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4/10 東都リーグレポート2


立正大 VS 駒沢大

この試合で目立ったのは、駒大の2番手で登板した・白銀 滉大(柏日体出身・4年)右腕。サイドハンドのように重心を深く沈ませて投げるスリークォーターで、高めに145キロ前後の速球を投げ込んでくる。その球の勢いがよく、打者は思わず吊られてしまう。また低めには小さく沈むシンカーもあり、この球とのコンビネーションで安定。昨秋のリーグ戦では、防御率2位の実績も誇っている。リリーフならばプロでもという感じをさせてくれる選手であり、プロ志望ならば本会議での指名も意識できる素材だろう。

打者では、初戦で無安打に終わった 小郷 裕哉(立正大4年)右翼手が2安打を放った。また最後の打席では大きな外野フライを放つなど、ミートポイントは確かだった。少々払うような力感のないスイングは気になるが、野手の間を抜けてゆく長打の多い選手。初戦で計測したときには、一塁までの塁間が左打席から4.2秒前後と平凡だったものの、もう少し速いタイムが出るはずの選手で、走力がどの程度なのか見極めてゆきたい。

白銀 滉大(駒沢大4年)投手 179/73 右/右

小郷 裕哉(立正大4年)右翼 176/84 右/左

東洋大 VS 中央大

今年の大学生の中でも、ポテンシャルはNO.1ではないかと言い続けてきた 梅津 晃大(仙台育英出身・4年)右腕が先発。187/92 の恵まれた体格から、惚れ惚れするようなフォームで投げ込む右の本格派。普段は140キロ台前半が多いものの、力を入れて投げたときには150キロ前後を記録(MAX153キロ)する。特に素晴らしいのは、力を入れた球でも低め膝下に集まるということ。こういった選手は、なかなかいない。

変化球はフォークと右打者にはスライダーを使って来るが、まだ絶対的な威力はない。投球もシンプルな構成で、特にギアを上げるぐらいで、「間」を意識したりとか厳しいところ突くといったこともない。それでも7回を投げて2四死球と、唯一の失点もミス絡みでのもので、打たれてのものではなかった。これから間違いなくよくなるという未来像が描けるといった意味では、福祉大時代の斎藤隆 を彷彿させるような逸材だ。ドラフトでも1位入札は、決定的になった試合ではないのだろうか。

8回から東洋大は、後ろにまわった 甲斐野 央(東洋大姫路出身・4年)右腕が登場。150キロの速球だけでなく、実戦力も兼ね備えた今年の総合力NO.1投手。しかしこの日は、代わりっぱなにいきなりツーベースを打たれたり、9回にも先頭打者に本塁打を喰らうなど不用意な投球が目立った。梅津にはないピンポイントで決められるコントロールはあるものの、球威のある梅津に比べるとポカを喰らう可能性は高いのかもしれない。それでも本塁打を打たれてからはモノの違いを魅せて、最速151キロを記録。今後のシーズンで、充分に評価を不動のものにしてゆくはず。この選手は、元来は先発型でしっかりゲームメイクできるタイプ。フォークやスライダーを交えつつ、一年目から7、8勝~10勝ぐらいは期待できるものがあるだろう。順調にゆけば、秋のドラフト会議で1位競合も期待できそうで、一年目から活躍して欲しい球団からの需要が高そうだ。

梅津 晃大(東洋大4年)投手 187/92 右/右
甲斐野 央(東洋大4年)投手 185/75 右/左

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