(24) 都市対抗西東京予選
2019/05/29|Category:観戦記
MHPS横浜が西東京予選を連勝したことで、都市対抗では東芝かJX-ENEOS のいずれかのチームが見られないことが確定的になりました。今年は関東選抜リーグなどを見られないままここまで来てしまったので、春先以来となる東芝とENEOSの選手達を観に横浜スタジアムまで足を運びました。
東芝 VS JX-ENEOS
東芝の先発は、昨年指名されなかった 岡野 祐一郎(25歳・青学大出身)右腕。球速こそ常時140キロ台~MAXで147キロぐらい出ていましたが、それほどストレートに球威・勢いは感じません。ハマスタのガンは、常時5キロ程度速く表示される印象なので、私の目測でも常時130キロ台後半~140キロ台前半に見えます。この球場よほど前で観ないと角度がつきすぎるのと、トラックマンの影響なのかまともにスピードガンが計測できません。したがってマイガンとは、平気で10キロ程度の差が生じて参考になりませんでした。ただし角度の少ない前方で球速を計測すると、球場のガン表示に影響すると注意されたことがあるので、球場前方にはあまり座らないことにしています。
変化球は、スライダー・チェンジアップ・フォーク系の球を織り交ぜつつ、両サイドに散らせる安定した内容。確かに完成度が高くある程度の総合力はあるものの、プロの一軍で活躍するイメージが湧きません。このまま、東芝の大エースへの道を続けた方が好いのかなという感じがします。東芝のエースで日ハムに指名された 新垣 勇人 が指名された時でも150キロ近く出ていましたし、もう少し相手を圧倒していたイメージがあったので。特に昨年からの上積みは感じられませんでしたし、もう少し何かガツーンと来るパンチが欲しいです。
一方、ENEOSの先発は、大場 遼太郎(24歳・筑波大出身)右腕。こちらは、初回からハマスタガンで150キロを連発するなど、ボールの勢いは岡野より遥かに感じました。こちらは140キロ前後のカットボール・ツーシーム系のボールを織り交ぜながら、大まかに両サイドに散らせて来るピッチングスタイル。ちなみに春先のオープン戦で観た時は、マイガンで140キロ~中盤ぐらいだったことを考えると、実際はそのぐらいだったのではないかという気がします。
どうしても速球と速く小さく動く球とのコンビネーションで、タイミングが合わされすい。上背の無さも相まって試合中盤になってしまうと慣れられて捉えられてしまう傾向を感じます。これでもう少し120キロ台ぐらいで抜く球などがあれば、また投球の幅が広がるのではないかと思うのですが。こちらもあまり一軍で活躍というイメージは沸かず、二軍ならばといった内容で投球に何かアクセントが欲しい気がします。
エネオスでは新人ながらMHPS横浜戦で先発した 藤井 聖(23歳・東洋大出身)左腕が二番手で登場。東洋大時代は、上茶谷・甲斐野・梅津 のビッグ3の陰に隠れた存在でしたが、富士市立時代に個別の寸評を作成したほどの当時から注目されていたサウスポーでした。この日の球速は、140~MAXで145キロぐらいまで記録。特に、右打者へのチェンジアップに特徴があります。こちらは、来年の候補として今後も気にしてみたい一人かと。
また六大学対抗戦では力みがない投球を魅せていた 江口 昌太(25歳・鹿児島工出身)右腕も、この日は147キロのぐらいの速球とフォークのコンビネーションで攻めましたが、東芝の中軸にはじき返されて試合を決定的にしてしまいました。またエネオスでは、守備に定評のある 小豆澤 誠(24歳・上武大出身)内野手はスタメンでは出場しておらず、好捕手の 小林 遼(24歳・富士大出身)捕手あたりをどうみるかという感じでしょうか? この日出場した両チームの選手で、指名が濃厚と思えるほどのインパクトを受けた選手はいませんでした。都市対抗本戦、補強選手としての活躍なども見定めて、最終的な評価をしてゆきたいところです。
岡野祐一郎(25歳・東芝)投手 180/85 右/右
大場遼太郎(23歳・JX-ENEOS)投手 169/75 右/右
藤井 聖 (23歳・JX-ENEOS)投手 175/77 左/左
江口 昌太(25歳・JX-ENEOS)投手 181/80 右/右
