7/7・7/8 夏の予選レポート
2018/07/08|Category:未分類
西日本の天候悪化により日程の変更もあったものの、この週末から全国的に夏の高校野球県予選が本格化してきました。その中で週末に見た選手の中で、気になった選手について触れて行きたいと思います。
7/7 (土)
この日に注目したのは、群馬大会で行われた 西邑楽 VS 利根商 の対決。西邑楽の先発・冨山 弘貴(3年)右腕は、少し前に倒れ込んで投げるようなスリークォーター。けして力を入れなくてもコンスタントに130キロ台記録し、力を入れれば130キロ台後半ぐらいを記録していそうな勢いのある真っ直ぐを投げ込んできました。ストライクをとるスライダーと、ボールゾーンに切れ込む縦の切れ込むスライダーとを使いわけ、他にも緩いカーブやシンカー系のボールもあるよう見えます。元々この投手に注目したのは、MAXで140キロ台を記録すると訊いていたから。その片鱗は、この日の登板でも感じられました。地方リーグの実力校あたりに進んで、野球への熱意を失わないで精進すれば、コンスタントに140キロ台~中盤ぐらいは出せるような投手になっても不思議はありません。また何処かで、出会ってみたいと思わせてくれる好投手でした。
この日他に気になったのは、長崎大会で投げていた 山下 椋也(九州文化学園3年)右腕という投手。ガッチリした体格から、130~135キロぐらいの重い球を投げ込んでいた。後で知ったのだけれども、終わってみれば6回を投げ3四死球を出しながらも、参考記録ながらノーヒットノーランを達成していたという。彼も身体に力があり、九州の大学あたりで野球を続けて行ければ、もっと凄い球を投げられるようになるかもしれないという余力が感じられた。
7/7 は、この日が開幕の県も多かったり、まだ大会序盤ということでドラフト候補云々という選手には出会えなかった。
7/8(日)
翌日も、群馬大会から。健大高崎の 山下 航汰(3年)左翼手は、一番打者として出場。内角の球は強引に引っ張って強烈な打球を、外角の球は大きな飛球を飛ばすなどコースによって打球が変わってくる。内角に食い込んでくる難しいスライダーをいきなりライト線にツーベース。さらにセンターオーバーの長打を放つなど、打撃の非凡さを魅せた。技術とパワーを兼ね備えた打者で、打席でも力みが感じられずパワーに頼った打撃ではないところが印象的。ボールを呼び込む形や目の良さもあり、打撃に関しては間違いなくドラフト級。問題は、やはり左翼や一塁を務めるように守備の部分だろうか。チームの一番を務めるように、ベースランニングを見る限り走力も悪くなく、スカウトはその辺をどうみるかだろう。それでもプロ志望届けを提出したら、何かしらの形で指名されるのではないのだろうか。174/77 と思ったよりも身体は大きくはなく、なんとなくタイプ的に長距離砲というよりも、丸 佳浩(広島)のような中距離打者になるのではないかという気もしてくる。打撃に関しては、高校通算70本を越えており丸以上に長打力はありそうだが。
またグラブ捌きが見事な 大柿 廉太郎(健大高崎3年)捕手は、強肩・強打が元々評判だった選手。しかしテンポの良いリード、キャッチングの上手さも考えると、ドラフト候補に入ってくる選手かもしれない。今後の試合でも、注視してみたい捕手だった。また父親が広島のスカウトでもある 高山 遼太郎(健大高崎3年)三塁手も興味深い。ボールに角度をつけて飛ばすのが上手い選手で、この試合でも見事にスタンドに叩き込んで魅せた。三塁守備も含めて、レベルがどこにあるのか見極めてゆきたくなる気になる存在。いずれにしても健大高崎の打線は、関東でも指折りの破壊力を持っている。投手陣が上手くたちまわれば、甲子園でも上位を狙える大型チームだった。
その他では、清田 大貴(佐世保南3年)右腕も、、少しもっさりしているが135キロぐらいの重い球を投げ込んでくる。馬力もありそうなので、九州の大学などに進めば将来大化けするかもしれない。また北神奈川大会の開幕戦に登場してきた 寒河江 翔(大師3年)右腕も、スラッとした投手体型でキレの好いボールを投げ込んでいた。神奈川の公立校の投手としては上位レであり、初戦で消えてしまうのは残念。彼もそれなりの大学で才能を磨けば、140キロ台のストレートと切れ味鋭いスライダーを武器に注目されるような存在になれる可能性を秘めている。
この二日間の中では、健大高崎の野手3人がドラフト候補としてマークできる素材だった。特に 山下 航汰 は、高校からのプロ入りをグッと近づけた印象。果たして今後の試合で、どのようなアピールを続けてくれるのか注目して頂きたい。
