2021年春 青学大 と 東洋大 の選手たち
2021/05/08|Category:観戦記
青学大 VS 東洋大
開幕週から打ちまくり存在感を示している 木村 翔大(東洋大4年)遊撃手は、球際に強い守備にとっさの状況判断に優れている。また、広角に打ち返す打撃は実戦的。派手さはないが、きっちり自分の役割を果たすタイプ、ニ遊間では貴重な右打ちなのもアピールポイント。この春の充実ぶりからも、この春もっとも株をあげた大学生野手の一人ではないのだろうか。しいて気になる点をあげれば、キャッチングなどは柔らかくうまいのだが、スローイングが弱々しい点。これは、地肩が元々ないのか? それとも送球ミスを恐れて強い送球をしていないのか? そのせいもあるのか、5/8現在で5失策と動きの割にミスが多いのは気になる。
大阪桐蔭時代から抜群の守備力を魅せてきた 泉口 友汰(青学大4年)遊撃手は、今シーズン1割台と低迷。しかし、自分の結果よりもチームに貢献という意識が強い選手で、ボールをしっかり見極め出塁を優先。また打撃でもアウトにはなっているが、芯で捉えている打球も多く内容は悪くない。ショートとしても安定感、動きの良さのは健在であり、今季12試合を消化した時点で無失策なのも好感が持てる。俺が俺がのプロ野球選手が多いなか、こういう選手がチームに加わると強くなりそうだ。
青学大は、最終学年になった 森 圭名(富山第一出身・4年)右腕をクローザーに据えている。中背の体格ながら、140キロ台後半を記録する速球の威力と投げっぷりの良さは健在。小さめなテイクバックから繰り出されるストレートは、思いのほか打者が当たらない。またスライダー・カットボール・チェンジアップなどを織り交ぜ変化球も悪くないが、プロに混ぜた時に絶対的な武器がないのがどうでるか? 実戦力と馬力を兼ね備えた選手ではあるが、ドラフトとなるとボーダーレベルではないかとみている。
また東洋大の 細野 晴希(東亜学園出身・2年)左腕は、足の反動を生かした独特のフォーム。そこから繰り出される140キロ台後半の真っ直ぐには勢いがあり、2年後の上位候補と目される存在。カーブ・スライダーの曲がりもよく、小さく右打者外角に沈むツーシーム系の球も持っている。
木村 翔大(東洋大4年)遊撃 178/76 右/右
細野 晴希(東洋大2年)投手 180/83 左/左
泉口 友汰(青学大4年)遊撃 178/81 右/左
森 圭名(青学大4年)投手 174/85 右/右
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