福岡遠征
2009/06/14|Category:観戦記
今回は、福岡県の招待試合を見に、春日球場にやってきました。始発電車に乗り、朝一の飛行機に乗るも到着が遅れ、試合会場に着いたときは、立ち上がりが悪いと言われていた 川原 弘之(福岡大大濠)投手は、3失点をすでに大阪桐蔭相手に失っていた。
春日球場第一試合 福岡大大濠VS大阪桐蔭
そう、この 川原 弘之こそ、今回の遠征目的である。この投手、立ち上がりがいつも悪いと評判で、個人的にはそれをぜひ確認したいと思っていたのだが・・・。なにより困ったのは、私が会場に着いたときには、球場はすでに満席で、球場最上段で観戦するスペースしか残されていなかった。なんとかそこで観戦するも、人はねんがら年中前を通るは、子供は動き回るはで集中して、なかなか観戦することができなかった。しかしそれでも、2回~9回までの投球を確認することで、なんとか川原投手の特徴を垣間見ることができた。
現時点で全国的に見ると、極めて評判が高い高校生左腕は、センバツに出場した菊池 雄星(花巻東)は別格として、眞下 貴之(東海大望洋)・山田 修義(敦賀気比)、そしてこの川原弘之の4人であり、私の知る限り彼らは、おそらく秋のドラフト会議では、かなり高い評価で指名されるのではないのだろうか。
詳しいことは、個別の寸評を作成するときに書くが、今日の球速は常時135キロ強~MAX89マイル(142・4キロ)だった。力を入れて投げれば、コンスタントに140キロ前後は連発できそうなキャパはある。驚くような球威・球速はないが、キレのある速球がビシッと決まり、腕の振りも柔らかく、カーブ・スライダー・シュート系などの球があり、特にスライダーで空振りを誘える左腕であった。
投球テンポもよく、内角を厳しく突くなど、肉体のポテンシャルに頼った素材型というタイプではけしてない。ただ気になったのは、洗練されている側面がある反面、雑な部分があるというか、ムラがあるというか、勝負どころの詰めが甘くなる傾向が見られるのが、なんとも惜しい。こういう投手は、良い投球をしていても、勝ち星が転がり難いタイプかなと思えてくる。
確かに素材としては、高校からプロ入りする選手。現時点の実力は、眞下(東海大望洋)あたりと比べても遜色はない。ただ将来的にと見てみると、個人的には腑に落ちない部分も残った。
今年になり殆ど投げていなかったと聞いたが、ようやく夏に向けて登板を始めたという。そのため、まだ調整段階とも聞いていたが、今日の内容を見る限り、かなり夏に向けて仕上がってきている印象が残った。ただこの選手、本当に甲子園まで駒を進められるかは微妙かなと思う。その辺の部分も含めて、個別寸評では詳しく触れてゆきたい。
対戦相手の大阪桐蔭は、春季大阪大会でも少し見たチーム。今年は、例年に比べ少し地味な印象は否めない。また大濠の野手では、4番の高木智大(3年)一塁手が、ライトに特大の一発を含む強打者ぶりをアピール。今年の福岡を代表する強打者の一人だと言えよう。
山国・コロナ球場 鎮西高校の練習試合
第一試合を観戦して、足を運んだ先は近くにあるレンタカー屋。今度は、大分の山国・コロナ球場という山中にある球場に、熊本の鎮西高校が試合をやっていると聞いて足を伸ばしてみた。とても車無しにたどり着くようなところではなかったが、春日からは一時間程度で着く距離にあった。
元々HPには、大分の藤蔭との練習試合と記載されていたが、私が着いたときは変則Wの第二試合序盤で、別の学校と鎮西は試合を行っていた。私が気になっていたのは、昨年・立岡(ソフトバンク)外野手を熊本に見に行ったときに、一学年下の内野手・林 洋平遊撃手が目に留まっていたからだ。
しかし試合途中で会場に入り、さらに背番号無しのユニフォーム・アナウンス無しの会場では、中背の林がどの選手なのかは、極めて判断が難しい。おそらくショートにいた選手がこの選手だったと思うのだが、最後まで確信が持てなかった。確かに良い選手ではあったが、けして図抜けたいたという印象でもなく、この観戦だけではなんともいえないなという印象。ただ昨年の内容も加味すると、気になる野手であることは変わらず、できればもう一度夏に、じっくり見られる機会があればなと思ったものだ。この試合の観戦は消化不良という感じで、林選手の十分のチェックができたとは言いがたい。
この試合が終わったあと、藤蔭がもう一試合行うということだったが、すでにモチベーションが下がっていたので、鎮西と共にこのグランドを跡にした。今考えれば、中津城にでも足を伸ばして城廻りでもしてくればと反省した。
ただ一応、夏前に川原投手・林選手を少し見ることができ、今回の遠征は一応の目的を果たしたように思える。ただ夏の強行軍を考えると、ここでチェックできたことは後々大きいのではないかと考える。
来週は、再び沖縄へ向かおうとしよう。今度の沖縄は、待ったなしの最後の戦いとなる!
