7/14(日) の ドラフト候補
2019/07/13|Category:テレビ・動画観戦
岩手大会では、9回に1,2塁にランナーを背負った場面でドラフト候補の 西舘 勇陽(花巻東3年)右腕が登場。しかし高めに浮いたストレートを打ち返されるなど、背負っていたランナーだけでなく一気に4失点してしまう。結果的には裏の回に味方が逆転してくれて事なきを得たが、あわや緒戦敗戦寸前まで追い込まれた。182/80 の均整の取れた体格から投げ込む本格派で、この日も最速145キロを記録。変化球もカーブ・スライダー・フォークと一通りあるものの、ピリッとしない内容だった。ドラフト候補としてはボーダーライン上の選手であり、素材を買って育成枠あたりで指名があるかどうかといった選手ではないのだろうか。昨夏も見たが、いまいち本格化しきれておらず実戦力はけして高くない。今後の試合もみて、評価を固めてゆきたい。
私の地元・神奈川では、武冨 陸(日大藤沢3年)左腕が登場。オーソドックスな日大藤沢らしいサウスポーなのだが、球速は135~140キロぐらいの球速を誇り、ボールの勢い・マウンド捌きの良さを魅せてくれた。例年の日藤の投手は135キロ前後ぐらいに比べると、ワンランク球速・ボールの勢いが違う。立ち上がりからややコントロールのアバウトさがあったのは気になるが、プロ志望届けを提出したらピッチングのできるサウスポーだけに 下位~育成指名 があっても不思議ではないだろう。プロ注目と言われてそこまでのことはないだろうと思っていたが、着実な成長が感じれた。できれば他の試合も見て、彼の位置づけも定めてゆきたい。
また岩手大会では、県内を代表する野手として注目されている 石塚 綜一郎(黒沢尻工3年)が投手として登板。元々は、強打の捕手として注目されいる選手だけにビックリした。球速は小さめのテイクバックながら135~140キロぐらい投げ込み、実力校の専大北上を抑えこむ活躍を魅せた。今度は捕手としてのプレーと打撃を重点的に見てみたいが、投手をここまで器用にこなせるということがわかったことは新鮮だった。優勝候補を下した勢いで、頂点を目指す。
今日見た中でダントツだったのは、落合 秀市(和歌山東3年)右腕だった。昨夏までは140キロ台後半を投げ込むような馬力は凄かったが、荒れ荒れの超素材型だった。しかしこの日は、力みなく力を抜いてコントロール重視した投球にシフトしていて大きな成長が感じられる。球速は目測で135~力を入れたときには140キロ台中盤ぐらいは出ていそう。変化球も、スライダー・カーブ・カットボール・それに縦の変化もあり球種も増えた印象。特に追い込んでからは、縦の変化で空振りを誘えるなど、ポテンシャルは今のドラフトでも上位と言われている片鱗を魅せてくれた。まだ細かいことはできないが、中位(3位~5位)ぐらいの間には、まず指名されるのではないのだろうか。この選手は、志望届けを提出すれば本会議での指名は間違いないだろう。今後、何処まで評価を高めてゆくのか注視して頂きたい。
また北北海道大会では、石沢 大和(網走南ヶ丘3年)左腕という投手gが良いという評判だった。残念ながら試合の模様は見られなかったが、ダイナミックなフォームが魅力の速球派左腕。残念ながら今日で破れてしまったが、150キロにも到達したという話もありドラフト指名を意識できる楽しみな左腕がいたことは今後に向けて覚えておいて損は無さそうだ。
西舘 勇陽(花巻東3年)投手 182/80 右/右
武冨 陸 (日大藤沢3年)投手 173/72 左/左
石塚綜一郎(黒沢尻工3年)投手 181/83 右/右
落合 秀市(和歌山東3年)投手 185/90 右/左
石澤 大和(網走南ヶ丘3年)投手 176/71 左/左
予選の日程も進んできて、指名の可能性が高い選手が続々と登場。これから2週間ぐらいは、目が離せない日々が続くだろう。ちなみに社会人では、都市対抗がスタート。こちらの話は、また整理できたらお送りしたい。
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