8/11 明大 VS 立教大 戦レポート
2020/08/09|Category:テレビ・動画観戦
東京六大学春季レポート。まだレポートしていなかった、明大と立教大のドラフト候補に触れて参ります。
立大の先発・中川 颯(桐光学園出身・4年)右腕は、下手から常時130キロ台~MAX134キロぐらいのキレの良い真っ直ぐを投げ込んきます。変化球は横滑りするスライダーとのコンビネーションで、この球は空振りを誘うようなキレはないものの、全般的に低めに集められていました。またもう一つの変化球であるシンカーがこの日は決まらず、たまにカーブでアクセントを付けて目先をかわそうとします。
まぁいつも言うように、下手はプラス15キロぐらいに速く感じられるので、球威はともかく打者は結構差し込まれていたように見えました。速球も結構低めに集まるのは良いのですが、もっと下手特有の浮き上がる球筋を活かす意味でも、高めの速球も使い分けられるとピッチングの幅がグッと広がるのではないのでしょうか。プロでは数少ないアンダーの投手が活躍していて、こういった投手がいない球団にとっては本格的なサブマリンだけに面白いとは思います。特にこれは!という球はありませんが、4年時に遥かに内容が劣った投球をしていた 高橋礼(専修大-ソフトバンク)がプロでも大活躍しているのをみると、活かし方次第ではハマる可能性もあるのではないかという思いも抱きます。順位的には、4位前後ぐらいになるのではないかとみていますがどうでしょうか?
野手では、立教で3番を打っている 三井 健右(大阪桐蔭出身・4年)左翼手が注目。とりあえず今年の大学生でも指折りの長打力を誇る選手で、捉えた時の飛距離は魅力たっぷし。ただし精度が低く、なかなか捉えられない。この日はセンター前のヒットを放ったり、大きなセンターフライを打ち上げるなど強打者の片鱗は魅せてくれました。しかしボール処理で戸惑ったりとレフトの守備力は低く、塁間4.2秒前後の脚力は左打者としては 中の下 ぐらい。タイプ的には、森山 恵佑(専修大-元日ハム)外野手に近いタイプではないのだろうか。ただし、ラストシーズンでよほど爆発しない限り、大学からの指名は厳しいのではないかとはみている。また現時点では、プロ志望届も提出されていない。
明大は終盤からエースの 入江 大生(作新学院出身・4年)右腕が登場。右打者の外角にズバズバ150キロ前後(MAX152キロ)の質の良い真っ直ぐを集めて魅せた。スライダーのブレーキも良く、右打者外角低めに集め空振りを誘える。落差は小さいが、スプリット系の球を時々織り交ぜるなど、変化球・制球力・ボールの勢いと揃っている。
何より素晴らしいのは、これだけのスピードを誇りながら制球力がかなり高いということ。先輩の森下暢仁(広島)などは、普段は結構アバウトだけれども、要所でビシッと絶妙なところに決めるといったメリハリの効いたタイプだった。しかし入江の場合、安定してコースに投げ込める精度の高さがある。逆にここまで投げられてしまうと、ピッチングが汲々となって力つきそうな気もしてくるが。それでもこれだけの投球ができる選手はかなり全国的にも稀であり、ドラフト会議においてはハズレ1位~悪くても2位までには指名されるのではないかとみている。通算で2勝止まりの実績に物足りないところはあるが、この春はリーグ戦3位となる防御率1.50と内容も安定していた。最近急浮上してきた選手の、筆頭格だと言えるのではないのだろうか。
中川 颯 (立教大4年)投手 184/79 右/左
三井 健佑(立教大4年)左翼 187/88 右/左
入江 大生(明治大4年)投手 187/84 右/右
立大の先発・中川 颯(桐光学園出身・4年)右腕は、下手から常時130キロ台~MAX134キロぐらいのキレの良い真っ直ぐを投げ込んきます。変化球は横滑りするスライダーとのコンビネーションで、この球は空振りを誘うようなキレはないものの、全般的に低めに集められていました。またもう一つの変化球であるシンカーがこの日は決まらず、たまにカーブでアクセントを付けて目先をかわそうとします。
まぁいつも言うように、下手はプラス15キロぐらいに速く感じられるので、球威はともかく打者は結構差し込まれていたように見えました。速球も結構低めに集まるのは良いのですが、もっと下手特有の浮き上がる球筋を活かす意味でも、高めの速球も使い分けられるとピッチングの幅がグッと広がるのではないのでしょうか。プロでは数少ないアンダーの投手が活躍していて、こういった投手がいない球団にとっては本格的なサブマリンだけに面白いとは思います。特にこれは!という球はありませんが、4年時に遥かに内容が劣った投球をしていた 高橋礼(専修大-ソフトバンク)がプロでも大活躍しているのをみると、活かし方次第ではハマる可能性もあるのではないかという思いも抱きます。順位的には、4位前後ぐらいになるのではないかとみていますがどうでしょうか?
野手では、立教で3番を打っている 三井 健右(大阪桐蔭出身・4年)左翼手が注目。とりあえず今年の大学生でも指折りの長打力を誇る選手で、捉えた時の飛距離は魅力たっぷし。ただし精度が低く、なかなか捉えられない。この日はセンター前のヒットを放ったり、大きなセンターフライを打ち上げるなど強打者の片鱗は魅せてくれました。しかしボール処理で戸惑ったりとレフトの守備力は低く、塁間4.2秒前後の脚力は左打者としては 中の下 ぐらい。タイプ的には、森山 恵佑(専修大-元日ハム)外野手に近いタイプではないのだろうか。ただし、ラストシーズンでよほど爆発しない限り、大学からの指名は厳しいのではないかとはみている。また現時点では、プロ志望届も提出されていない。
明大は終盤からエースの 入江 大生(作新学院出身・4年)右腕が登場。右打者の外角にズバズバ150キロ前後(MAX152キロ)の質の良い真っ直ぐを集めて魅せた。スライダーのブレーキも良く、右打者外角低めに集め空振りを誘える。落差は小さいが、スプリット系の球を時々織り交ぜるなど、変化球・制球力・ボールの勢いと揃っている。
何より素晴らしいのは、これだけのスピードを誇りながら制球力がかなり高いということ。先輩の森下暢仁(広島)などは、普段は結構アバウトだけれども、要所でビシッと絶妙なところに決めるといったメリハリの効いたタイプだった。しかし入江の場合、安定してコースに投げ込める精度の高さがある。逆にここまで投げられてしまうと、ピッチングが汲々となって力つきそうな気もしてくるが。それでもこれだけの投球ができる選手はかなり全国的にも稀であり、ドラフト会議においてはハズレ1位~悪くても2位までには指名されるのではないかとみている。通算で2勝止まりの実績に物足りないところはあるが、この春はリーグ戦3位となる防御率1.50と内容も安定していた。最近急浮上してきた選手の、筆頭格だと言えるのではないのだろうか。
中川 颯 (立教大4年)投手 184/79 右/左
三井 健佑(立教大4年)左翼 187/88 右/左
入江 大生(明治大4年)投手 187/84 右/右
- 関連記事
スポンサーサイト