2017年阪神の指名を考える
2018/01/06|Category:ネタ
(阪神指名選手)
1位 馬場 皐輔(仙台大)投手 ☆☆☆
2位 高橋 遥人(亜細亜大)投手 ☆☆
3位 熊谷 敬宥(立教大)遊撃 ☆
4位 島田 海吏(上武大)外野 ☆
5位 谷川 昌希(九州三菱自動車)投手 ☆
6位 牧 丈一郎(啓新)投手 未確認
育1 石井 将希(上武大)投手 指名見送り
1位の 馬場 皐輔(仙台大)投手は、精神的な浮き沈みが試合の中でも激しい選手で、凄く良い投球をしたかと思ったら、次のイニングは崩れたりと先が読みにくいタイプ。しかし好調時の150キロ級の速球に、変化球を織り交ぜたコンビネーションがハマったときは、大学NO.1のポテンシャルを秘めている。この選手の場合、ハートが弱いのでその辺を周りがいかにフォローして行けるかではないのだろうか? うまく導けば、1年目からチームの欠かせない存在として新人王候補に入ってきても不思議ではないだろう。
2位の 高橋 遥人(亜細亜大)投手も、140キロ台後半を叩き出せる本格派左腕。勝ち味に遅い部分があり実戦力に欠けるものの、素材として大学球界でもトップクラスの左腕。1年目から即戦力となると微妙だが、育成力のある阪神が1年ぐらいかけてどう育てるか。不安定さのある本格左腕という意味では、横山雄哉的な左腕がもう一人加わったとみるのが一番スッキリくるか。
3位の 熊谷 敬宥(立教大)遊撃手は、守備・走塁は即戦力級の遊撃手。特に守備はプロでも遊撃を担える素材であり、そういった右打ちの内野手は貴重だっただけに、この評価なのだろう。問題は、アマでも弱い打撃の部分。それでも秋には、なんとかしようという意識が感じられ、最低限の打撃はできるようになってきた。またリーダーシップもあり、実力がついてくればチームに大きな影響を及ぼしそう。
4位の 島田 海吏(上武大)外野手は、天才的なハンドリングを持つ巧打者。足もアマトップクラスの脚力があり、うまくハマると貴重な戦力になりえる。気になる点をあげれば、快速選手の割に打球を転がすことができず そこで打ち上げてしまうのかよ?という打球が多いこと。なんとなく 荒波翔(DeNA)に似たタイプなのではないのだろうか。
5位の 谷川 昌希(25歳・九州三菱自動車)投手は、派手さはないが実戦形の好投手。驚くような球はないが、トータルバランスに優れている。ただしこういったタイプは、プロで先発させるにはスケール不足、小気味よく中継ぎで安定したといったタイプで、阪神のようにスケール型の本格派が多い中、リリーフで存在感を示せるかは微妙。すでに完成されている投手なので、あえて1年目から結果を求めたい。タイプ的には、ロッテにいる 大谷智久 のような感じか。
6位の 牧 丈一郎(啓新)投手は、実際の投球を確認できなかったので未確認の評価にした。しかし一部試合の映像を見る限りは、力と技を兼ね備えたかなりの素材だとみている。甲子園に来られなかった地方敗退組では一番の投手ではないかとみていたが、思いのほか評価が低かったのは、私がしっかり確認できていないがゆえの認識のズレなのだろうか? けして荒々しい素材ではなく、2,3年後ぐらいには一軍を意識できるようになるのではないのだろうか?
育成の 石井 将希(上武大)投手は、140キロ台を常時投げられる左腕投手。まだそれほど投球に奥深さはないが、数年ファームで漬け込んで、特徴が出てくれば中継ぎとして期待できるようになるかもしれない。
(阪神の指名を考える)
盤石なリリーフ陣に比べると、12勝の秋山・11勝のメッセンジャーに、6勝の能見・5勝の岩貞ぐらいまでで先発陣が弱回ってきた昨今。そういった意味では、開幕からローテーション入りしても不思議ではない馬場を、しっかり獲得できたことは大きいのではないのだろうか。
2位の高橋・育成の石井あたりの左腕は、1年目から一軍で大きな活躍というよりは、数年先を見込んだ指名。それは、高校生の牧にも同様なことがいるえる。むしろ即活躍ということを考えると、谷川は1年目から結果が求められる立場。ただし上記に書いたように、プロの先発としてはスケール的にどうか? リリーフとしてはパワー不足の点を、実戦力で何処まで補うことができるだろうか?
