二人の強打者
2021/05/01|Category:個別寸評
関東を代表する二人の強打者を観ようと、埼玉と千葉に足を運びました。ただ、行きの電車から遅延してしまい、試合前練習を確認できず、いまいち掴めていない守備が掴めないままという心残りの観戦になってしまいました。
昌平 VS 秀明英光
観戦目的は、今年の北関東を代表する強打者・吉野 創士(昌平3年)中堅手の視察でした。元々引っ張り中心の打者でしたが、先日の試合では右方向に本塁打を聞いていました。しかし、この試合ではまたもレフトフライを連発します。打席での雰囲気は、均整の取れた体格なものの、それほど威圧感など凄みを感じさせる選手というよりもスマートなアスリート系です。
打席に入る前には、しっかり投手の球筋にタイミングを合わせて準備をしています。強打者らしく、ラインを踏んでしまうこともあるのですが、足場をあまり慣らさないまま構えるなど、真面目だけれども、それほどこだわりはないのかな?といった印象は受けます。特にこの試合を観ていて気になったのは、変化球にタイミングが全然合っていないかったところ。この辺が、どうなのかな?と夏に向けても気にしてしたいポイントです。
試合では積極的に盗塁を試みるもアウトに。守備などの打球勘・判断力も普通なのかなといった感じでした。ただし、地肩はそれなりに強そうに見えました。走力・地肩などは、中の上 ぐらいはありそうでしたが、打撃はそこまで突出しているといったものは感じられず。ドラフト候補として夏まで能力を見極めたいとは思ったものの、上位候補だとか指名確実といったほどのものは、この試合を観る限り感じませんでした。
この試合を選んだのは、埼玉で話題の 岩井 裕貴(秀明英光3年)右腕の確認もできそうだったから。球速は常時135キロぐらいといった感じで、スライダーやカーブを織り交ぜるオーソドックスなスタイル。変化球は悪くなかったり、時々おっという球もあったものの、高校からプロといった選手ではないように感じます。むしろ昌平の先発である 川島 新大(2年)右腕の方が、同じような球速でもビシッとした球を投げており、来年に向けて少し気になる存在ではありました。
千葉大会が春の間にチェックできるかわからなかったので、習志野の第一カッターで行われている試合に中盤で移動しました。この日はかなり気温が上がっており、大宮県営との往復を急いで行ったら暑かったです。なんとか一時間半かけて、習志野に到着したものの、球場に着いた時にはワンサイドゲームになっていました。結局試合は、6回だか7回でコールドゲームに。
千葉学芸 VS 学館浦安
この試合のお目当ては、今年の関東を代表する強打者・有園 直輝(千葉学芸3年)三塁手。昨夏はライトを守っていたような記憶がありますが、今は三塁手でした。確認できたのは、内角のストレートに詰まってのサードゴロの一打席のみ(コールドであとは回ってきませんでした)。知り合いがいたので訊いたのですが、他の打席でもこの日は結果を残せていなかったとのこと。詰めかけてスカウトを前に結果を残そうと力んだのか? 少し力が入り過ぎで柔軟性に欠けるのかなといった感じでした。
また内野ゴロの際の一塁駆け抜けタイムは、4.7秒前後(左打者換算で4.45秒に相当)と、走力がないのは間違い無さそうです。昨年計った時にも、4.55秒前後でしたので。ただしこの選手、明らかにアウトになる時でも、勢いを落とさず最後まで走り抜けようとする姿勢には好感が持てます。アウトカウントを間違えてベンチに戻ろうとするときもあり、ちょっとドジっ子な部分はあるのかなとは思っては観ていましたが。それでも、打席に入る時には、強打者らしく足場をしっかり自分の形にしてから入るなど、打つことへのこだわりは感じられました。吉野のように身体能力がそれなりというよりは、捉えた時の破壊力と地肩の強さはあるといったわかりやすいタイプかと。この日は一打席のみでしたが、う~ん、彼もドラフト候補の一人ではあるけれど、上位云々なのかと言われるとそこまでのものは正直感じられませんでした。夏の大会含めて、彼の能力がどのへんにあるのか見極めて行きたいと感じます。次の試合では、この日に150キロを記録した 細谷 怜央(3年)右腕のいる中央学院戦。二人の対決が実現するようだと、結果が気になるところです。
吉野 創士(昌平高校3年)中堅 185/75 右/右
