高校JAPAN VS 大学JAPAN (大学野手編)
2019/08/31|Category:ネタ
U18高校日本代表と大学日本代表の壮行試合レポート、今回が最終回です。そこで今回は、大学生野手で今年のドラフト候補ついて触れてゆきます。
1番・宇草 孔基(法政大)左翼 183/73 右/左
180センチ台の大型野手ですが、脚力を生かしたプレーが自慢。常総学院時代から注目されてきた素材ですが、個人的にはあまりピンと来たことがありません。3年秋にレギュラーになり、この春のリーグ戦では打率.333厘をマーク。気になるのは、引っ張る打撃は好いのですが、外角の球を強く叩けない点にあります。今年ルーキーながら大活躍した 近本 光司(阪神)もアマ時代そういう傾向にあったものの、見事に克服。根本的なミートセンスがあれば、改善できる課題ではないのでしょうか。もう一つ気になることが、肩があまり強くない。そういうこともあって、代表チームではレフトを守っていたのも気になります。ドラフト的には5位前後~その下ぐらいだと思いますが、本人がそれで好いというのならば指名もあるのではないのでしょうか。高いレベルで常に揉まれてきただけに、プロに入っても短時間では順応できるのではないかとはみています。
3番・柳町 達(慶応大)右翼 180/72 右/左
非常にボールに合わせるのが上手い選手で、大学球界を代表するアベレージヒッターです。1年春からレギュラーとして出場し続け、この春には打率.378厘(リーグ3位)で自己キャリアハイの好成績を残します。春先はアピールのために三塁などにもチャレンジしていたのですが、これはかなりいただけない。しかし外野手としてはまずまず安定していますし、肩も悪くありません。この手のタイプにしては脚力がないのは気になるのですが、ことヒットを打つことに関してはプロでも充分通用するのではないかと思います。評価としては、やはり5位前後ぐらいとみるのが妥当だと思います。それでも、プロ入りを目指すのかどうか?社会人との兼ね合いではないのでしょうか。
6番 佐藤 都志也(東洋大)一塁 180/80 右/左
強肩・俊足の外野手顔負けの身体能力の持ち主で、「打てる捕手」という部分で上位指名が期待される捕手。しかし代表チームでは捕手でもなければ外野でもなく、一塁での出場というのは気になります。打撃も大学球界でも上位のバッターですが、このメンバーだと6番というのもある意味中途半端です。チームで不動の正捕手として経験はある程度あると思いますが、それでも代表チームなどでは捕手を守らせてもらえないところは、何処か 阿部慎之助(巨人)の大学時代の日本代表時を思い出させずにはいられません。プロの指導や環境でどんどん吸収してくれれば、阿部級とは言わないまでもある程度打てる強肩捕手として異彩を放つ可能性はあります。ダメな場合は、左の中距離打者の外野手あたりに落ち着きそうです。彼がプロの捕手としてやっていけるとみるかダメだとみるかで評価は大きく変わりそう。それでもハズレ1位~2位ぐらいの間では、消えるのではないのでしょうか。
7番 海野 隆司(東海大)捕手 174/76 右/右
大学代表のマスクを任されたのは、国際試合同様に海野でした。甲斐拓也(ソフトバンク)級の捕ってから素早くかつ正確なスローイングが自慢でしたが、久々の実戦だったのか?他の野手同様に細かいミスが目立ちました。テンポの好いリード・小回りの効くフットワークなどはありますが、それほど繊細さや丁寧さがある捕手ではないので、その点はプロで結構厳しく指導されるかもしれません。東海大では3年春から不動のレギュラーになり、JAPANの正捕手として経験豊富な選手ではあるので、1年目から正捕手争いはできるとは思います。これだけのスローイングをする選手を、今まで私はアマでみた記憶がないのですが(甲斐は少し映像で見ただけだったかと)、そういった意味では数年に一度の素材であるのは確かなのでしょう。
また東海大でも4番を務めているように、けして長打で魅了するタイプではありませんが打力があるのも確か。特に勝負どころでは、センターから右方向に逆らわず打ち返す打撃で勝負強い。それでいてランナーがいないような場面だと、スタンドに叩き込むパンチ力もあります。高いレベルで結果を残してきたからこそ任されているわけで、打撃でもある程度求められる数字は残せるのではないかと思います。彼も外れ1位から2位のはじめぐらいには消えそうといった感じがします。どうしても捕手が欲しい球団は、抽選が外れたあとに切り替えて彼を1位で指名して来る球団が出てくるかもしれません。
