2021年 東京都春季高校野球大会
2021/04/11|Category:観戦記
東京で気になっていた、左右の投手が登場するカードとなったので、駒沢球場まで東京都春季大会を観戦に足を運びました。
関東一 VS 日本学園
関東一高の先発・市川 祐(3年)投手は、右の正統派右腕。すでに昨年の段階から140キロ台を連発できるスピード能力があったが、私が会場に着いたときにはすでに大量リードだったせいか? 球速は120キロ台後半~130キロ台中盤。スライダーやチェンジアップなどを織り交ぜるオーソドックス投球スタイルは変わらなかった。ただし、身のこなしやボールの感じからも、いくら力を抜いて投げていたとしても、ドラフト候補の匂いは全くしなかったのは残念だった。現状は、大学などに進学するタイプとみて良いのではないのだろうか。
関東一では、4番を打つ 楠原 悠太(3年)遊撃手が気になった。私が見ているところでは、あまり打撃で派手な活躍は見られなかったものの、ここまでの春季大会では3試合でマルチ安打を放つなど安定した内容。均整の取れた体格からの、守備・肩などの身体能力も高そうで、今後の試合でも注視したいと思わせる雰囲気があった。秋は、捕手として出場していた選手だった。
また対戦相手の 日本学園の4番・澤田 夕輝(3年)捕手という選手も、同校では抜けたスイングをする強打者で、捕手としてもなかなかの強肩であった。制球の精度や細かい部分で、まだまだ高いレベルの野球で揉まれなければという感じは受けたが、持っている素材は悪くない。外野手だった選手なので、大学などで捕手の技量を磨ければひょっとするかもしれない。
市川 祐 (関東一3年)投手 184/82 右/右
楠原 悠太(関東一3年)遊撃 179/75 右/左
澤田夕輝(日本学園3年)捕手 右/右
八王子学園八王子 VS 専修大付属
八王子の先発は、星野 翔太(2年)右腕。均整の取れた体格から投げ込まれる本格派で、130キロ台中盤のストレートと曲がりの大きなスライダーを武器に、専修大付属相手に6回までヒットを許さない快投ぶり。まだ線の細さは感じられるが、フォームに癖がなく、球速以上に球筋の良さもあり、順調に肉付けして行ければ来年の今頃には140キロ台を投げる本格派として注目される存在になっているかもしれない。
八王子の4番・落合 俊介(3年)右翼手は、脚力があり肩も強そうな選手。打撃ではあまり目立たなかったが、今後の試合を観る機会があれば、その身体能力含めて注目して行きたい選手だった。
そしてコールド目の前の7回に登場したのが、この日のお目当てだった 羽田 慎之助(八王子3年)左腕。「和製ランディ・ジョンソン」とありきたりな愛称がついているが、まさにそういった上半身主導で腕をブンと振ってくる粗っぽさがある。球速こそコンスタントに130キロ台後半~MAXで91マイル・146キロを記録。明らかに、ボールの勢い・威力は、この日登板した選手たちとは違っていた。ただし、コントロールは相当アバウトな上に、変化球がどうなのか? また1試合20球ぐらいを目安に登板しているようで、出塁を許し球数が増えて来るとボールの勢い・球速も明らかに落ちるスタミナなども不安が残った。素材としてはロマン溢れるが、上のレベルで使えるようになるまでには、かなりの育成力と忍耐力に時間が必要になりそうだ。一昔前ならば上位指名になったタイプだが、今の総合力が求められるスカウティングでは育成指名あたりになってもおかしくない。そのへんは、球団やスカウトの考え方で評価が別れる存在となりそうだ。いずれにしても、もう少し長いイニングを投げてもらわないと、全容が掴みきれない。そういった投球が見られるのは、夏の大会まで待たないと行けないのではないのだろうか。
星野 翔太(八王子学園八王子2年)投手 181/82 右/右
落合 俊介(八王子学園八王子3年)右翼 183/71 左/左
