7/9(月) の予選レポート
2018/07/09|Category:個別寸評
7/9(月)
今日も、群馬大会から注目。健大高崎と並ぶ逸材が揃っている市太田商が登場。中でも、今井 大輔(3年)遊撃手は、有力なドラフト候補。一歩目の反応鋭さが際立ち、軽快な守備はドラフト級であることを実感させられた。その一方で打撃に関しては、ドラフト候補としてはスイングの凄み、ボールを見極める眼、当て勘など物足りない。守備を評価してプロ入りしても、打撃では相当苦労するのではないかという気がする。また意識的に、高校からプロという集中力・プレーのこだわりが感じられず、個人的には高校からプロ入りには疑問が残った。もう少し何試合か見て判断したいが、指名確実だと言えるほど絶対的なものはなかった。
またチームメイトの 大戸 涼輔(3年)右腕も、185/81の恵まれた体格の投手。135キロ前後の速球とスライダーを投げ込むが、まだまだ未完成で現時点ではドラフト候補云々のレベルではなかった。また捕手の山村 航大(3年)捕手も好捕手ではあるが、ドラフト候補とかそういった凄みのある素材ではない。現状ドラフト候補として観られるのは、市立太田の中では上記に記した 今井 大輔 をどうみるかだろう。
対戦相手の渋川青翠の先発・戸川 竜登(3年)右腕も、MAXで140キロを越えてくる投手だという話し。確かにコンスタントに135キロ前後~後半ぐらいは出ていそうで、内容的には大戸(市太田)以上だった。ストレートは結構バラツキのある投手だが、スライダーでしっかりカウントが整えられる。ぜひ大学でも、野球を続けて欲しい。
一方登板こそなかったが、岩手大会に出場していた 滝田 丞(一関学院3年)一塁手のスイングは素晴らしかった。第一打席でライトスタンドに叩き込んだと思ったら、続く打席では左中間を破る長打を放つ。スイングの弧が大きく、福留孝介(阪神)のような打撃は非凡だった。エースで4番の二刀流として注目さるが、次回は投手としての才能も確認してみたい。打撃に関しては、今日みた選手の中では一番だった。
熊本大会では、熊本工業の 綾 晃平(3年)遊撃手の守備が光っていた。もう少し大会が進んだら、打撃も含めてじっくりみてみたいセンス溢れる好選手。また長崎大会では、熊谷 有人(長崎東3年)右腕が、少々アーム式なだったものの、135~140キロ級の勢いのある速球とスライダーで延長線までもつれ込む接戦を制した。
また私は未確認だったが、大井 峻平(長崎西3年)右腕も、なかなかの投手だったという評判で、次回の登板をぜひ確認してみたい140キロ右腕。また福岡では、南福岡屈指の素材と言われる 小江 光樹(朝倉3年)右腕にもスカウトが集まっていたということで、この夏にぜひ確認してみたい一人だった。
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