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プロ野球ドラフトサイト「迷スカウト」の管理人・蔵建て男が、日本中を駆け巡り本音でトーク!

7/12(木) 予選レポート

今日は、まず長崎大会で優勝候補の波佐見の試合を観戦。波佐見の先発・山口 祥輝(3年)右腕は、テンポよく140キロ前後の勢いと球威を兼ね備えた速球をズバズバ投げ込んでくる。変化球は、カーブ・スライダーなど。体格は176センチと中背の馬力型で、どことなく波佐見の先輩である 松田 遼馬(阪神)を彷彿とさせる馬力型。試合中盤以降勢いが鈍ったり、アバウトな部分が出て失速。高卒プロとなると厳しいが、大学などでも存在感を示せる可能性が高い速球派だった。

また注目された 内野 裕太(波佐見3年)三塁手は、ホームラン性のファールを打ったりと強打者の片鱗は見せたものの、この試合では充分な結果を残せず。長崎県下屈指のスラッガーで、今後の試合次第といった感じに留まった。守備・走塁でのアピールに欠ける部分があり、その辺をもう少し今後の試合で注視してみたい。

私の地元・神奈川大会では、優勝候補の星槎国際湘南がテレビ中継に登場。特に3番・小倉 健太朗・松下 壮悟 の中軸は、神奈川県下を代表する二人。しかし二人とも初戦で固くなっていたのか、スイングに力みが感じられ結果はもう一つ。小倉 健太朗(3年)中堅手は、最終打席でようやく三遊間を破るヒット。一塁までの塁間を右打席から4.5秒前後(左打者換算で4.25秒前後)と走力は、やや物足りない。中堅守備・肩などは下級生の頃から目を惹くものはあったのだが。また 松下 壮悟(3年)一塁手も、長打を打とうとスイングが大振りで、打球は強烈だが結果はもう一つ。ライト前に一本打ち返したので、力みが消えるであろう次戦以降に二人の真価は問われそうだ。今日見た感じでは、やはり大学タイプとの印象は否めなかった。

私はこのあと生観戦で、横浜スタジアムに。ここでのお目当ては、松本 恭也(鶴見大付3年)一塁手のプレーを視察に。188/82 の恵まれた体格を活かした右の強打者で、高校通算25本以上を放つ打球の角度が魅力。今日もライトにきっちりフライを飛ばしたり、内角の難しい球をうまく畳んでレフト線へツーベースを放つなど強打者の片鱗は見せていた。しかし下級生の頃はもっと違うポジションを守っていたような記憶があるが、守備位置は一塁。おまけに足を痛めていたらしく、走塁もままならない状況だった。打つことには光るものは持っているものの、常識的にみて高校からの指名はないのではないのだろうか。地元の神奈川リーグあたりに進んで、リーグで無双して4年後を目指して欲しい。

思いのほかハマスタの試合展開が遅く、帰宅して注目のスラッガー・濵田 太貴(明豊3年)右翼手の試合を見たかったが、帰宅したときは試合も後半戦。あわや、初戦敗退もありえる展開だった。またじっくり見たかった熊本大会の文徳も、まともに見られないまま敗戦。そのほか九州では、選抜に出場した延岡学園が破れたり、春季九州大会を制した九州国際大付属も、この日で敗れるという波乱の一日だった。

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