2018年(17) 5/2 東都リーグレポート
2018/05/02|Category:観戦記
すでに動画中継では、一通り有望選手のレポートを終えている東都リーグ。梅津 晃大(東洋大)の投球を生でみたいと、神宮球場まで足を運びました。しかし先週怪我のため登板回避した梅津は、翌週には登板させると監督が発言。しかしこの日もベンチには入っておらず、登板がないまま終わります。
駒大 VS 東洋大
その東洋大の先発は、村上 頌樹(智弁学園出身・2年)右腕。センバツ大会で優勝投手に輝いた好投手で、170センチ台の中盤の体格ながら140キロ台(MAX144キロ)の速球を中心に。テンポよく試合を作ってゆきます。しかし5点をリードしていた東洋ですが、5回ぐらいから村上が捉えられて雲行きが怪しくなってゆきます。
8回になると絶対的守護神・甲斐野 央(東洋大姫路出身・4年)右腕を投入。少し小さめなテイクバックながらでも、コンスタントに150キロ前後~MAX96マイル・154キロキロを記録。球速の割にボールに威圧感がなく、合わされやすい球なのは相変わらず。この日も153キロの速球を、芯で捉えられてのライナーなどもありました。しかし純粋に150~155キロ級の球速を連発できるスピード能力は、今年のアマチュアでもNO.1でしょう。神宮のガンでも、154キロを何球も連発していました。彼の場合は、球速ほどボールが速く感じられないわけではなく、ボールは速く見えるけれど合わされやすいといったタイプです。
そのため速球には勢いが感じられるので、小さく横滑りするスライダーやフォークでも、空振りが誘えるということ。甲斐野の良さは、けして速球が速いだけでなく、こういった変化球を織り交ぜたコンビネーションで打ち取るタイプです。速球をガンガン続けて、力でねじ伏せる投手ではありません。しかしこういったタイプで155キロ級を出せる選手は、今までのアマチュア球界では記憶にありません。そういったところに、この選手の付加価値があるのではないのでしょうか。いずれにしても秋のドラフトでは、1位競合になるのではないかとみています。
駒大では、4回から 白銀 滉大(柏日体出身・4年)右腕を投入。彼の力投が、5点差から同点タイに追いつく流れを作ったのは間違いありません。割合よっこらしょと投げる重心の低いスリークォーター。球速は140キロ前後~中盤ぐらいなのですが、高めの速球には球威と球速・勢いを感じます。気持ちのこもったボールを投げ込むので、力で要所を踏ん張ることができます。変化球は、スライダーにシンカー。それほど細かさやゲームメイクできる投球術はありませんが、短いイニングならば心身共にタフなので面白いのではと実感。タフな中継ぎが欲しい球団には、下位指名でも獲得できる即戦力候補になりえる投手かと思います。
東洋の4番・中川 圭太(PL学園出身・4年)二塁手は、気持ちの強さを感じさせる強打者。特に第一打席に、内角低めの球をうまくすくってレフトスタンドへの一発は圧巻。打席での集中力にも優れ、プロ向きのマインドだと感じます。右打ちの二塁手ということもあり、需要もそれなりにあるかと。ただし二塁手としては、キャッチングまでは好いものの、送球が乱れるケースが多いのが気になりました。スナップが非常に強いので、小さな動作からで素早くショートあたりに送球できるので、プロでも多くの併殺を期待できるのかなという気はしました。ドラフト順位としては下位指名になると思いますが、本人のプロ志向が強いのならば本会議中で名前が呼ばれそう。
前回の動画レポートと重複する内容も多いのですが、改めて生で確認してこの3人のプロの可能性を感じた生観戦となりました。あと何人か東都では生で確認したいので、今後も2日ほど足を運ぼうと思っています。
甲斐野 央(東洋大4年)投手 185/75 右/左
中川 圭太(東洋大4年)二塁 180/75 右/右
白銀 滉大(駒沢大4年)投手 179/73 右/右
駒大 VS 東洋大
その東洋大の先発は、村上 頌樹(智弁学園出身・2年)右腕。センバツ大会で優勝投手に輝いた好投手で、170センチ台の中盤の体格ながら140キロ台(MAX144キロ)の速球を中心に。テンポよく試合を作ってゆきます。しかし5点をリードしていた東洋ですが、5回ぐらいから村上が捉えられて雲行きが怪しくなってゆきます。
8回になると絶対的守護神・甲斐野 央(東洋大姫路出身・4年)右腕を投入。少し小さめなテイクバックながらでも、コンスタントに150キロ前後~MAX96マイル・154キロキロを記録。球速の割にボールに威圧感がなく、合わされやすい球なのは相変わらず。この日も153キロの速球を、芯で捉えられてのライナーなどもありました。しかし純粋に150~155キロ級の球速を連発できるスピード能力は、今年のアマチュアでもNO.1でしょう。神宮のガンでも、154キロを何球も連発していました。彼の場合は、球速ほどボールが速く感じられないわけではなく、ボールは速く見えるけれど合わされやすいといったタイプです。
そのため速球には勢いが感じられるので、小さく横滑りするスライダーやフォークでも、空振りが誘えるということ。甲斐野の良さは、けして速球が速いだけでなく、こういった変化球を織り交ぜたコンビネーションで打ち取るタイプです。速球をガンガン続けて、力でねじ伏せる投手ではありません。しかしこういったタイプで155キロ級を出せる選手は、今までのアマチュア球界では記憶にありません。そういったところに、この選手の付加価値があるのではないのでしょうか。いずれにしても秋のドラフトでは、1位競合になるのではないかとみています。
駒大では、4回から 白銀 滉大(柏日体出身・4年)右腕を投入。彼の力投が、5点差から同点タイに追いつく流れを作ったのは間違いありません。割合よっこらしょと投げる重心の低いスリークォーター。球速は140キロ前後~中盤ぐらいなのですが、高めの速球には球威と球速・勢いを感じます。気持ちのこもったボールを投げ込むので、力で要所を踏ん張ることができます。変化球は、スライダーにシンカー。それほど細かさやゲームメイクできる投球術はありませんが、短いイニングならば心身共にタフなので面白いのではと実感。タフな中継ぎが欲しい球団には、下位指名でも獲得できる即戦力候補になりえる投手かと思います。
東洋の4番・中川 圭太(PL学園出身・4年)二塁手は、気持ちの強さを感じさせる強打者。特に第一打席に、内角低めの球をうまくすくってレフトスタンドへの一発は圧巻。打席での集中力にも優れ、プロ向きのマインドだと感じます。右打ちの二塁手ということもあり、需要もそれなりにあるかと。ただし二塁手としては、キャッチングまでは好いものの、送球が乱れるケースが多いのが気になりました。スナップが非常に強いので、小さな動作からで素早くショートあたりに送球できるので、プロでも多くの併殺を期待できるのかなという気はしました。ドラフト順位としては下位指名になると思いますが、本人のプロ志向が強いのならば本会議中で名前が呼ばれそう。
前回の動画レポートと重複する内容も多いのですが、改めて生で確認してこの3人のプロの可能性を感じた生観戦となりました。あと何人か東都では生で確認したいので、今後も2日ほど足を運ぼうと思っています。
甲斐野 央(東洋大4年)投手 185/75 右/左
中川 圭太(東洋大4年)二塁 180/75 右/右
白銀 滉大(駒沢大4年)投手 179/73 右/右
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