(20) 5/2 東都一部リーグレポート
2019/05/02|Category:観戦記
開幕週の模様は、すでに動画中継を元にレポート。その時に、球速など違和感を感じられたものを確かめに神宮球場に行ってきました。東都リーグも中盤戦、開幕の頃とは少し様相が違ってきているかもしれません。
駒沢大 VS 東洋大
この試合の注目は、ドラフト上位候補の 佐藤 都志也(東洋大4年)捕手。この選手は、今年の豊作な大学生捕手の中でも打力はNO.1といった存在です。この試合でも第一打席から右中間にスコーンと抜けて行くツーベース。第二打席ではつまりながらレフト線に落ちる変な当たりでもツーベース。さらに三打席目もセンターオーバーのツーベースと長打を連発。4打席目のライトフライも、あわやホームランかという大飛球でボールを的確に芯で捉えていました。打撃に関しては、やはり文句なし今年の捕手では一番ではないかと。捕手としては相変わらず、ちょっと荒っぽい感じの選手ですが、リーダーシップ溢れる選手。捕っては素早く返球するなど、テンポの良いリードを心がけます。特にキャッチングが極端に下手だとか、プレーに手抜き感があるような選手ではありません。また送球も捕ってから素早いですし、塁間1.8秒台で投げられる肩も上位クラス。少々送球が浮きやすいのですが、ランナーに走られても落ち着いて刺していました。この日は三度走られて、二度の捕殺。ただしこの選手、なんとなく将来外野あたりにコンバートされそうというイメージは払拭できません。それだけ打力が素晴らしいのと、身体能力が優れているので。捕手で時間をかけるぐらいならば、打てる打撃で試合に出したいという球団の方針になりかねないタイプですね。そのへんも視野に入れて指名するのであれば、ありの選手なのではないのでしょうか。2位以内では、消えると思います。
この佐藤と対照的なのが、駒大の 鈴木 大智(関東一出身・4年)捕手。こちらは、細かいところまで意識が行く、捕手らしい捕手です。打順も8番で、スローイングも1.9秒台と平凡。地肩にも際立つものはないのですが、実戦では冷静でしっかり刺してくる来ます。細かく周りや投手に指示を出し、グランドを支配する司令塔という感じがいかにもします。ここまでのリーグ戦の打撃成績が、.059厘と完全なディフェンス型。プロというよりは、良い選手ですが社会人に進んで行くタイプだと思います。
この日気を吐いていたのは、菅 力也(崇徳出身・4年)三塁手。3安打と鋭いあたりを連発し、なかなか脚力もある好選手。昨日の3安打で、打率.348厘(7位)まで上げるなど好調。社会人などでも野球を続けて行くのか気になります。東洋では1番の 山田 知輝(桐生第一出身・4年)右翼手がライトに圧巻のホームランを放ったり、ライト線を破るツーベースを放つなど存在感を示しました。守っても、なかなかの強肩の持ち主。ここまで規定打席にのるほどの試合数には出ていないようですが、この選手も今後気にかけてみたい一人です。
佐藤都志也(東洋大4年)捕手 181/83 右/左
山田 知輝(東洋大4年)右翼 185/92 右/左
鈴木 大智(駒沢大4年)捕手 177/75 右/右
菅 力也(駒沢大4年)三塁 173/81 右/左
亜大 VS 国学大
東都一部の4年生投手で唯一指名がありそうなのが、この 横山 楓(宮崎学園出身・4年)右腕。開幕週では、常時135キロ前後で見た目よりも5キロ程度遅く表示されていたので、ぜひ生で球速と感覚を確認しにゆかなければと思っていました。昨日は神宮のガンでも、コンスタントに140キロ台を刻んでおり、マイガンでも最速91マイル・146キロを記録し神宮と大差ない球速でした。まぁこの選手、中々足を降ろして来ない独特のフォームで相手を焦らしつつ、空振りを誘えるストレートに、スライダー・カットボール・カーブ・フォークなどの球速を織り交ぜるコンビネーションで組み立てます。コントロールや変化球に絶対的なものはないものの、大きな欠点もありません。ここまでの4試合で、2勝1敗 防御率 1.27 と安定。21回2/3イニングで四死球13は多めですが、それほど球筋が乱れているわけでもありません。奪三振は、投球回数を遥かに凌ぐ28奪三振。特に、真っ直ぐで空振りが取れるのが大きいのかと。あとまだ発展途上ですが、時々のフォークが上手く抜けた時の落差は見事です。この球の精度が高まってくると、もっと投球内容に大胆さが出てきそう。
とにかく中々ボールが出てこないフォームなので、相手が焦らされます。その反面、味方もイライラさせられて守り難い側面はあるのかも。投球フォームなどは似ていませんが、むかし創価高校-近鉄に入って活躍した 小野 和義 投手を彷彿とさせられます。こういう投手は、短い期間爆発的に活躍しますが長い期間に渡って活躍できるのかは微妙です。ただし将来性に賭けるというタイプでもなく、ある程度一年目からやれそうな総合力はあります。プロでハマるか、ハマらないかといったタイプではないのでしょうか? ドラフトでも上位でといった位置づけではないと思うので、意外にハマるかもという選手が下の順位で獲れるならば面白いと考える球団が出てくるかもしれませんね。このテンポの悪い投球を、個性だと理解のある球団ならば指名もありなのではないのでしょうか。
横山 楓 (国学院大4年)投手 181/84 右/両
試合を3回まで見終えると具合が悪かったので、この日は横山のチェックをしたところで退散。特に試合後の結果も見ましたが、開幕週から目新しい選手が出ていたということもなかったようで、中央VS立正の第三試合でも、そんな感じでした。
