2018年春 東都リーグレポート3
開幕週に引き続き、東都リーグ中継を元に気になった選手について取り上げたいと思います。特に今回は、開幕週に登場しなかった亜細亜大と国学院大の選手たちを中心に。
中央大 VS 亜大
亜細亜大の先発・中村 稔弥(清峰出身・4年)左腕は、秋の防御率1位にも輝いたように実績充分。球速こそ135~142キロぐらいと平凡なものの、小さめなテイクバックから出処が見難く打者はワンテンポ差し込まれる。思った以上に速球中心の配球で、左打者にはスライダー、右打者にはチェンジアップとのコンビネーションで投球を組み立てる。それほど細かいコントロールはなく、微妙な駆け引きをするといったほどでもないまま、のらりくらりとイニングを食うタイプ。特に左投手の割には左打者を苦手としている印象で、左腕の有り難みは薄い。大崩れしない先発タイプなものの、大学からプロとなると決め手に欠けるきらいがあり、各球団どう評価するだろうか? あくまでも、指名ボーダーラインの投手だとみている。秋のシーズンも含めてプロでの可能性を見極めてゆきたいが、本人はプロ志向が強いのだという。
今日圧巻だったのは、亜大の4番・頓宮 裕真(岡山理大付出身・4年)一塁手。本職の捕手での出場ではなかったが、当たったときの飛距離は圧巻の選手。そんな打撃が今日も爆発し、二打席目には速球を、三打席目にはスライダーをうまく拾って共にレフトスタンドに叩き込んだ。多少脆い部分はあるものの、パワーはプロでも一級品。また捕手としても強肩ではあるので、緊急時の捕手という第三の捕手的な役割は期待できそうだ。いずれにしても捕手としてプロに入団しても、打撃を生かしてコンバートされそうといったタイプではあるのだが。起用の幅が狭いところを各球団どうみるかではないのだろうか?シーズン通してどのぐらいの成績を残すのか注目されるが、東都に久々に現れたスラッガーだとスカウト達の注目を集めていた。
中央では開幕週に打たれたエース・伊藤 優輔(都立小山台出身・4年)右腕が、2回までは素晴らしいピッチングを披露。開幕週のような力みは感じられず、コンスタントに145キロ前後を記録し、MAXでは149キロまで到達した。決め球も右打者外角に逃げるスライダーや、フォークのような縦の変化球もあり快調だった。しかし3回に四球を出すと、一気に崩れ大量失点。またも、結果を残すことができなかった。この選手はなんとなく、社会人を経て2年後あたりに上位指名されそうなタイプといった感じがするのだが・・・。
中村 稔弥(亜細亜大4年)投手 178/84 左/左
頓宮 裕真(亜細亜大4年)捕手 182/98 右/右
伊藤 優輔(中央大4年)投手 179/80 右/右
駒沢大 VS 国学院大
国学院の先発・清水 昇(帝京出身・4年)右腕は、絵に描いたような本格派。球速はコンスタントに140キロ台を記録し、MAXで146キロを記録。リリーフならば、150キロ級を投げられる能力を持っている。変化球もカーブ・スライダー・フォークなど一通りあり、とくに悪いところもなければ、特筆すべきところもないといったバランス型。イメージ的には同姓の ロッテなどで活躍した 清水 直行 的な投手だろうか。大学からのドラフト指名は濃厚で、中位ぐらいでの指名があっても不思議ではない。何か、自分の特徴や色を出して行きたい。
駒大では、捕手の 長 壱成(智弁和歌山出身・4年)捕手が、攻守にバランスが取れている。大学からプロといった匂いはあまりして来ないのだが、強豪社会人でも野球を続けて行ける素材だろう。東都の4年生捕手の中では、一番の実力者ではないのだろうか。
清水 昇(国学大4年)投手 180/80 右/右
長 壱成(駒沢大4年)捕手 181/76 右/右
中央大 VS 亜大
亜細亜大の先発・中村 稔弥(清峰出身・4年)左腕は、秋の防御率1位にも輝いたように実績充分。球速こそ135~142キロぐらいと平凡なものの、小さめなテイクバックから出処が見難く打者はワンテンポ差し込まれる。思った以上に速球中心の配球で、左打者にはスライダー、右打者にはチェンジアップとのコンビネーションで投球を組み立てる。それほど細かいコントロールはなく、微妙な駆け引きをするといったほどでもないまま、のらりくらりとイニングを食うタイプ。特に左投手の割には左打者を苦手としている印象で、左腕の有り難みは薄い。大崩れしない先発タイプなものの、大学からプロとなると決め手に欠けるきらいがあり、各球団どう評価するだろうか? あくまでも、指名ボーダーラインの投手だとみている。秋のシーズンも含めてプロでの可能性を見極めてゆきたいが、本人はプロ志向が強いのだという。
今日圧巻だったのは、亜大の4番・頓宮 裕真(岡山理大付出身・4年)一塁手。本職の捕手での出場ではなかったが、当たったときの飛距離は圧巻の選手。そんな打撃が今日も爆発し、二打席目には速球を、三打席目にはスライダーをうまく拾って共にレフトスタンドに叩き込んだ。多少脆い部分はあるものの、パワーはプロでも一級品。また捕手としても強肩ではあるので、緊急時の捕手という第三の捕手的な役割は期待できそうだ。いずれにしても捕手としてプロに入団しても、打撃を生かしてコンバートされそうといったタイプではあるのだが。起用の幅が狭いところを各球団どうみるかではないのだろうか?シーズン通してどのぐらいの成績を残すのか注目されるが、東都に久々に現れたスラッガーだとスカウト達の注目を集めていた。
中央では開幕週に打たれたエース・伊藤 優輔(都立小山台出身・4年)右腕が、2回までは素晴らしいピッチングを披露。開幕週のような力みは感じられず、コンスタントに145キロ前後を記録し、MAXでは149キロまで到達した。決め球も右打者外角に逃げるスライダーや、フォークのような縦の変化球もあり快調だった。しかし3回に四球を出すと、一気に崩れ大量失点。またも、結果を残すことができなかった。この選手はなんとなく、社会人を経て2年後あたりに上位指名されそうなタイプといった感じがするのだが・・・。
中村 稔弥(亜細亜大4年)投手 178/84 左/左
頓宮 裕真(亜細亜大4年)捕手 182/98 右/右
伊藤 優輔(中央大4年)投手 179/80 右/右
駒沢大 VS 国学院大
国学院の先発・清水 昇(帝京出身・4年)右腕は、絵に描いたような本格派。球速はコンスタントに140キロ台を記録し、MAXで146キロを記録。リリーフならば、150キロ級を投げられる能力を持っている。変化球もカーブ・スライダー・フォークなど一通りあり、とくに悪いところもなければ、特筆すべきところもないといったバランス型。イメージ的には同姓の ロッテなどで活躍した 清水 直行 的な投手だろうか。大学からのドラフト指名は濃厚で、中位ぐらいでの指名があっても不思議ではない。何か、自分の特徴や色を出して行きたい。
駒大では、捕手の 長 壱成(智弁和歌山出身・4年)捕手が、攻守にバランスが取れている。大学からプロといった匂いはあまりして来ないのだが、強豪社会人でも野球を続けて行ける素材だろう。東都の4年生捕手の中では、一番の実力者ではないのだろうか。
清水 昇(国学大4年)投手 180/80 右/右
長 壱成(駒沢大4年)捕手 181/76 右/右
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