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プロ野球ドラフトサイト「迷スカウト」の管理人・蔵建て男が、日本中を駆け巡り本音でトーク!
10/18(木) 東都1部リーグレポート
中継などでは時々確認していたのだけれども、どうしても生で確認したいと思い、この秋初めて東都に足を運びました。

第一試合 駒沢大 VS 亜細亜大

第一試合は、試合中盤以降からの観戦としました。目的は、亜大の主砲・頓宮 裕真(岡山理大付出身・4年)捕手。今年のアマチュア球界でも、打撃の破壊力ではNO.1ではないかと思われる選手です。この秋は、アピールも兼ねて捕手での出場です。

大型の割に身体を小さく屈めて構え、捕ったら座ったまま素早く返球しリズムを大切にします。特にキャッチング等、うまくはありませんが、下手な選手でもありません。けしてフットワーク機敏な、足回りの良い選手ではありませんが、ベースカバーも怠らないで出来ていました。まぁランナーがいても座ったまま返球したりと、雑なところは見え隠れしますが、プロの捕手として考えたことはないのでご愛嬌。何より打席に入るときには、ラインの存在など全く気にしないで踏んできますし、繊細さの「せ」の字も感じさせません。まさに良い意味での、鈍感力のある「強打者」といった感じの選手です。

春は、二塁までの送球が失速したり逸れたりとスローイングは全然でした。しかしこの秋は、だいぶ落ち着いて送球ができるようになり、セカンドベース付近でも失速しなくなりました。今日も盗塁を刺すなど、大学入学時から地肩は悪くなかったので、その肩の良さを実戦で活かせるようになってきたと思います。プロで捕手として育てるのかと言われるとどうかと思いますが、緊急時の捕手ぐらいはできるぐらいの練習は積んでおいても良いかと思います。ただしこの選手、けして動ける選手ではないので、他のポジションをやるとしても一塁ぐらいなのでは?という気がします。それを覚悟の上で指名するという球団ならば、今年屈指のスラッガーだけにありだと思います。指名は、3位前後ぐらいになるのではないかとみています。今日私が確認した中では、高めに浮いた球を力でレフト前に打ち返していて、今日はこのヒット1本だけだったようです。

頓宮 裕真(亜細亜大4年)捕手 182/98 右/右 

第二試合 東洋大 VS 国学院大

優勝するためには負けられない両校でしたが、対象的な先発でした。国学院の先発は、エースの 清水 昇(帝京出身・4年)投手。東洋の方は、この秋初登板となる 中田 浩貴(大宮東出身・4年)左腕。この東洋の策が、功を奏しました。左打者がズラリと並ぶ国学院打線を2回まで抑え、あとの投手に託し出鼻をくじくことに成功。

一方の国学院の先発・清水 昇(4年)右腕は、第3選戦で疲れが残るのか? 高めに浮いた球を東洋打線に捕まり2回1/3で5安打・4失点で明暗を分けます。清水は、140キロ台中盤の速球に加え、カーブ・スライダー・カットボール・チェンジアップ・フォークなど球種は実に多彩。ボールを散らせて相手に的を絞らせないのが持ち味ですが、苦になくはじき返されていました。

チェンジアップのブレーキが良いのと、打者の内角をズバッと投げ込める爽快感はあるのですが、ドラフト1位の噂は出るものの正直荷は重い気がします。けして今後の伸び代に期待といったタイプでもないのですが、プロで一年目からガンガンローテーションで活躍できるのか?と言われると、個人的にはそこまでのものはないように思います。むしろこの投手をずっとみてきて、ここに来て評価が上がり過ぎているのが気になっていたところです。確かにこの投手、リリーフだと別人のように150キロ級のボールを投げ込めるスピード能力もあるので、活躍するとすればリリーフからではないのでしょうか。

東洋ではプロ志望届けは提出しませんでしたが、左腕から140キロ台中盤を連発できる 藤井 聖(富士市立出身・4年)を生で観られたのが収穫。高校時代にも個別に寸評を作成したことのある選手でしたが、ラストシーズンに存在感を示してくれました。この日もコンスタントに145キロ強(MAXは91マイル・146キロ)を記録。投球のほとんどは、速球のみで押してきます。しかし腕を真上から振り下ろす意識が強すぎるせいでしょうか? 腕の回旋に無理があり球筋が安定しません。これだけの球威・球速がありながらこれまで注目されて来なかったのは、やはり制球難に原因があったのでしょう。もう少し腕の角度を緩和すれば、社会人でも安定した投球ができるのではないのでしょうか。2年後の指名をと、今後も気にしてゆきたい一人です。

東洋は5回~8回まで、今日の先発だと思われていた 梅津 晃大(仙台育英出身・4年)右腕が登場。球速はコンスタントに145キロを越えてきて、MAXで94マイル・151キロまで到達。この選手のストレートは、球威や勢いは感じさせるものの、それほど空振りを誘える球質ではありません。その球を両サイドや低めに集めて、詰まらせて打ち取るのが持ち味。変化球は、切れ味鋭いスライダーが武器で、これに緩いカーブや時々フォークがあります。まだまだスライダー以外の変化球の精度は不安定なのですが、今後精度が上がってくるようだと面白いと思います。現状はまだまだプロで勝てる投手といったレベルではありませんが、やはり持っているポテンシャルは今年の候補でもNO.1ではないかと思えるほどです。今日は、4回を無安打・1四死球・無失点に抑え、リーグ戦初勝利に。私が観てきた中でも、一番の投球だったかと思います。ドラフトでは、やはりハズレ1位ぐらいでは指名されることになるのではないのでしょうか。うまく育てば、将来はメジャーに飛び出して行ける器だと思います。

また4番の 中川 圭太(PL学園出身・4年)二塁手も、レフトポールの上を遥かに越えてゆく特大ホームランを放ち存在感を示しました。また第一打席には、ライト前にも鋭くはじき返すなど左右に打ち分けます。今日は守備でも難しい体勢からのゴロをアウトにするなど、日本人離れした身体能力を魅せていました。安定感には不安を残すものの、日本人ではあまり観られないスナップの強さがあり、小さな動作で送球できてしまうという非常にスケールあふれる守りを魅せます。打率は.255厘と確実性には課題を残しますが、勝負強さと強烈なリーダーシップを売りにしています。ドラフトでも貴重な右の打ちの二塁手なので、3~5位ぐらいでは指名されるのではないのでしょうか。

また最後には、甲斐野 央(東洋大姫路出身・4年)右腕が登場。今日は、145キロ~MAX93マイル・149キロと、やや球速は控えめ。切れ味抜群のスライダーを武器にする投手ですが、1回を無安打・1四死球・無失点で無難に抑えました。ややコントロールが荒っぽいところがあり、その辺が何処まで信用できるのかという疑問に繋がります。しかしこの投手も、ハズレ1位ぐらいではまず消えるであろう一人です。ただし先発もできそうな投手ですが、そういった実績に乏しいだけに、先発では計算ができないことは頭の片隅に置いておいた方が良さそうです。

清水 昇 (国学院大4年)投手 180/83 右/左

藤井 聖 (東洋大4年)投手 175/73 左/左
梅津 晃大(東洋大4年)投手 187/92 右/右
中川 圭太(東洋大4年)二塁 180/75 右/右
甲斐野 央(東洋大4年)投手 185/75 右/左

秋の上茶谷を一度生で観てみたい気も致しますが、恐らく東都観戦はこれが最後。ここに来て東洋には勢いが出てきており、秋も東洋の優勝の可能性が高まったことを実感した一日となりました。

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