魅惑のロマン枠候の現状
2021/03/11|Category:テレビ・動画観戦
飯田 琉斗(横浜商科大4年)投手 187/96 右/右 (向上出身)
神奈川大学リーグも、4/3に開幕。同リーグで最も注目を浴びる速球派・飯田 琉斗(横浜商科大4年)右腕が開幕試合で登板。最速154キロを記録するほどの速球派のはずが、この試合では先発ということもあり140キロ前後の球速に留まり、3回2/3イニングを投げ4失点で早々と降板。脱力を心がけて投げようというのは伝わってくるものの、力を抜いても繊細なコントロールや多彩なコンビネーションがあるわけではなく返って中途半端な結果に。変化球も緩いカーブがあるぐらいで、まだまだ試行錯誤の日々なのかもしれません。現状の内容だと、プロ云々は厳しいのではないかといった印象は受けた。今後何処まで巻き返せるかはわからのですが、ここから見違えるほど短期間で改善するのは難しそうで、ドラフト戦線から大きく後退した印象を受けました。とりあえず、150キロ台を連発している、そんな噂を訊くまでは、無理にチェックしにゆかなくても良いのかなといった感じはしました。
松田 康甫(23歳・BC茨城)投手 193/93 右/右 (金沢-拓殖大出身)
いっぽうBC茨城には、松田 康甫(23歳)という、大型右腕がいる。この投手は、193/93 という破格の体格から、コンスタントに140キロ台後半~最速153キロを記録。力みまくって投げているので、制球力やボールの質という意味ではまだまだ。ただし、これだけの球速の球が低めに結構行くので、これが安定して決まるようになると容易には捉えることは難しいかもしれません。まだ完全なロマン枠ではあるのですが、肉体のスペックと球速は破格なのでその名前を覚えておいて損はないのではないのでしょうか。
梶原 昂希(神奈川大4年)中堅 189/85 右/左 (大分雄城台出身)
また神奈川リーグでプロ注目の 梶原 昂希(神奈川大4年)中堅手のプレーも確認。どうも観ていると、チェンジアップ系の抜く球への対応に課題があるように感じました。またもう少し、プロとなるとスイングに凄みなりキレみたいなものが欲しい物足りなさも感じます。189/85 の大型外野手で、高校時代から「ギータ二世(柳田悠岐)」と言われてきた逸材ですが、この鶴見大との一週目の模様を見る限りは、大学からプロといった凄みまでは感じられませんでした。
堂々とした体格のため、打席でも雰囲気はあります。足をあまり上げず、地面をなぞるようにして上下動の少ないスイングします。高めの真っ直ぐなどを、打ち損じることなく叩いていたのは良いのですが、どうも得意な球と不得意な球がハッキリしているのかもしれません。打席に入る時も、ラインなどを踏んで入るような、強打者としては良い意味での鈍感力はありそう。それほど足場をならすなどもしないのですが、前の打者の足跡を消して、軸足は深く踏み込み自分の足場を作ろうという意識は感じられました。肩も良い選手ですし、大型でも動ける走力もあります。しかし、守備も足もプロで売りにできるほどかと言われると疑問であり、現状は社会人に進むのかなと感じました。このへんは、他の試合なども観て能力を見極めて行きたいポイントです。
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