1番・宇草 孔基(法政大)左翼 183/73 右/左
180センチ台の大型野手ですが、脚力を生かしたプレーが自慢。常総学院時代から注目されてきた素材ですが、個人的にはあまりピンと来たことがありません。3年秋にレギュラーになり、この春のリーグ戦では打率.333厘をマーク。気になるのは、引っ張る打撃は好いのですが、外角の球を強く叩けない点にあります。今年ルーキーながら大活躍した 近本 光司(阪神)もアマ時代そういう傾向にあったものの、見事に克服。根本的なミートセンスがあれば、改善できる課題ではないのでしょうか。もう一つ気になることが、肩があまり強くない。そういうこともあって、代表チームではレフトを守っていたのも気になります。ドラフト的には5位前後~その下ぐらいだと思いますが、本人がそれで好いというのならば指名もあるのではないのでしょうか。高いレベルで常に揉まれてきただけに、プロに入っても短時間では順応できるのではないかとはみています。
3番・柳町 達(慶応大)右翼 180/72 右/左
非常にボールに合わせるのが上手い選手で、大学球界を代表するアベレージヒッターです。1年春からレギュラーとして出場し続け、この春には打率.378厘(リーグ3位)で自己キャリアハイの好成績を残します。春先はアピールのために三塁などにもチャレンジしていたのですが、これはかなりいただけない。しかし外野手としてはまずまず安定していますし、肩も悪くありません。この手のタイプにしては脚力がないのは気になるのですが、ことヒットを打つことに関してはプロでも充分通用するのではないかと思います。評価としては、やはり5位前後ぐらいとみるのが妥当だと思います。それでも、プロ入りを目指すのかどうか?社会人との兼ね合いではないのでしょうか。
6番 佐藤 都志也(東洋大)一塁 180/80 右/左
強肩・俊足の外野手顔負けの身体能力の持ち主で、「打てる捕手」という部分で上位指名が期待される捕手。しかし代表チームでは捕手でもなければ外野でもなく、一塁での出場というのは気になります。打撃も大学球界でも上位のバッターですが、このメンバーだと6番というのもある意味中途半端です。チームで不動の正捕手として経験はある程度あると思いますが、それでも代表チームなどでは捕手を守らせてもらえないところは、何処か 阿部慎之助(巨人)の大学時代の日本代表時を思い出させずにはいられません。プロの指導や環境でどんどん吸収してくれれば、阿部級とは言わないまでもある程度打てる強肩捕手として異彩を放つ可能性はあります。ダメな場合は、左の中距離打者の外野手あたりに落ち着きそうです。彼がプロの捕手としてやっていけるとみるかダメだとみるかで評価は大きく変わりそう。それでもハズレ1位~2位ぐらいの間では、消えるのではないのでしょうか。
7番 海野 隆司(東海大)捕手 174/76 右/右
大学代表のマスクを任されたのは、国際試合同様に海野でした。甲斐拓也(ソフトバンク)級の捕ってから素早くかつ正確なスローイングが自慢でしたが、久々の実戦だったのか?他の野手同様に細かいミスが目立ちました。テンポの好いリード・小回りの効くフットワークなどはありますが、それほど繊細さや丁寧さがある捕手ではないので、その点はプロで結構厳しく指導されるかもしれません。東海大では3年春から不動のレギュラーになり、JAPANの正捕手として経験豊富な選手ではあるので、1年目から正捕手争いはできるとは思います。これだけのスローイングをする選手を、今まで私はアマでみた記憶がないのですが(甲斐は少し映像で見ただけだったかと)、そういった意味では数年に一度の素材であるのは確かなのでしょう。
また東海大でも4番を務めているように、けして長打で魅了するタイプではありませんが打力があるのも確か。特に勝負どころでは、センターから右方向に逆らわず打ち返す打撃で勝負強い。それでいてランナーがいないような場面だと、スタンドに叩き込むパンチ力もあります。高いレベルで結果を残してきたからこそ任されているわけで、打撃でもある程度求められる数字は残せるのではないかと思います。彼も外れ1位から2位のはじめぐらいには消えそうといった感じがします。どうしても捕手が欲しい球団は、抽選が外れたあとに切り替えて彼を1位で指名して来る球団が出てくるかもしれません。
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