小豆澤 誠(24歳・JX-ENEOS)遊撃 170/70 右/左
小林 遼 (24歳・JX-ENEOS)捕手 172/75 右/左
東芝 VS JX-ENEOS
東芝の先発は、昨年指名されなかった 岡野 祐一郎(25歳・青学大出身)右腕。球速こそ常時140キロ台~MAXで147キロぐらい出ていましたが、それほどストレートに球威・勢いは感じません。ハマスタのガンは、常時5キロ程度速く表示される印象なので、私の目測でも常時130キロ台後半~140キロ台前半に見えます。この球場よほど前で観ないと角度がつきすぎるのと、トラックマンの影響なのかまともにスピードガンが計測できません。したがってマイガンとは、平気で10キロ程度の差が生じて参考になりませんでした。ただし角度の少ない前方で球速を計測すると、球場のガン表示に影響すると注意されたことがあるので、球場前方にはあまり座らないことにしています。
変化球は、スライダー・チェンジアップ・フォーク系の球を織り交ぜつつ、両サイドに散らせる安定した内容。確かに完成度が高くある程度の総合力はあるものの、プロの一軍で活躍するイメージが湧きません。このまま、東芝の大エースへの道を続けた方が好いのかなという感じがします。東芝のエースで日ハムに指名された 新垣 勇人 が指名された時でも150キロ近く出ていましたし、もう少し相手を圧倒していたイメージがあったので。特に昨年からの上積みは感じられませんでしたし、もう少し何かガツーンと来るパンチが欲しいです。
一方、ENEOSの先発は、大場 遼太郎(24歳・筑波大出身)右腕。こちらは、初回からハマスタガンで150キロを連発するなど、ボールの勢いは岡野より遥かに感じました。こちらは140キロ前後のカットボール・ツーシーム系のボールを織り交ぜながら、大まかに両サイドに散らせて来るピッチングスタイル。ちなみに春先のオープン戦で観た時は、マイガンで140キロ~中盤ぐらいだったことを考えると、実際はそのぐらいだったのではないかという気がします。
どうしても速球と速く小さく動く球とのコンビネーションで、タイミングが合わされすい。上背の無さも相まって試合中盤になってしまうと慣れられて捉えられてしまう傾向を感じます。これでもう少し120キロ台ぐらいで抜く球などがあれば、また投球の幅が広がるのではないかと思うのですが。こちらもあまり一軍で活躍というイメージは沸かず、二軍ならばといった内容で投球に何かアクセントが欲しい気がします。
エネオスでは新人ながらMHPS横浜戦で先発した 藤井 聖(23歳・東洋大出身)左腕が二番手で登場。東洋大時代は、上茶谷・甲斐野・梅津 のビッグ3の陰に隠れた存在でしたが、富士市立時代に個別の寸評を作成したほどの当時から注目されていたサウスポーでした。この日の球速は、140~MAXで145キロぐらいまで記録。特に、右打者へのチェンジアップに特徴があります。こちらは、来年の候補として今後も気にしてみたい一人かと。
また六大学対抗戦では力みがない投球を魅せていた 江口 昌太(25歳・鹿児島工出身)右腕も、この日は147キロのぐらいの速球とフォークのコンビネーションで攻めましたが、東芝の中軸にはじき返されて試合を決定的にしてしまいました。またエネオスでは、守備に定評のある 小豆澤 誠(24歳・上武大出身)内野手はスタメンでは出場しておらず、好捕手の 小林 遼(24歳・富士大出身)捕手あたりをどうみるかという感じでしょうか? この日出場した両チームの選手で、指名が濃厚と思えるほどのインパクトを受けた選手はいませんでした。都市対抗本戦、補強選手としての活躍なども見定めて、最終的な評価をしてゆきたいところです。
岡野祐一郎(25歳・東芝)投手 180/85 右/右
大場遼太郎(23歳・JX-ENEOS)投手 169/75 右/右
藤井 聖 (23歳・JX-ENEOS)投手 175/77 左/左
江口 昌太(25歳・JX-ENEOS)投手 181/80 右/右
小豆澤 誠(24歳・JX-ENEOS)遊撃 170/70 右/左
小林 遼 (24歳・JX-ENEOS)捕手 172/75 右/左
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