7/7 (土)
この日に注目したのは、群馬大会で行われた 西邑楽 VS 利根商 の対決。西邑楽の先発・冨山 弘貴(3年)右腕は、少し前に倒れ込んで投げるようなスリークォーター。けして力を入れなくてもコンスタントに130キロ台記録し、力を入れれば130キロ台後半ぐらいを記録していそうな勢いのある真っ直ぐを投げ込んできました。ストライクをとるスライダーと、ボールゾーンに切れ込む縦の切れ込むスライダーとを使いわけ、他にも緩いカーブやシンカー系のボールもあるよう見えます。元々この投手に注目したのは、MAXで140キロ台を記録すると訊いていたから。その片鱗は、この日の登板でも感じられました。地方リーグの実力校あたりに進んで、野球への熱意を失わないで精進すれば、コンスタントに140キロ台~中盤ぐらいは出せるような投手になっても不思議はありません。また何処かで、出会ってみたいと思わせてくれる好投手でした。
この日他に気になったのは、長崎大会で投げていた 山下 椋也(九州文化学園3年)右腕という投手。ガッチリした体格から、130~135キロぐらいの重い球を投げ込んでいた。後で知ったのだけれども、終わってみれば6回を投げ3四死球を出しながらも、参考記録ながらノーヒットノーランを達成していたという。彼も身体に力があり、九州の大学あたりで野球を続けて行ければ、もっと凄い球を投げられるようになるかもしれないという余力が感じられた。
7/7 は、この日が開幕の県も多かったり、まだ大会序盤ということでドラフト候補云々という選手には出会えなかった。
7/8(日)
翌日も、群馬大会から。健大高崎の 山下 航汰(3年)左翼手は、一番打者として出場。内角の球は強引に引っ張って強烈な打球を、外角の球は大きな飛球を飛ばすなどコースによって打球が変わってくる。内角に食い込んでくる難しいスライダーをいきなりライト線にツーベース。さらにセンターオーバーの長打を放つなど、打撃の非凡さを魅せた。技術とパワーを兼ね備えた打者で、打席でも力みが感じられずパワーに頼った打撃ではないところが印象的。ボールを呼び込む形や目の良さもあり、打撃に関しては間違いなくドラフト級。問題は、やはり左翼や一塁を務めるように守備の部分だろうか。チームの一番を務めるように、ベースランニングを見る限り走力も悪くなく、スカウトはその辺をどうみるかだろう。それでもプロ志望届けを提出したら、何かしらの形で指名されるのではないのだろうか。174/77 と思ったよりも身体は大きくはなく、なんとなくタイプ的に長距離砲というよりも、丸 佳浩(広島)のような中距離打者になるのではないかという気もしてくる。打撃に関しては、高校通算70本を越えており丸以上に長打力はありそうだが。
またグラブ捌きが見事な 大柿 廉太郎(健大高崎3年)捕手は、強肩・強打が元々評判だった選手。しかしテンポの良いリード、キャッチングの上手さも考えると、ドラフト候補に入ってくる選手かもしれない。今後の試合でも、注視してみたい捕手だった。また父親が広島のスカウトでもある 高山 遼太郎(健大高崎3年)三塁手も興味深い。ボールに角度をつけて飛ばすのが上手い選手で、この試合でも見事にスタンドに叩き込んで魅せた。三塁守備も含めて、レベルがどこにあるのか見極めてゆきたくなる気になる存在。いずれにしても健大高崎の打線は、関東でも指折りの破壊力を持っている。投手陣が上手くたちまわれば、甲子園でも上位を狙える大型チームだった。
その他では、清田 大貴(佐世保南3年)右腕も、、少しもっさりしているが135キロぐらいの重い球を投げ込んでくる。馬力もありそうなので、九州の大学などに進めば将来大化けするかもしれない。また北神奈川大会の開幕戦に登場してきた 寒河江 翔(大師3年)右腕も、スラッとした投手体型でキレの好いボールを投げ込んでいた。神奈川の公立校の投手としては上位レであり、初戦で消えてしまうのは残念。彼もそれなりの大学で才能を磨けば、140キロ台のストレートと切れ味鋭いスライダーを武器に注目されるような存在になれる可能性を秘めている。
この二日間の中では、健大高崎の野手3人がドラフト候補としてマークできる素材だった。特に 山下 航汰 は、高校からのプロ入りをグッと近づけた印象。果たして今後の試合で、どのようなアピールを続けてくれるのか注目して頂きたい。
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