最近気になった選手たち1
2020/08/27|Category:テレビ・動画観戦
最近気になったドラフト候補について、掻い摘んでレポートして行きます。都市対抗東北予選に登場した 小木田 敦也(22歳・TDK)右腕が、圧巻の投球を披露しました。18年度の都市対抗では、150キロの速球を投げ込むなど真っすぐが魅力のリリーフタイプでした。昨年は解禁の年だったので気にしていましたが、関東に遠征してきた時にENEOSグランドを見たのを最後に、その後は全く確認できず。右肩の調子が思わしくなく、ドラフト戦線から脱落して行きました。
4年目を迎えた今年は、都市対抗予選でも先発のマウンドに上がります。けして無理をしなくても、安定して150キロ前後を投げられるまでになり、MAXで152キロを記録。変化球は、曲がりしながら沈むスライダーで空振りを奪え、あとは時々カットボールのような球も見られます。逆に以前投げていた、カーブやチェンジアップ系の球は良くわかりませんでした。ポンポンとテンポ良く投げ込み、ニコニコと表情豊かに投げこむ投球スタイル。以前と同じく高めに抜ける球もあるのですが、四死球を出さずに踏ん張れていました。まだ多少危ういところが見受けられるのと、173/79 と上背の体格などを考えると1位とまではゆかないと思います。しかし1位を野手や高校生投手などにした球団が、2位や3位あたりで狙うには面白い存在ではないのでしょうか。
この小木田と良く似た感じの投手なのが、森 博人(日体大4年)右腕。開幕週では、大田Sのガンの厳しさもあったものの130キロ台後半~MAXで146キロ程度とやや物足りない球速でした。しかし大一番となる東海大戦では、コンスタントに先発でも145キロ前後~MAXで152キロを記録するなど、さすがの投球。変化球は、カットボール・ツーシームを織り交ぜつつ、たまにスライダーや何かスプリット気味の球も持っているようにも見えます。以前は力んで投げる力投派のイメージがあったが、ゆったりとした入りで余力を感じさせる内容に。それほど細かいコントロールがあるわけではないものの、四死球で自滅するといった危うさは感じられません。そういった意味では、ハズレ1位~2位の間には指名されるかなといった内容でした。こちらも抽選で破れたチーム、1位指名を野手でいった球団や高校生投手を1位にしたチームあたりが、その次に狙う層に入ってきそう。
開幕週で大田のスピードガンで151キロを記録し驚かされた新星 奈良木 陸(筑波大4年)右腕が、センターカメラからの映像で確認。この日もコンスタントに145~150キロ級のボールを投げ込むも、安定感のあるフォームで落ち着いたマウンドさばき。140キロ近くで変化するカットボール・スプリットなどを織り交ぜていた。特にスプリットは有効であり、この球は上のレベルでも通用しそう。NPBの打者相手だと、ストレートで仕留めきれるほどのレベルにはまだ無さそうだが、充分にドラフト指名を意識できる素材だと再認識させられた。中位~下位など、本会議中での指名があっても不思議ではない。
前回故障から復活登板した 小郷 賢人(東海大4年)右腕も、この日も140キロ台後半~MAXで151キロを記録。相変わらず力んで投げるフォークではあるが、縦スラだかフォークの縦の変化球は健在で空振りが取れる球があるのは強味。コントロールの粗っぽさも、球速が多少大人しくなったぶん、制御できるようになってきている。奈良木との違いは、プロでも空振りを誘える決め球があるということ。ドラフトでも3位前後ぐらいには、位置づけられるのではないのだろうか。以前のような150キロ台中盤とまではゆかないが、適度なまとまりも出てきているので、リリーフが欲しい球団にとっては魅力を感じる素材ではないのだろうか。
少々粗っぽい素材型左腕だが、坂巻 拳(23歳・三菱自動車岡崎)左腕も有力な指名候補ではないのだろうか。左腕からコンスタントに140キロ台後半を記録できるスピード能力があり、スライダー・チェンジアップなどを交えてくる。チームでの信頼度がそれほど高くはなく、リリーフで試合途中にちょろっと出てくる感じではあるが、プロならば放ってはおかない素材だろう。会社側の許可が出れば、下位指名あたりで指名があっても不思議ではない。位置づけ的には、永野 将司(HONDA-ロッテ6位)の時に似ている印象を受けた。
小木田敦也(22歳・TDK)投手 173/78 右/右
