2020年秋 東都リーグレポート3
2020/08/25|Category:テレビ・動画観戦
秋の東都リーグレポートも、ここまで2回行ってきた。あと取り上げていないのは、立正大と駒沢大のニ校の選手たち。今回は、この2チームのドラフト候補を中心に、レポートを作成してみたい。
プロ志望届を提出した 倉田 希(立正大4年)右腕は、サイドハンドながら腕が横から出てくるというわけではない変則フォーム。球速は140キロ前後と際立つものはないものの、球速以上にビシッと来るしサイド特有のシュート回転する球も少ない。四死球で自滅するような危うさはない一方、これは!という武器がない。左打者の外角ボールゾーン~ストライクゾーンに入ってくる、バックドアのスライダーの精度が高いのが特徴。またシンカー系の球も持っているが、大卒プロとなるとちょっとパンチ不足は否めなかった。安定して、140キロ台中盤を連発できるぐらいまでに引き上げたい。
また 竹本 祐瑛(駒沢大4年)右腕は、オーソドックスな右の正統派。無理しなくても145キロ前後を刻め~速いときには140キロ台後半も叩き出す。186/94 の体格のせいなのか? 少しもっさりしている感じで全体にキレがないのが気になる。変化球は、スライダーやチェンジアップなどを織り交ぜてくるが、これはという決め球がない。ストレートの平均球速はNPBレベルではあるが、ドラフト指名となると決め手不足ではないかと。ここをいじれば良くなるという確信があれば、ボーダーレベルぐらいの選手なので何かしらの形で指名はされるかもしれないが。
この秋に、6試合ですでに4本塁打を放って急浮上してきたのが 若林 楽人(駒沢大4年)中堅手。払うようなスイングは、元キューバの至宝でDeNAでもプレーした・ユリエスキ・グリエル をちょっと彷彿させるところがある。元々対応力には課題があったが、右打席から4.2秒台(左打者換算で4.0秒台に相当)するような俊足で、ここまでの6試合で3盗塁と積極的に盗塁も仕掛けて来る。中堅手としても、守備範囲が広く打球への反応や落下点までの入りも悪くない。とくにダイビングキャッチを決めるなど、なかなかのガッツマン。肩もまずまず強く、身体能力の高いアスリート系。中継まへの返球が雑だったりと、積極的な反面粗っぽいプレースタイルといった印象はある。アスリート系で一発が魅力と言えば、先輩の 江越 大賀(阪神)にも似たタイプの選手かもしれない。真面目てで一度不調になると中々浮上して来なかった江越に比べると、マインド的には若林の方がプロ向きなのかもしれない。どういった位置づけになるかは積み上げてきたものが少ない選手だけに判断は難しいが、今の充実ぶりや高い身体能力に・右の強打者だということを加味すると、まず本会議で指名されるだろうなという気はする。まだあまり細かく見られていないが、昨年の 佐藤 直樹(JR西日本-ソフトバンク1位)もこんな感じだったので、需要と供給が一致したら、思わぬ順位で指名されるかもしれない。
打の急浮上選手が若林ならば、投の急浮上選手は 平内 龍太(亜細亜大4年)右腕ではないのだろうか。駒大戦では、リリーフでコンスタントに155キロ前後(MAX156キロ)を記録するなど、いま一番アマチュアで速い投手かもしれない。昨年でも140キロ台後半の速球には見るべきものはあったものの、明らかにワンランクボールの勢いを増してきた。スライダーやフォーク系の球もあるのだが、キレが平凡だったり手を出してもらえなかったりするところは、ちょっと気になる材料ではある。それでも、プロでも容易には捉えることが難しいレベルまでストレートが来ているので、ドラフトでも一躍上位候補の仲間入りをしてきたのではないのだろうか。個人的には、2・3位ぐらいなのかなと想定しているが、どうなるの興味深い。
倉田 希 (立正大4年)投手 181/81 右/右
竹本 祐瑛(駒沢大4年)投手 186/94 右/右
