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プロ野球ドラフトサイト「迷スカウト」の管理人・蔵建て男が、日本中を駆け巡り本音でトーク!
2018年(20) 大学日本選抜平塚合宿2
合宿最終日だった今日は、日本代表メンバーが決定致しました。しかしながら、初日のレポートを続けます(汗)

佐々木 健(富士大4年)投手 178/80 左/左

元々北海道・東北地区には有力左腕が多かったのですが、この春一気に評価を高めた速球派です。先発しても常時140~中盤を連発できるスピード能力があり、スライダー・チェンジアップのキレ・精度も悪くありません。この日の最速は、マイガンで91マイル・146キロで平塚ガンでは152キロまで到達。三振と2つのゴロで仕留めるなど、持ち味は発揮できていたように思います。似たタイプの 田中 誠也(立教大3年)が選ばれたので、そこで落選となったということか。それでもドラフトでは貴重な速球派左腕であり、3位以内ぐらいでは充分指名される可能性があるのではないのでしょうか。イメージ的には、上から投げていたアマ時代の 高宮 和也 を彷彿とさせるタイプです。

飯嶋 海斗(東海大4年)投手 185/74 左/左

大きく一塁側に踏み出してから、サイドハンドで投げ込む変則左腕。特に左打者に対して、強さを発揮するタイプの投手です。ちょっと席を外している間に試合が進んでおり、球速は計測せず。平塚ガンでは、145キロが最速でした。大学選手権やリーグ戦でも、135~140キロ台前半ぐらい。球威・球速という意味ではやや物足りませんが、低めで微妙に出し入れできる制球力・投球術が持ち味。この日は佐藤輝明(近大)にライト前にヒットを打たれたり、四球を出したりと持ち味を充分には発揮できませんでした。ドラフト候補としては、指名ボーダーレベル。左殺しとして、下位指名~育成あたりの指名ならばあっても不思議ではありません。限られた投手陣でやりくりしないといけない大会では、なかなか使い方が限定されてしまう選手は選出し難かったのかもしれません。

上茶谷 大河(東洋大4年)投手 181/85 右/右

昨年まで実績に乏しかったのですが、今年一気に東洋大のエースに昇りつめた本格派。今春のリーグ戦では、6勝2敗 防御率 2.29(リーグ2位)という好成績をあげ注目されます。この日もマイガンで92マイル・148キロを記録し、平塚ガンでも149キロに到達。リーグ戦の激闘の影響が心配されましたが、球威と球質を兼ね備えた速球にスライダーやフォークを交えつつ見事にリフレッシュされていました。この日登板した投手の中では、松本航(日体大)と共に最も良かったと思います。それでも代表に選出されなかったのは、事情をよく知る生田(亜大・代表監督)氏が、彼の将来を考えて無理させないためだったのではないか邪推します。ゲームメイクできる、典型的な先発タイプ。ドラフト会議では1位指名競合が予想され、開幕ローテーション入りが期待できる数少ない存在です。

津森 宥紀(東北福祉大3年)投手 177/80 右/右

ガッチリした体格から繰り出す、速球派のサイドハンドです。元々はメンバー入りしていませんでしたが、大学選手権での活躍が認められ臨時招集されました。同大会では、18回2/3イニングを投げて、自責点0で大会MVPを獲得。マイガンでは89マイル・143キロ程度でしたが、平塚ガンではスライダー・シンカー織り交ぜつつ149キロまで記録。しかし3四球を出すなど、大会の直後の影響か?内容はイマイチでした。その後の試合でアピールしたのか? 大学選手権の内容を評価されたのかはわかりませんが、代表に選出されました。いずれにしても、来年のドラフト候補としてマークできる一人なのは間違いありません。

小郷 賢人(東海大2年)投手 180/80 右/右

小さめなテイクバックから、150キロ台の速球を連発してきます。今春のリーグ戦では、リリーフとして8試合に登板して自責点0。大学選手権でも1試合の登板も無失点で、この春は1点も取れておりません。あまり回転の良くない真っ直ぐなので、打者の空振りを誘うというよりも詰まらせる球質。それでいて強烈なフォークボールがあり、この球で三振を奪います。この春は、11回1/3イニングで奪三振は22個。マイガンでも96マイル(155キロ)を記録しましたが、平塚ガンでも同じく155キロに到達し代表メンバーに選出されました。まさに今が旬といった感じで、2年後どうなっているかはわかりません。しかし当然2年後の上位候補として、意識できる存在なのは間違いありません。現状は、速球とフォークの投手なので完全にリリーフタイプです。

