大阪遠征初日・第二試合
2009/05/10|Category:観戦記
昨日の大阪遠征初日・第二試合の模様から。
荻谷球場 第二試合 桜宮 VS 大産大付属
この試合のお目当ては、大阪の公立校の逸材・山田陽介(桜宮 3年)右腕投手でした。しかし先発は、和田という左腕。ただこの投手は、120キロ台後半ながら、フォームもしっかりしているし、球威のあるビシッとした球を投げ込んでいて、なかなかの好投手でした。もし下級生のようだと、来年楽しみな存在だと思います。
一方の山田陽介は、試合前練習から一塁手として出場。橋本同様に、登板の気配はありませんでしたが、ブルペンでの投球は見られました。この選手、178センチということですが、185センチぐらいに見える体格の持ち主ですし、身のこなしもよいです。打撃には良さは感じませんでしたが、身体能力は高そうです。また打席に入る前の仕草などを見る限り、野球への意識は高そうです。ただブルペンを見る限りは、高卒プロの素材かどうかは微妙かなと思えました。今日の登板があることを祈ります。また桜宮では、一番の篠原右翼手がヒットを連発。ただヘッドスピードに強さがないので、大学などでスイングに磨きをかけてもらいたい選手です。
大産大付属は、田嶋という投手が投げておりました。この投手も125~130キロぐらいですが、それなりに力のある球を投げておりました。名前のあがっていた庄内暁月(3年)左翼手は、三番打者として出場。強打者タイプですが、対応力のある中距離打者。ミートセンスは良いのですが、肩などがもうひとつで、守備でのアピールポイントに欠けるのが残念。
名前はあがっておりませんでしたが、5番を打つ古川という捕手が、なかなか良い選手でした。地肩も強く、ひとつひとつの動作にキレがあり、野球への意識の高さは試合前練習から光っておりました。塁間・2.0秒台のスローイングを見せ、高校生としてはA級。この日は、一二塁間のヒットを見せましたが、打撃でもう少しインパクトがあればなと思いました。大学などに進んで活躍し、その資質を伸ばして欲しい好選手でした。
試合の方は、バスの時間を勘違いして8回途中で退出(なんせ一時間に一本もない時間帯だったので)、と思っていたら、9回の表に大産大が同点に追いついたようでした(この時、山田に交代したかは不明)。結局、9回裏に桜宮のサヨナラ勝ちだったようです。桜宮は公立校ということでしたが、中々の好チームで良かったです。夏の予選でも、大阪大会の台風の目になるかもしれませんね。
果たして今日の準決勝。履正社の橋本・桜宮の山田の登板はあるのでしょうか?本当は、第二試合も大阪桐蔭よりも加納というプロ注目の捕手のいる北陽や、センバツ組のPL学園よりも対戦高校の方がチェックしたかったのですが・・・。こればかりは勝負運の問題だけに致し方ありませんが・・・。
今回の遠征の成否は、まさに二日目の出場選手に託されました・・・。
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