若林 楽人(駒沢大4年)中堅 177/74 右/右
平内 龍太(亜細亜大4年)投手 186/90 右/右
プロ志望届を提出した 倉田 希(立正大4年)右腕は、サイドハンドながら腕が横から出てくるというわけではない変則フォーム。球速は140キロ前後と際立つものはないものの、球速以上にビシッと来るしサイド特有のシュート回転する球も少ない。四死球で自滅するような危うさはない一方、これは!という武器がない。左打者の外角ボールゾーン~ストライクゾーンに入ってくる、バックドアのスライダーの精度が高いのが特徴。またシンカー系の球も持っているが、大卒プロとなるとちょっとパンチ不足は否めなかった。安定して、140キロ台中盤を連発できるぐらいまでに引き上げたい。
また 竹本 祐瑛(駒沢大4年)右腕は、オーソドックスな右の正統派。無理しなくても145キロ前後を刻め~速いときには140キロ台後半も叩き出す。186/94 の体格のせいなのか? 少しもっさりしている感じで全体にキレがないのが気になる。変化球は、スライダーやチェンジアップなどを織り交ぜてくるが、これはという決め球がない。ストレートの平均球速はNPBレベルではあるが、ドラフト指名となると決め手不足ではないかと。ここをいじれば良くなるという確信があれば、ボーダーレベルぐらいの選手なので何かしらの形で指名はされるかもしれないが。
この秋に、6試合ですでに4本塁打を放って急浮上してきたのが 若林 楽人(駒沢大4年)中堅手。払うようなスイングは、元キューバの至宝でDeNAでもプレーした・ユリエスキ・グリエル をちょっと彷彿させるところがある。元々対応力には課題があったが、右打席から4.2秒台(左打者換算で4.0秒台に相当)するような俊足で、ここまでの6試合で3盗塁と積極的に盗塁も仕掛けて来る。中堅手としても、守備範囲が広く打球への反応や落下点までの入りも悪くない。とくにダイビングキャッチを決めるなど、なかなかのガッツマン。肩もまずまず強く、身体能力の高いアスリート系。中継まへの返球が雑だったりと、積極的な反面粗っぽいプレースタイルといった印象はある。アスリート系で一発が魅力と言えば、先輩の 江越 大賀(阪神)にも似たタイプの選手かもしれない。真面目てで一度不調になると中々浮上して来なかった江越に比べると、マインド的には若林の方がプロ向きなのかもしれない。どういった位置づけになるかは積み上げてきたものが少ない選手だけに判断は難しいが、今の充実ぶりや高い身体能力に・右の強打者だということを加味すると、まず本会議で指名されるだろうなという気はする。まだあまり細かく見られていないが、昨年の 佐藤 直樹(JR西日本-ソフトバンク1位)もこんな感じだったので、需要と供給が一致したら、思わぬ順位で指名されるかもしれない。
打の急浮上選手が若林ならば、投の急浮上選手は 平内 龍太(亜細亜大4年)右腕ではないのだろうか。駒大戦では、リリーフでコンスタントに155キロ前後(MAX156キロ)を記録するなど、いま一番アマチュアで速い投手かもしれない。昨年でも140キロ台後半の速球には見るべきものはあったものの、明らかにワンランクボールの勢いを増してきた。スライダーやフォーク系の球もあるのだが、キレが平凡だったり手を出してもらえなかったりするところは、ちょっと気になる材料ではある。それでも、プロでも容易には捉えることが難しいレベルまでストレートが来ているので、ドラフトでも一躍上位候補の仲間入りをしてきたのではないのだろうか。個人的には、2・3位ぐらいなのかなと想定しているが、どうなるの興味深い。
倉田 希 (立正大4年)投手 181/81 右/右
竹本 祐瑛(駒沢大4年)投手 186/94 右/右
若林 楽人(駒沢大4年)中堅 177/74 右/右
平内 龍太(亜細亜大4年)投手 186/90 右/右
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