森 博人(日体大4年)投手 177/80 右/右
奈良木 陸(筑波大4年)投手 182/92 右/右
小郷 賢人(東海大4年)投手 180/80 右/右
坂巻 拳 (23歳・三菱自動車岡崎)投手 187/88 左/左
4年目を迎えた今年は、都市対抗予選でも先発のマウンドに上がります。けして無理をしなくても、安定して150キロ前後を投げられるまでになり、MAXで152キロを記録。変化球は、曲がりしながら沈むスライダーで空振りを奪え、あとは時々カットボールのような球も見られます。逆に以前投げていた、カーブやチェンジアップ系の球は良くわかりませんでした。ポンポンとテンポ良く投げ込み、ニコニコと表情豊かに投げこむ投球スタイル。以前と同じく高めに抜ける球もあるのですが、四死球を出さずに踏ん張れていました。まだ多少危ういところが見受けられるのと、173/79 と上背の体格などを考えると1位とまではゆかないと思います。しかし1位を野手や高校生投手などにした球団が、2位や3位あたりで狙うには面白い存在ではないのでしょうか。
この小木田と良く似た感じの投手なのが、森 博人(日体大4年)右腕。開幕週では、大田Sのガンの厳しさもあったものの130キロ台後半~MAXで146キロ程度とやや物足りない球速でした。しかし大一番となる東海大戦では、コンスタントに先発でも145キロ前後~MAXで152キロを記録するなど、さすがの投球。変化球は、カットボール・ツーシームを織り交ぜつつ、たまにスライダーや何かスプリット気味の球も持っているようにも見えます。以前は力んで投げる力投派のイメージがあったが、ゆったりとした入りで余力を感じさせる内容に。それほど細かいコントロールがあるわけではないものの、四死球で自滅するといった危うさは感じられません。そういった意味では、ハズレ1位~2位の間には指名されるかなといった内容でした。こちらも抽選で破れたチーム、1位指名を野手でいった球団や高校生投手を1位にしたチームあたりが、その次に狙う層に入ってきそう。
開幕週で大田のスピードガンで151キロを記録し驚かされた新星 奈良木 陸(筑波大4年)右腕が、センターカメラからの映像で確認。この日もコンスタントに145~150キロ級のボールを投げ込むも、安定感のあるフォームで落ち着いたマウンドさばき。140キロ近くで変化するカットボール・スプリットなどを織り交ぜていた。特にスプリットは有効であり、この球は上のレベルでも通用しそう。NPBの打者相手だと、ストレートで仕留めきれるほどのレベルにはまだ無さそうだが、充分にドラフト指名を意識できる素材だと再認識させられた。中位~下位など、本会議中での指名があっても不思議ではない。
前回故障から復活登板した 小郷 賢人(東海大4年)右腕も、この日も140キロ台後半~MAXで151キロを記録。相変わらず力んで投げるフォークではあるが、縦スラだかフォークの縦の変化球は健在で空振りが取れる球があるのは強味。コントロールの粗っぽさも、球速が多少大人しくなったぶん、制御できるようになってきている。奈良木との違いは、プロでも空振りを誘える決め球があるということ。ドラフトでも3位前後ぐらいには、位置づけられるのではないのだろうか。以前のような150キロ台中盤とまではゆかないが、適度なまとまりも出てきているので、リリーフが欲しい球団にとっては魅力を感じる素材ではないのだろうか。
少々粗っぽい素材型左腕だが、坂巻 拳(23歳・三菱自動車岡崎)左腕も有力な指名候補ではないのだろうか。左腕からコンスタントに140キロ台後半を記録できるスピード能力があり、スライダー・チェンジアップなどを交えてくる。チームでの信頼度がそれほど高くはなく、リリーフで試合途中にちょろっと出てくる感じではあるが、プロならば放ってはおかない素材だろう。会社側の許可が出れば、下位指名あたりで指名があっても不思議ではない。位置づけ的には、永野 将司(HONDA-ロッテ6位)の時に似ている印象を受けた。
小木田敦也(22歳・TDK)投手 173/78 右/右
森 博人(日体大4年)投手 177/80 右/右
奈良木 陸(筑波大4年)投手 182/92 右/右
小郷 賢人(東海大4年)投手 180/80 右/右
坂巻 拳 (23歳・三菱自動車岡崎)投手 187/88 左/左
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