岩井 裕貴(秀明英光3年)投手 180/76 右/右
有園 直輝(千葉学芸3年)三塁 184/91 右/右
昌平 VS 秀明英光
観戦目的は、今年の北関東を代表する強打者・吉野 創士(昌平3年)中堅手の視察でした。元々引っ張り中心の打者でしたが、先日の試合では右方向に本塁打を聞いていました。しかし、この試合ではまたもレフトフライを連発します。打席での雰囲気は、均整の取れた体格なものの、それほど威圧感など凄みを感じさせる選手というよりもスマートなアスリート系です。
打席に入る前には、しっかり投手の球筋にタイミングを合わせて準備をしています。強打者らしく、ラインを踏んでしまうこともあるのですが、足場をあまり慣らさないまま構えるなど、真面目だけれども、それほどこだわりはないのかな?といった印象は受けます。特にこの試合を観ていて気になったのは、変化球にタイミングが全然合っていないかったところ。この辺が、どうなのかな?と夏に向けても気にしてしたいポイントです。
試合では積極的に盗塁を試みるもアウトに。守備などの打球勘・判断力も普通なのかなといった感じでした。ただし、地肩はそれなりに強そうに見えました。走力・地肩などは、中の上 ぐらいはありそうでしたが、打撃はそこまで突出しているといったものは感じられず。ドラフト候補として夏まで能力を見極めたいとは思ったものの、上位候補だとか指名確実といったほどのものは、この試合を観る限り感じませんでした。
この試合を選んだのは、埼玉で話題の 岩井 裕貴(秀明英光3年)右腕の確認もできそうだったから。球速は常時135キロぐらいといった感じで、スライダーやカーブを織り交ぜるオーソドックスなスタイル。変化球は悪くなかったり、時々おっという球もあったものの、高校からプロといった選手ではないように感じます。むしろ昌平の先発である 川島 新大(2年)右腕の方が、同じような球速でもビシッとした球を投げており、来年に向けて少し気になる存在ではありました。
千葉大会が春の間にチェックできるかわからなかったので、習志野の第一カッターで行われている試合に中盤で移動しました。この日はかなり気温が上がっており、大宮県営との往復を急いで行ったら暑かったです。なんとか一時間半かけて、習志野に到着したものの、球場に着いた時にはワンサイドゲームになっていました。結局試合は、6回だか7回でコールドゲームに。
千葉学芸 VS 学館浦安
この試合のお目当ては、今年の関東を代表する強打者・有園 直輝(千葉学芸3年)三塁手。昨夏はライトを守っていたような記憶がありますが、今は三塁手でした。確認できたのは、内角のストレートに詰まってのサードゴロの一打席のみ(コールドであとは回ってきませんでした)。知り合いがいたので訊いたのですが、他の打席でもこの日は結果を残せていなかったとのこと。詰めかけてスカウトを前に結果を残そうと力んだのか? 少し力が入り過ぎで柔軟性に欠けるのかなといった感じでした。
また内野ゴロの際の一塁駆け抜けタイムは、4.7秒前後(左打者換算で4.45秒に相当)と、走力がないのは間違い無さそうです。昨年計った時にも、4.55秒前後でしたので。ただしこの選手、明らかにアウトになる時でも、勢いを落とさず最後まで走り抜けようとする姿勢には好感が持てます。アウトカウントを間違えてベンチに戻ろうとするときもあり、ちょっとドジっ子な部分はあるのかなとは思っては観ていましたが。それでも、打席に入る時には、強打者らしく足場をしっかり自分の形にしてから入るなど、打つことへのこだわりは感じられました。吉野のように身体能力がそれなりというよりは、捉えた時の破壊力と地肩の強さはあるといったわかりやすいタイプかと。この日は一打席のみでしたが、う~ん、彼もドラフト候補の一人ではあるけれど、上位云々なのかと言われるとそこまでのものは正直感じられませんでした。夏の大会含めて、彼の能力がどのへんにあるのか見極めて行きたいと感じます。次の試合では、この日に150キロを記録した 細谷 怜央(3年)右腕のいる中央学院戦。二人の対決が実現するようだと、結果が気になるところです。
吉野 創士(昌平高校3年)中堅 185/75 右/右
岩井 裕貴(秀明英光3年)投手 180/76 右/右
有園 直輝(千葉学芸3年)三塁 184/91 右/右
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