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2017年(44) BCリーグ選抜 VS DeNA 後編


寺田 光輝(BC石川・25歳)投手 175/73 右/右

右のスリークォーターから、キレのある130キロ台後半~MAX89マイル・143キロを投げ込む好投手。変化球は、スライダーとのコンビネーションとやや単調な印象は否めない。リーグでは、35試合 0勝3敗10S 防 2.41 とリリーフとして活躍。41イニングで38安打、被安打率が92.7%と多め。リリーフとはいえ投球に奥深さがないところが、数字にも現れている。四死球は18個で、四死球率は43.9%とこれも少し高め。この試合でも、1イニングに登板して1個四球を出していた。奪三振率は、1イニングあたり0.76個。リリーフだと0.9個以上は欲しいところで、この辺も決め手に欠ける部分が。リーグでは上位のボールの力はあるものの、NPBレベルだと物足りないといった感じか。強烈なシンカーなどがあれば、ストレートの勢いがあり投げっぷりも良い投手なのだが、育成でもどうかなぁというボーダーラインレベルの選手ではないかと思う。イメージ的には、水野 滉也(東海大北海道-DeNA2位)投手に感じは似ている。

橋詰 循(BC栃木・23歳)投手 190/90 右/右

長身から繰り出すストレートが魅力で、コンスタントに140キロ台~MAX92マイル・148キロを記録するなどスピード能力には見るべきものがあります。ただいかんせん速いだけで、制球力がバラバラ、変化球もカーブなどを投げていましたが、ほとんど使えるような球ではありませんでした。いつもこうなのか? 力みからこのような投球だったのかはわかりません。そこでリーグ戦での成績を見てみると 35試合 1勝3敗6S 防 6.69。この日は1イニングを、1安打2四死球ながら、なんとか0点で切り抜けます。36回1/3イニングで、イニングを遥かに上回る48本。四死球も26個あり、四死球率は71.6%にものぼり、普段からカウントを整えるのにも四苦八苦していることが伺えます。奪三振は34個であり、1イニングあたり0.94個と、リリーフの基準である0.9個以上を記録。巨人戦ではDeNA戦よりは内容はよく、フォークのような球も観られました。かなり荒削りな素材ですが、BC上位のスピード能力を評価して、素材としてどうみるかではないのでしょうか? 

寺岡 寛治(BC石川・25歳)投手 180/85 右/右

BCリーグで、最もNPBに近い男と言われ、この試合に訪れていた多くのスカウトは、まさにこの投手を見に来ていたであろうという感じでした。結果的には、1イニングを15球投げて、0安打・無四球・3者連続三振で討ち取る完璧な内容。真上から投げ下ろしてくる感じのフォームから常時145~MAX94マイル・151キロを記録し、この球速を3度記録。ストレートの勢い・厚みも確かですが、カーブでしっかりカウントを整え、横滑りするスライダーと、縦に切れ込むフォークで空振りを誘っています。その他にも、カットボールのような球もありそうです。

リーグ戦では、43試合 2勝1敗0S 防御率 1.52(リーグ3位)の好成績。59回1/3イニングで被安打は38本、被安打率は64.1%と充分な成績です。70%を切って来るようだと、1年目から一軍も見えてきそうな数字。四死球は28個で、四死球率は47.2% とかなり高め。この辺が、ボールを見められた時にどうなのかな? という不安があります。実際投球を見ていても、制球はかなりアバウトそうという印象は受けました。奪三振は82個で、1イニングあたり1.38個と右投手としては破格の数字になっています。ドラフトでも本会議での指名は確実なレベルで、又吉克樹(香川OG~中日2位)以来の独立リーグ上位指名すら期待させる内容でした。これだけプロが翻弄されたのをみたのは、石川歩が東京ガス時代にリリーフで登場し圧巻の投球を魅せて以来の衝撃でしょうが。石川は、そのまま1位競合となりましたが。やはり不安点は、コントロールの部分でしょうかね。

フランシスコ・ペゲロ(BC富山・29歳)右翼 183/86 右/右

この日は、3安打を放ち、守備でもファインプレーを魅せるなど大活躍の一日でした。第一打席にはカーブをセンター前にはじき返し、第四打席では 国吉佑樹 の内角の球をセンターバックスクリーンに叩き込むパワーも。すべての打席で、ミートポイントでボールを捉えるセンスがあります。けして俊敏そうには見えない選手なのですが、球際に強くファインプレーを連発。ある程度、守備でも足を引っ張らないのは魅力ではないかと。なんとなくグランドでの雰囲気でも、愛されキャラになれそうなタイプです。

リーグ戦での成績では、.38721厘でほんの僅かの差で首位打者にはなれず。70試合(297打席)・20本 52打点 1盗塁 という成績。昨年DeNAに入ったシリアコが、68試合(274打席)15本 53打点 1盗塁 .332厘 という成績でしたから、かなり近いタイプではないのでしょうか。シリアコよりもワンランクコンタクト能力があり、若干実戦で本塁打が打てるタイプかと。守備に不安のあるシリアコに比べると、外野ならそれなりに守れるという魅力もあります。保険外人としては、面白いかもしれません。

岡下 大将(BC福島・26歳)三塁 184/76 右/右

昨年は打撃部門で外人勢と上位で争っていた、リーグを代表する強打者。今季はやや地味な感じですが、69試合(261打数) 9本 33打点 11盗塁 打率.291厘 という成績に。この試合では途中から出場し2打席ほどでしたが、内角の球を力でもってゆきライト前にとパワーのあるところを魅せていました。今季の成績は昨年ほどではないのですが、打撃はBCでも上位の強打者であることは変わりません。気になるのは、14失策の守備の安定感。昨年あれだけの内容を示しながら指名漏れしており、今年何か大きな上積みがあるのかと言われると疑問なだけに、推せる材料が不足していることは否めません。年齢的にも26歳だということで、そろそろラストチャンスの年ではないのでしょうか。好いものを持っているだけに、何処かに指名されないかとは思っている一人です。

河本 光平(BC富山・23歳)二塁 168/72 右/左

きっちり叩けるスイングで、一塁までの塁間も4.0秒前後で走り抜けるまずまずの脚力があります。この試合では、レフト線を抜けるツーベースを放ったりもしていました。リーグでは、71試合(270打数) 3本 29打点 12盗塁 打率.300厘 を記録。二塁手としては平凡かとは思ったのですが、リーグ戦で21失策は気になる材料。今日見ていた選手の中では好いものを持っていそうという感じは受けましたが、育成でも指名があるのかは微妙かとは思います。しかし独立リーグの選手は、成績よりも何処に可能性を見出すかにかかっているので、それほど現時点での成績は重視しなくても好いと思います。

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