駒沢大 VS 東洋大
この試合の注目は、ドラフト上位候補の 佐藤 都志也(東洋大4年)捕手。この選手は、今年の豊作な大学生捕手の中でも打力はNO.1といった存在です。この試合でも第一打席から右中間にスコーンと抜けて行くツーベース。第二打席ではつまりながらレフト線に落ちる変な当たりでもツーベース。さらに三打席目もセンターオーバーのツーベースと長打を連発。4打席目のライトフライも、あわやホームランかという大飛球でボールを的確に芯で捉えていました。打撃に関しては、やはり文句なし今年の捕手では一番ではないかと。捕手としては相変わらず、ちょっと荒っぽい感じの選手ですが、リーダーシップ溢れる選手。捕っては素早く返球するなど、テンポの良いリードを心がけます。特にキャッチングが極端に下手だとか、プレーに手抜き感があるような選手ではありません。また送球も捕ってから素早いですし、塁間1.8秒台で投げられる肩も上位クラス。少々送球が浮きやすいのですが、ランナーに走られても落ち着いて刺していました。この日は三度走られて、二度の捕殺。ただしこの選手、なんとなく将来外野あたりにコンバートされそうというイメージは払拭できません。それだけ打力が素晴らしいのと、身体能力が優れているので。捕手で時間をかけるぐらいならば、打てる打撃で試合に出したいという球団の方針になりかねないタイプですね。そのへんも視野に入れて指名するのであれば、ありの選手なのではないのでしょうか。2位以内では、消えると思います。
この佐藤と対照的なのが、駒大の 鈴木 大智(関東一出身・4年)捕手。こちらは、細かいところまで意識が行く、捕手らしい捕手です。打順も8番で、スローイングも1.9秒台と平凡。地肩にも際立つものはないのですが、実戦では冷静でしっかり刺してくる来ます。細かく周りや投手に指示を出し、グランドを支配する司令塔という感じがいかにもします。ここまでのリーグ戦の打撃成績が、.059厘と完全なディフェンス型。プロというよりは、良い選手ですが社会人に進んで行くタイプだと思います。
この日気を吐いていたのは、菅 力也(崇徳出身・4年)三塁手。3安打と鋭いあたりを連発し、なかなか脚力もある好選手。昨日の3安打で、打率.348厘(7位)まで上げるなど好調。社会人などでも野球を続けて行くのか気になります。東洋では1番の 山田 知輝(桐生第一出身・4年)右翼手がライトに圧巻のホームランを放ったり、ライト線を破るツーベースを放つなど存在感を示しました。守っても、なかなかの強肩の持ち主。ここまで規定打席にのるほどの試合数には出ていないようですが、この選手も今後気にかけてみたい一人です。
佐藤都志也(東洋大4年)捕手 181/83 右/左
山田 知輝(東洋大4年)右翼 185/92 右/左
鈴木 大智(駒沢大4年)捕手 177/75 右/右
菅 力也(駒沢大4年)三塁 173/81 右/左
亜大 VS 国学大
東都一部の4年生投手で唯一指名がありそうなのが、この 横山 楓(宮崎学園出身・4年)右腕。開幕週では、常時135キロ前後で見た目よりも5キロ程度遅く表示されていたので、ぜひ生で球速と感覚を確認しにゆかなければと思っていました。昨日は神宮のガンでも、コンスタントに140キロ台を刻んでおり、マイガンでも最速91マイル・146キロを記録し神宮と大差ない球速でした。まぁこの選手、中々足を降ろして来ない独特のフォームで相手を焦らしつつ、空振りを誘えるストレートに、スライダー・カットボール・カーブ・フォークなどの球速を織り交ぜるコンビネーションで組み立てます。コントロールや変化球に絶対的なものはないものの、大きな欠点もありません。ここまでの4試合で、2勝1敗 防御率 1.27 と安定。21回2/3イニングで四死球13は多めですが、それほど球筋が乱れているわけでもありません。奪三振は、投球回数を遥かに凌ぐ28奪三振。特に、真っ直ぐで空振りが取れるのが大きいのかと。あとまだ発展途上ですが、時々のフォークが上手く抜けた時の落差は見事です。この球の精度が高まってくると、もっと投球内容に大胆さが出てきそう。
とにかく中々ボールが出てこないフォームなので、相手が焦らされます。その反面、味方もイライラさせられて守り難い側面はあるのかも。投球フォームなどは似ていませんが、むかし創価高校-近鉄に入って活躍した 小野 和義 投手を彷彿とさせられます。こういう投手は、短い期間爆発的に活躍しますが長い期間に渡って活躍できるのかは微妙です。ただし将来性に賭けるというタイプでもなく、ある程度一年目からやれそうな総合力はあります。プロでハマるか、ハマらないかといったタイプではないのでしょうか? ドラフトでも上位でといった位置づけではないと思うので、意外にハマるかもという選手が下の順位で獲れるならば面白いと考える球団が出てくるかもしれませんね。このテンポの悪い投球を、個性だと理解のある球団ならば指名もありなのではないのでしょうか。
横山 楓 (国学院大4年)投手 181/84 右/両
試合を3回まで見終えると具合が悪かったので、この日は横山のチェックをしたところで退散。特に試合後の結果も見ましたが、開幕週から目新しい選手が出ていたということもなかったようで、中央VS立正の第三試合でも、そんな感じでした。
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