九州遠征で観たかった選手たち
2021/05/02|Category:テレビ・動画観戦
残念ながら、先週の九州遠征で観たかったけれど直に観られずに終わった有力選手も複数いた。そこで今回は、そんな彼らの春季大会の映像が複数あったので、それらを観ての簡単な感想を夏に向けてとどめておきたい。
井崎 燦志郎(福岡3年)投手 188/85 右/右
同時刻に、福岡で話題の 稲川 竜汰(折尾愛真3年)右腕が北九州市民球場で試合をしており、大分への通り道だったため、こちらを優先してしまいました。この井崎は、この時間春日の球場で試合をしていたはずです。その井崎は、コンスタントに140キロ台を記録し、最速で145キロを記録し評判どおりのピッチングを魅せたようです。少し春の映像を観ましたが、時々指にかかった時に おっ! と思える球はあるものの、まだまだストライクゾーンに威力のある真っ直ぐを投げ込むだけといった感じの投球に見えます。変化球は、スライダーのブレーキは悪く有りませんでしたし、フォークのような球もあるようです。福岡屈指の進学校の選手だということもありますが、この選手は高卒プロというよりもワンクッション有力大学などで経験を積んでからといった方が良いのではないのでしょうか。ぜひ夏に、じっくり観られる機会があればと思っています。
松本 翔(真颯館3年)投手 175/72 左/左
MAX142キロと言われるサウスポーですが、見ている限り135~後半ぐらいかなといった感じがします。かなり腕を下げた左スリークォーターといった球筋で、ピュッと切れる球質のために打者はワンテンポ差し込まれます。変化球は、小さく曲がるカット気味の球とかなり球速を殺したカーブのようなスライダーでカウントを整えてきます。良いのは、右打者外角に小さく逃げるツーシームようなチェンジアップが有効。マウンドさばきも洗練されていて、フィールディングなども上手くポテンシャルよりもセンスに優れた好投手といったタイプ。高校からプロに入るタイプかは微妙ですが、実戦的な投手として夏は注目されそうです。選抜でも制球力が光った 毛利 海大(福岡大大濠)ともに、福岡県下屈指のサウスポーの座を競う存在になるのではないのでしょうか。
山城 京平(興南3年)投手 174/68 左/左
島袋 洋奨(元ソフトバンク) や 宮城 大弥(オリックス)の系統を引き継ぐサウスポーで、九州大会に入る前から良いと訊いておりました。緒戦では最速145キロを記録するなど、かなり球速も出るようになってきたようです。むしろ1年生の頃は、両サイド一杯にしっかり投げ込むコマンドの高さが光っていた選手。小さく逃げるチェンジアップもコンビネーションに巧みに織り交ぜてきますが、曲がりの大きなスライダーの方が大きな武器に見えます。映像を確認できた九州国際大付属戦では、MAXで140キロぐらいだったそうで、全体の球威・球速にややまだ頼りないところがあり、その辺をどうみるかではないのでしょうか。
この選手もポテンシャルよりもセンスが勝ったタイプであり、フィールディングなどの動きも抜群。宮城のようにスカウトが上位で指名するという流れではない限り、進学するのではないかとはみています。ただしピッチングができるサウスポーでもあり、夏の甲子園でも出てアピールすれば、プロ側のボルテージも高まりそういった流れになるかもしれません。いずれにしても、九州地区を代表するサウスポーの一人であることは間違いなさそうです。
柳川 大晟(九州国際大付3年)投手 188/75 右/右
今回の遠征最大の目的が、この柳川の成長ぶりを確認することでした。昨夏の模様を見た時は、スラッとした長身投手で、140キロ前後ぐらいに見えたセンスの良いタイプ。しかし、秋の大会では151キロを記録したと訊いて、その急成長ぶりに驚かされました。実際のところどうなのか? ぜひ生で確認したいと思っていました。しかし、九州遠征時にはブルペンのみで、実戦での投球が観られないまま帰宅しました。春季大会の映像があったので、簡単な感想でも。
とにかく細身のスラッとした体型が、明らかに身体が厚くなっていて驚きました。球速こそ130キロ台後半~140キロ台前半ぐらいとあまり変わっていないのですが、ボールが凄く重そうに変化。全体的に高めに集まるのは気になりますが、両サイドにしっかり投げ分けられています。まだまだ体重移動が不十分で未完成を実感させられますが、四死球で自滅する危うさは感じません。変化球は、スライダーでカウントを整えるのが基本で、たまには軽く沈むチェンジアップを使ってきます。まだフィールディングなど、投球以外の部分にも改善の余地がありそうです。
成長過程やスケール型のところからも、昨年の 山下 舜平大(福岡大大濠-オリックス1位))投手と重なるところはありますが、彼ほどの評価は得られないように思います。現状は志望届けを提出すれば指名は濃厚なレベルだとは感じますが、上位指名とかそういったことではなく、あくまでも指名の有力候補の一人ぐらいに考えておいた方が無難ではないのでしょうか。やはりピッチングをまとめるとか、そういった総合力では、チームメイトの 山本 大揮(3年)右腕の方に分があるといえるでしょう。
