春季東北大会初日 第一試合
2009/06/05|Category:観戦記
皆様今晩は。現在は、福島の宿からパソコンを借りて打ち込んでおります。今朝は、福島の信夫ヶ丘球場に赴き、春季東北大会を観戦してきました。明日も、この大会を予定しておりますが、降水確率が極めて高いので、観戦は厳しいかもしれません。しかしながら今日は、思っていた以上には楽しめ試合でした。早速試合の模様をレポートしようと思います。
第一試合 大館工 VS 日大山形
日大山形の先発は、昨年から注目されてきた佐藤雄介(3年)右腕。177・75の体格とおり、それほどピッチングにはスケールは感じさせんが、適度にまとまり、ボールにもそれなりの勢いがありました。球速は常時135キロ前後で、MAXで88マイル(140.8キロ)を記録しました。変化球は、カーブ・スライダー・チェンジアップなどで、スライダーは120キロ台後半は出ており、横滑りしてストレートとの見極めが難しく、またチェンジアップだかフォークなども狙って落とせる精度があるなど、変化球レベルも低くない投手です。
制球もアウトコース中心に球を集めることが出来るので、投球も多彩なのですが、素材としての奥行きがもうひとつ感じられません。力もありソコソコまとめられる能力もあるのですが、高卒プロというよりは、大学などで更に力をつけてからというタイプではないのでしょうか。
同校では、もう一人エースの菅井貴史という3年生右腕が注目です。ただこちらも、小柄で洗練されたタイプだったと記憶しておりますが、今日はブルペンでの登板に留まりました。打線も6番の芳賀俊彦(3年)左翼手が鋭い打球を放つなどしましたが、高卒即プロとかそういった選手はおりませんでした。
一方の大館工業では、2番手登板した伊藤優志(3年)という左腕が、186・82と恵まれた体格から角度のある速球を投げ込んできます。球速は、まだ常時120キロ台後半~MAXで86マイル(137.6キロ)まで記録、現状はまだまだですが、今後の成長に期待してみたい左腕でした。注目は3番手で登場したエースの川田貴明(3年)右腕。181・76の均整の取れた体格からMAX88マイル(140.8キロ)をマークし、近くのスカウトのガンではMAX143キロまで記録しておりました。
変化球は、カーブ・スライダー・カット系などがあるようなのですが、ランナーを背負うと制球を重視するのかよくわかりませんが、大幅に球速がダウンして130キロソコソコに下がります。ただ普段の投球にはスケール感を感じさせ、スカウト達をも「おっ!」とさせてくれるものがあります。
ただまだまだ、リリースが安定しないせいか制球が不安定です。精神的にもムラがあり、素材としての魅力はありますが、現状総合力でプロとなると物足りない印象はあります。ただこれから夏に向けて、ドラフト候補として再度注目してみる価値はありそうです。上手く導ける指導者がいれば、3、4年後には、大きくスケールを増すことは期待できそうです。そのときに、どのぐらいの実戦力も兼ね備えているかが、ひとつ大きなポイントにはなりそうです。この選手が、今日見た中では一番面白い選手ではありました。
この選手、打撃も悪くなく、けん制もそれなりで、クィックも1.05秒前後で高速でもあり、野球人としてのポテンシャルは高そうです。ただし野球センス・マウンド捌きに優れたセンス型の選手ではありませんでした。そのほか大館工では、特に際立つ野手はおりませんでした。
この試合は、前評判どおり佐藤雄介の適度なまとまりと、川田の荒削りながら素材としての魅力を感じさせてくれるソコソコの試合となりました。夏に向けて川田と言う投手が、ひとつ面白そうだということを実際に確認できたことは収穫となりました。
第一試合 大館工 VS 日大山形
日大山形の先発は、昨年から注目されてきた佐藤雄介(3年)右腕。177・75の体格とおり、それほどピッチングにはスケールは感じさせんが、適度にまとまり、ボールにもそれなりの勢いがありました。球速は常時135キロ前後で、MAXで88マイル(140.8キロ)を記録しました。変化球は、カーブ・スライダー・チェンジアップなどで、スライダーは120キロ台後半は出ており、横滑りしてストレートとの見極めが難しく、またチェンジアップだかフォークなども狙って落とせる精度があるなど、変化球レベルも低くない投手です。
制球もアウトコース中心に球を集めることが出来るので、投球も多彩なのですが、素材としての奥行きがもうひとつ感じられません。力もありソコソコまとめられる能力もあるのですが、高卒プロというよりは、大学などで更に力をつけてからというタイプではないのでしょうか。
同校では、もう一人エースの菅井貴史という3年生右腕が注目です。ただこちらも、小柄で洗練されたタイプだったと記憶しておりますが、今日はブルペンでの登板に留まりました。打線も6番の芳賀俊彦(3年)左翼手が鋭い打球を放つなどしましたが、高卒即プロとかそういった選手はおりませんでした。
一方の大館工業では、2番手登板した伊藤優志(3年)という左腕が、186・82と恵まれた体格から角度のある速球を投げ込んできます。球速は、まだ常時120キロ台後半~MAXで86マイル(137.6キロ)まで記録、現状はまだまだですが、今後の成長に期待してみたい左腕でした。注目は3番手で登場したエースの川田貴明(3年)右腕。181・76の均整の取れた体格からMAX88マイル(140.8キロ)をマークし、近くのスカウトのガンではMAX143キロまで記録しておりました。
変化球は、カーブ・スライダー・カット系などがあるようなのですが、ランナーを背負うと制球を重視するのかよくわかりませんが、大幅に球速がダウンして130キロソコソコに下がります。ただ普段の投球にはスケール感を感じさせ、スカウト達をも「おっ!」とさせてくれるものがあります。
ただまだまだ、リリースが安定しないせいか制球が不安定です。精神的にもムラがあり、素材としての魅力はありますが、現状総合力でプロとなると物足りない印象はあります。ただこれから夏に向けて、ドラフト候補として再度注目してみる価値はありそうです。上手く導ける指導者がいれば、3、4年後には、大きくスケールを増すことは期待できそうです。そのときに、どのぐらいの実戦力も兼ね備えているかが、ひとつ大きなポイントにはなりそうです。この選手が、今日見た中では一番面白い選手ではありました。
この選手、打撃も悪くなく、けん制もそれなりで、クィックも1.05秒前後で高速でもあり、野球人としてのポテンシャルは高そうです。ただし野球センス・マウンド捌きに優れたセンス型の選手ではありませんでした。そのほか大館工では、特に際立つ野手はおりませんでした。
この試合は、前評判どおり佐藤雄介の適度なまとまりと、川田の荒削りながら素材としての魅力を感じさせてくれるソコソコの試合となりました。夏に向けて川田と言う投手が、ひとつ面白そうだということを実際に確認できたことは収穫となりました。
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