羽田慎之助(八王子学園八王子3年)投手 190/82 左/左
関東一 VS 日本学園
関東一高の先発・市川 祐(3年)投手は、右の正統派右腕。すでに昨年の段階から140キロ台を連発できるスピード能力があったが、私が会場に着いたときにはすでに大量リードだったせいか? 球速は120キロ台後半~130キロ台中盤。スライダーやチェンジアップなどを織り交ぜるオーソドックス投球スタイルは変わらなかった。ただし、身のこなしやボールの感じからも、いくら力を抜いて投げていたとしても、ドラフト候補の匂いは全くしなかったのは残念だった。現状は、大学などに進学するタイプとみて良いのではないのだろうか。
関東一では、4番を打つ 楠原 悠太(3年)遊撃手が気になった。私が見ているところでは、あまり打撃で派手な活躍は見られなかったものの、ここまでの春季大会では3試合でマルチ安打を放つなど安定した内容。均整の取れた体格からの、守備・肩などの身体能力も高そうで、今後の試合でも注視したいと思わせる雰囲気があった。秋は、捕手として出場していた選手だった。
また対戦相手の 日本学園の4番・澤田 夕輝(3年)捕手という選手も、同校では抜けたスイングをする強打者で、捕手としてもなかなかの強肩であった。制球の精度や細かい部分で、まだまだ高いレベルの野球で揉まれなければという感じは受けたが、持っている素材は悪くない。外野手だった選手なので、大学などで捕手の技量を磨ければひょっとするかもしれない。
市川 祐 (関東一3年)投手 184/82 右/右
楠原 悠太(関東一3年)遊撃 179/75 右/左
澤田夕輝(日本学園3年)捕手 右/右
八王子学園八王子 VS 専修大付属
八王子の先発は、星野 翔太(2年)右腕。均整の取れた体格から投げ込まれる本格派で、130キロ台中盤のストレートと曲がりの大きなスライダーを武器に、専修大付属相手に6回までヒットを許さない快投ぶり。まだ線の細さは感じられるが、フォームに癖がなく、球速以上に球筋の良さもあり、順調に肉付けして行ければ来年の今頃には140キロ台を投げる本格派として注目される存在になっているかもしれない。
八王子の4番・落合 俊介(3年)右翼手は、脚力があり肩も強そうな選手。打撃ではあまり目立たなかったが、今後の試合を観る機会があれば、その身体能力含めて注目して行きたい選手だった。
そしてコールド目の前の7回に登場したのが、この日のお目当てだった 羽田 慎之助(八王子3年)左腕。「和製ランディ・ジョンソン」とありきたりな愛称がついているが、まさにそういった上半身主導で腕をブンと振ってくる粗っぽさがある。球速こそコンスタントに130キロ台後半~MAXで91マイル・146キロを記録。明らかに、ボールの勢い・威力は、この日登板した選手たちとは違っていた。ただし、コントロールは相当アバウトな上に、変化球がどうなのか? また1試合20球ぐらいを目安に登板しているようで、出塁を許し球数が増えて来るとボールの勢い・球速も明らかに落ちるスタミナなども不安が残った。素材としてはロマン溢れるが、上のレベルで使えるようになるまでには、かなりの育成力と忍耐力に時間が必要になりそうだ。一昔前ならば上位指名になったタイプだが、今の総合力が求められるスカウティングでは育成指名あたりになってもおかしくない。そのへんは、球団やスカウトの考え方で評価が別れる存在となりそうだ。いずれにしても、もう少し長いイニングを投げてもらわないと、全容が掴みきれない。そういった投球が見られるのは、夏の大会まで待たないと行けないのではないのだろうか。
星野 翔太(八王子学園八王子2年)投手 181/82 右/右
落合 俊介(八王子学園八王子3年)右翼 183/71 左/左
羽田慎之助(八王子学園八王子3年)投手 190/82 左/左
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