三浦 瑞樹(東北福祉大1年)投手 175/71 左/右

左サイドハンドの技巧派・岩田 将貴(九州産業大2年)の代表辞退で、急遽招集された日本一メンバーの一人。しかしその投球は、比較的オーソドックスなサウスポー。今春のリーグ戦では2試合・3イニングを無失点。大学選手権でもリリーフで2試合に登板したのみと、実績には欠けます。それでも1年生ということで、次回以降への期待も込められていたのかもしれません。球速はマイガンで88マイル・142キロであり、平塚ガンでは147キロを記録。左腕らしく、スライダーやチェンジアップ系のボールを織り交ぜます。2本のヒットにエラーなども絡み、犠牲フライで失点を許します。この経験を糧に、どんな成長を遂げてゆくのか楽しみです。

若山 蒼人(中部学院大4年)投手 188/85 右/右

大型の下手投げ投手で、私自身見たことがなかったので一番の目的でした。この春のリーグ戦では、3勝2敗 防御率 1.42 で、岐阜リーグのMVPを獲得。下手投げなので、130キロ前後ぐらいの球速でMAX132キロ。下手らしい浮き上がる球筋があるのは良かったのですが、先頭打者に四球後ボークを出すなど不安定な内容。それでも、その後の打者を連続三振に仕留め無失点に抑えます。こういったタイプにしては、あまり細かいコントロールがないのが気になりました。国際大会で一人は入れてみたいという希望もあったのかもしれませんが、力及ばず落選。本人がプロ志望かはわかりませんが、プロでも貴重なタイプだけに育成あたりならばという気もしなくはありません。ただし実績も残した選手なので、育成扱いならば有力社会人に進むのではないのでしょうか。

平川 裕太(国際武道大4年)投手 171/72 右/右

小柄ながら指先でしっかりボールが切れるリリースが魅力で、質の良い真っ直ぐとシンカーを武器にする好投手。今春のリーグ戦では、10試合に登板し 防御率 1.13(リーグ1位)を記録。大学選手権の立命館大戦では完封勝利をあげ、追加招集されました。マイガンでは90マイル・145キロぐらいでしたが、平塚ガンでは150キロ前後を連発しMAX151キロ。力みからか四球を連発したり三振を奪ったりと不安定で、元来の実戦的なところまではアピールできませんでした。普段は小柄ながら、ゲームメイクできる実戦派で、低い順位でも即戦力になりえる穴っぽい候補として注目しています。ただしこの試合、ランナーを出すとノーマークで盗塁をされ放題だったのは正直気になりました。大学選手権でもクィックが1.3秒ぐらいでまともにできていませんでした。こういったところを修正してからでも、プロ入りは遅くないという判断がされるかもしれません。

甲斐野 央(東洋大4年)投手 183/83 右/右

いまのアマチュア球界でも、球速的には安定してもっと速い球を投げる投手です。今週のリーグ戦では、リリーフにまわり8試合に登板、防御率 1.80 という成績でした。しかしこの投手、3年秋には 5勝1敗 防御率 2.06(リーグ2位)の成績を、先発としても確かな実績の持ち主でもあります。チームで最も信頼できる投手を、いつでも送り込めるようにという考えた起用だったのではないのでしょうか。この試合では、マイガンで95マイル・153キロ記録し、平塚ガンでは154~156キロを連発。改めて、球速能力の高さを示します。その一方で、上川畑 大悟(日大)に四球を出すなど、コントロールはアバウトな印象を受けました。そうこの投手は、リリーフになると力任せになり制球が乱れる傾向にあります。先発の時のようなまとまりのある実戦派から、かなりイメージとは違う粗っぽい投球になるのです。そして合わされやすいのか? 球速は破格でも打ち返されてしまうケースが少なくありません。この日もボールが先行するなか、武器である大きく横滑りするスライダーでカウントを整え立て直す場面がしばしばし見られました。しかし今春のリーグ戦の消耗も少なめだったので、代表に選出されたのは嬉しいところ。疲労が心配な上茶谷、怪我明けの梅津ではなく、この甲斐野が代表に選ばれた意味は大きいと思います。3人とも1位指名が有力な選手たちですが、彼らの中でも実力がNO.1であることを、世界を舞台に示して欲しいところです。

菅田 大介(奈良産業大3年)投手&外野 187/82 左/左

強烈な打球を放つ、強打の外野手として注目されている選手です。しかし投手としても、140キロ台を記録できるサウスポーとして、平塚合宿でも最後に登場しました。球速は、マイガンで88マイル・142キロで、平塚ガンでは144キロを記録。先頭打者を死球で出してしまいましたが、続く打者を併殺に。最後の打者もセカンドゴロに抑え、なんとか無失点で終えました。投手としては左腕から140キロ台を記録できるというところに希少価値はありますが、現状それ以外に特筆すべきものはありません。来年候補としてあげるとすれば、やはり野手の才能の方ではないかと思います。どの程度投手としては、今後経験を積んでゆくかではないのでしょうか。本格的に投球に専念したら、どうなるのかは気になるところですが。

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