井崎 燦志郎(福岡3年)投手 188/85 右/右
同時刻に、福岡で話題の 稲川 竜汰(折尾愛真3年)右腕が北九州市民球場で試合をしており、大分への通り道だったため、こちらを優先してしまいました。この井崎は、この時間春日の球場で試合をしていたはずです。その井崎は、コンスタントに140キロ台を記録し、最速で145キロを記録し評判どおりのピッチングを魅せたようです。少し春の映像を観ましたが、時々指にかかった時に おっ! と思える球はあるものの、まだまだストライクゾーンに威力のある真っ直ぐを投げ込むだけといった感じの投球に見えます。変化球は、スライダーのブレーキは悪く有りませんでしたし、フォークのような球もあるようです。福岡屈指の進学校の選手だということもありますが、この選手は高卒プロというよりもワンクッション有力大学などで経験を積んでからといった方が良いのではないのでしょうか。ぜひ夏に、じっくり観られる機会があればと思っています。
松本 翔(真颯館3年)投手 175/72 左/左
MAX142キロと言われるサウスポーですが、見ている限り135~後半ぐらいかなといった感じがします。かなり腕を下げた左スリークォーターといった球筋で、ピュッと切れる球質のために打者はワンテンポ差し込まれます。変化球は、小さく曲がるカット気味の球とかなり球速を殺したカーブのようなスライダーでカウントを整えてきます。良いのは、右打者外角に小さく逃げるツーシームようなチェンジアップが有効。マウンドさばきも洗練されていて、フィールディングなども上手くポテンシャルよりもセンスに優れた好投手といったタイプ。高校からプロに入るタイプかは微妙ですが、実戦的な投手として夏は注目されそうです。選抜でも制球力が光った 毛利 海大(福岡大大濠)ともに、福岡県下屈指のサウスポーの座を競う存在になるのではないのでしょうか。
山城 京平(興南3年)投手 174/68 左/左
島袋 洋奨(元ソフトバンク) や 宮城 大弥(オリックス)の系統を引き継ぐサウスポーで、九州大会に入る前から良いと訊いておりました。緒戦では最速145キロを記録するなど、かなり球速も出るようになってきたようです。むしろ1年生の頃は、両サイド一杯にしっかり投げ込むコマンドの高さが光っていた選手。小さく逃げるチェンジアップもコンビネーションに巧みに織り交ぜてきますが、曲がりの大きなスライダーの方が大きな武器に見えます。映像を確認できた九州国際大付属戦では、MAXで140キロぐらいだったそうで、全体の球威・球速にややまだ頼りないところがあり、その辺をどうみるかではないのでしょうか。
この選手もポテンシャルよりもセンスが勝ったタイプであり、フィールディングなどの動きも抜群。宮城のようにスカウトが上位で指名するという流れではない限り、進学するのではないかとはみています。ただしピッチングができるサウスポーでもあり、夏の甲子園でも出てアピールすれば、プロ側のボルテージも高まりそういった流れになるかもしれません。いずれにしても、九州地区を代表するサウスポーの一人であることは間違いなさそうです。
柳川 大晟(九州国際大付3年)投手 188/75 右/右
今回の遠征最大の目的が、この柳川の成長ぶりを確認することでした。昨夏の模様を見た時は、スラッとした長身投手で、140キロ前後ぐらいに見えたセンスの良いタイプ。しかし、秋の大会では151キロを記録したと訊いて、その急成長ぶりに驚かされました。実際のところどうなのか? ぜひ生で確認したいと思っていました。しかし、九州遠征時にはブルペンのみで、実戦での投球が観られないまま帰宅しました。春季大会の映像があったので、簡単な感想でも。
とにかく細身のスラッとした体型が、明らかに身体が厚くなっていて驚きました。球速こそ130キロ台後半~140キロ台前半ぐらいとあまり変わっていないのですが、ボールが凄く重そうに変化。全体的に高めに集まるのは気になりますが、両サイドにしっかり投げ分けられています。まだまだ体重移動が不十分で未完成を実感させられますが、四死球で自滅する危うさは感じません。変化球は、スライダーでカウントを整えるのが基本で、たまには軽く沈むチェンジアップを使ってきます。まだフィールディングなど、投球以外の部分にも改善の余地がありそうです。
成長過程やスケール型のところからも、昨年の 山下 舜平大(福岡大大濠-オリックス1位))投手と重なるところはありますが、彼ほどの評価は得られないように思います。現状は志望届けを提出すれば指名は濃厚なレベルだとは感じますが、上位指名とかそういったことではなく、あくまでも指名の有力候補の一人ぐらいに考えておいた方が無難ではないのでしょうか。やはりピッチングをまとめるとか、そういった総合力では、チームメイトの 山本 大揮(3年)右腕の方に分があるといえるでしょう。
- 関連記事
スポンサーサイト