っぷしの強さを活かしたスイング。日本人で、こんなスイングをする選手を今ままで見たことがない。173/72 と体は大きくないが、県大会3本塁打の片鱗を甲子園でも2本・9打点と遺憾なく発揮してくれた。守備も含めて来夏までに、どのぐらいまでに育つのか注目したい。
また大会緒戦で、とてもホームランになるとは思えない低い弾道でスタンドインさせた 内野 裕太(波佐見2年)左翼手には、筒香嘉智2世 の声も上がった。県大会ではイマイチだったが、この実力が本物なのか今後も見守ってゆきたい。
6番ながら2本の二塁打を放つことでリストの強さを証明した 谷口 嘉紀(神戸国際大附2年)中堅手。試合では強肩ぶりも印象的で、強肩・強打の外野手として来年への期待がかかる。
藤原 恭大(大阪桐蔭2年)中堅 181/80 左/左
浜田 太貴(明豊2年)左翼 173/72 右/右
内野 裕太(波佐見2年)左翼 175/83 右/左
谷口 嘉紀(神国大附2年)中堅 177/76 右/右
(将来の候補・1年生野手編)
その他1年生では、内藤 圭史(大垣日大)左翼手が、強さと上手さを兼ね備えた強打で、3年生達と混ざっても全く違和感がなかった。小柄ながら振り出しの鋭さが光った 藤井 久大(津田学園1年)右翼手。更に 小泉 龍之介(横浜1年)なども県大会から評判の高い強打者だった。
内藤 圭史(大垣日大1年)左翼 180/72 右/右
藤井 久大(津田学園1年)右翼 167/64 左/左
小泉龍之介(横浜1年)右翼 171/72 右/右
(最後に)
「プレミアム世代」は、投手だけでなく野手の人材も例年以上を予感させる。10年に1度級の今年ほどではないかもしれないが、例年以上のメンバーが揃うのではないか、そんな期待を抱かせる夏の大会だった。野手組は、今大会に出場していなかったところにも有力どころが残っているので、もっと全体的にいろいろな選手が秋以降名前があがってくるだろう。
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