野手では、熊谷が大和の抜けた穴を守備で埋めるという役割を担うことになりそう。ただし我慢して起用して行けるほどの、打力があるのかには疑問が残る。こちらも本当の戦力になるには数年かかりそうで、あくまでも他の選手の刺激剤・チーム層を厚くするという役割に1年目は終始しそう。むしろ4位の島田の方が、即戦力になりえるものがある。高山俊が昨年のようにフラフラしているようだと、一気にレギュラーを奪取しても不思議ではない力量がある。また福留・糸井と高齢の外野レギュラー陣なので、最低でもバックアップになりえる人材は欲しい。そういった意味でも、良い指名だったのではないのだろうか。
実際のところは、牧も ☆☆~☆☆☆ ぐらいつけたいぐらいの印象の選手であり、今年の阪神はかなり評価していた選手を並べている印象がある。さらにチーム事情にも即していて、派手さはないが個人的には良い指名なのではないかと評価する。ちょっとどう転ぶかわからない不安要素はあるが、上手くチームの足りない部分にピタピタハマる可能性がある。来季優勝を目指そうという意欲は、指名からも伺われるドラフトではないのだろうか。
蔵の評価:☆☆☆☆
1位 馬場 皐輔(仙台大)投手 ☆☆☆
2位 高橋 遥人(亜細亜大)投手 ☆☆
3位 熊谷 敬宥(立教大)遊撃 ☆
4位 島田 海吏(上武大)外野 ☆
5位 谷川 昌希(九州三菱自動車)投手 ☆
6位 牧 丈一郎(啓新)投手 未確認
育1 石井 将希(上武大)投手 指名見送り
1位の 馬場 皐輔(仙台大)投手は、精神的な浮き沈みが試合の中でも激しい選手で、凄く良い投球をしたかと思ったら、次のイニングは崩れたりと先が読みにくいタイプ。しかし好調時の150キロ級の速球に、変化球を織り交ぜたコンビネーションがハマったときは、大学NO.1のポテンシャルを秘めている。この選手の場合、ハートが弱いのでその辺を周りがいかにフォローして行けるかではないのだろうか? うまく導けば、1年目からチームの欠かせない存在として新人王候補に入ってきても不思議ではないだろう。
2位の 高橋 遥人(亜細亜大)投手も、140キロ台後半を叩き出せる本格派左腕。勝ち味に遅い部分があり実戦力に欠けるものの、素材として大学球界でもトップクラスの左腕。1年目から即戦力となると微妙だが、育成力のある阪神が1年ぐらいかけてどう育てるか。不安定さのある本格左腕という意味では、横山雄哉的な左腕がもう一人加わったとみるのが一番スッキリくるか。
3位の 熊谷 敬宥(立教大)遊撃手は、守備・走塁は即戦力級の遊撃手。特に守備はプロでも遊撃を担える素材であり、そういった右打ちの内野手は貴重だっただけに、この評価なのだろう。問題は、アマでも弱い打撃の部分。それでも秋には、なんとかしようという意識が感じられ、最低限の打撃はできるようになってきた。またリーダーシップもあり、実力がついてくればチームに大きな影響を及ぼしそう。
4位の 島田 海吏(上武大)外野手は、天才的なハンドリングを持つ巧打者。足もアマトップクラスの脚力があり、うまくハマると貴重な戦力になりえる。気になる点をあげれば、快速選手の割に打球を転がすことができず そこで打ち上げてしまうのかよ?という打球が多いこと。なんとなく 荒波翔(DeNA)に似たタイプなのではないのだろうか。
5位の 谷川 昌希(25歳・九州三菱自動車)投手は、派手さはないが実戦形の好投手。驚くような球はないが、トータルバランスに優れている。ただしこういったタイプは、プロで先発させるにはスケール不足、小気味よく中継ぎで安定したといったタイプで、阪神のようにスケール型の本格派が多い中、リリーフで存在感を示せるかは微妙。すでに完成されている投手なので、あえて1年目から結果を求めたい。タイプ的には、ロッテにいる 大谷智久 のような感じか。
6位の 牧 丈一郎(啓新)投手は、実際の投球を確認できなかったので未確認の評価にした。しかし一部試合の映像を見る限りは、力と技を兼ね備えたかなりの素材だとみている。甲子園に来られなかった地方敗退組では一番の投手ではないかとみていたが、思いのほか評価が低かったのは、私がしっかり確認できていないがゆえの認識のズレなのだろうか? けして荒々しい素材ではなく、2,3年後ぐらいには一軍を意識できるようになるのではないのだろうか?
育成の 石井 将希(上武大)投手は、140キロ台を常時投げられる左腕投手。まだそれほど投球に奥深さはないが、数年ファームで漬け込んで、特徴が出てくれば中継ぎとして期待できるようになるかもしれない。
(阪神の指名を考える)
盤石なリリーフ陣に比べると、12勝の秋山・11勝のメッセンジャーに、6勝の能見・5勝の岩貞ぐらいまでで先発陣が弱回ってきた昨今。そういった意味では、開幕からローテーション入りしても不思議ではない馬場を、しっかり獲得できたことは大きいのではないのだろうか。
2位の高橋・育成の石井あたりの左腕は、1年目から一軍で大きな活躍というよりは、数年先を見込んだ指名。それは、高校生の牧にも同様なことがいるえる。むしろ即活躍ということを考えると、谷川は1年目から結果が求められる立場。ただし上記に書いたように、プロの先発としてはスケール的にどうか? リリーフとしてはパワー不足の点を、実戦力で何処まで補うことができるだろうか?
野手では、熊谷が大和の抜けた穴を守備で埋めるという役割を担うことになりそう。ただし我慢して起用して行けるほどの、打力があるのかには疑問が残る。こちらも本当の戦力になるには数年かかりそうで、あくまでも他の選手の刺激剤・チーム層を厚くするという役割に1年目は終始しそう。むしろ4位の島田の方が、即戦力になりえるものがある。高山俊が昨年のようにフラフラしているようだと、一気にレギュラーを奪取しても不思議ではない力量がある。また福留・糸井と高齢の外野レギュラー陣なので、最低でもバックアップになりえる人材は欲しい。そういった意味でも、良い指名だったのではないのだろうか。
実際のところは、牧も ☆☆~☆☆☆ ぐらいつけたいぐらいの印象の選手であり、今年の阪神はかなり評価していた選手を並べている印象がある。さらにチーム事情にも即していて、派手さはないが個人的には良い指名なのではないかと評価する。ちょっとどう転ぶかわからない不安要素はあるが、上手くチームの足りない部分にピタピタハマる可能性がある。来季優勝を目指そうという意欲は、指名からも伺われるドラフトではないのだろうか。
蔵の評価:☆☆☆☆
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