春日球場 鹿児島本線 春日駅から徒歩10分程度
昨年も訪れた球場だったので、安心して出かけることができた。駅からは平坦で10分程度。福岡の球場の中でも、もっともアクセスが良い球場だろう。
また博多の駅からも近く、観客席はそれほど多くはないが、屋根もしっかり完備されている球場なので、夏の炎天下にもありがたい。県外からの人間からすれば、文句なしの球場である。
山国・コロナ球場 たぶんバスでだと辛いと思う・・・
大分でも、かなり山中にあり、売りは温泉や蛍が見られる(実は私の家の近くでも蛍が見られる)という山奥にある球場。福岡から中津に向かう道のりにあり、福岡から高速を使えば一時間程度では着く。ただし途中バスは走っているようだったが、やはり車がないと厳しいと思われる。
またコロナ球場で検索しても、なかなかその実態がわからない。そこで山国・コロナ運動公園だとか、別の検索して見つけないと、場所もネットでも見つからない。運動公園の一角に、野球ができるスペースがあるといった感じ。ただ屋根もあり高校の練習試合ならば、悪くない会場であった。ただ恐らく二度と、ここに来る機会はないのではないのだろうか・・・。
春日球場第一試合 福岡大大濠VS大阪桐蔭
そう、この 川原 弘之こそ、今回の遠征目的である。この投手、立ち上がりがいつも悪いと評判で、個人的にはそれをぜひ確認したいと思っていたのだが・・・。なにより困ったのは、私が会場に着いたときには、球場はすでに満席で、球場最上段で観戦するスペースしか残されていなかった。なんとかそこで観戦するも、人はねんがら年中前を通るは、子供は動き回るはで集中して、なかなか観戦することができなかった。しかしそれでも、2回~9回までの投球を確認することで、なんとか川原投手の特徴を垣間見ることができた。
現時点で全国的に見ると、極めて評判が高い高校生左腕は、センバツに出場した菊池 雄星(花巻東)は別格として、眞下 貴之(東海大望洋)・山田 修義(敦賀気比)、そしてこの川原弘之の4人であり、私の知る限り彼らは、おそらく秋のドラフト会議では、かなり高い評価で指名されるのではないのだろうか。
詳しいことは、個別の寸評を作成するときに書くが、今日の球速は常時135キロ強~MAX89マイル(142・4キロ)だった。力を入れて投げれば、コンスタントに140キロ前後は連発できそうなキャパはある。驚くような球威・球速はないが、キレのある速球がビシッと決まり、腕の振りも柔らかく、カーブ・スライダー・シュート系などの球があり、特にスライダーで空振りを誘える左腕であった。
投球テンポもよく、内角を厳しく突くなど、肉体のポテンシャルに頼った素材型というタイプではけしてない。ただ気になったのは、洗練されている側面がある反面、雑な部分があるというか、ムラがあるというか、勝負どころの詰めが甘くなる傾向が見られるのが、なんとも惜しい。こういう投手は、良い投球をしていても、勝ち星が転がり難いタイプかなと思えてくる。
確かに素材としては、高校からプロ入りする選手。現時点の実力は、眞下(東海大望洋)あたりと比べても遜色はない。ただ将来的にと見てみると、個人的には腑に落ちない部分も残った。
今年になり殆ど投げていなかったと聞いたが、ようやく夏に向けて登板を始めたという。そのため、まだ調整段階とも聞いていたが、今日の内容を見る限り、かなり夏に向けて仕上がってきている印象が残った。ただこの選手、本当に甲子園まで駒を進められるかは微妙かなと思う。その辺の部分も含めて、個別寸評では詳しく触れてゆきたい。
対戦相手の大阪桐蔭は、春季大阪大会でも少し見たチーム。今年は、例年に比べ少し地味な印象は否めない。また大濠の野手では、4番の高木智大(3年)一塁手が、ライトに特大の一発を含む強打者ぶりをアピール。今年の福岡を代表する強打者の一人だと言えよう。
山国・コロナ球場 鎮西高校の練習試合
第一試合を観戦して、足を運んだ先は近くにあるレンタカー屋。今度は、大分の山国・コロナ球場という山中にある球場に、熊本の鎮西高校が試合をやっていると聞いて足を伸ばしてみた。とても車無しにたどり着くようなところではなかったが、春日からは一時間程度で着く距離にあった。
元々HPには、大分の藤蔭との練習試合と記載されていたが、私が着いたときは変則Wの第二試合序盤で、別の学校と鎮西は試合を行っていた。私が気になっていたのは、昨年・立岡(ソフトバンク)外野手を熊本に見に行ったときに、一学年下の内野手・林 洋平遊撃手が目に留まっていたからだ。
しかし試合途中で会場に入り、さらに背番号無しのユニフォーム・アナウンス無しの会場では、中背の林がどの選手なのかは、極めて判断が難しい。おそらくショートにいた選手がこの選手だったと思うのだが、最後まで確信が持てなかった。確かに良い選手ではあったが、けして図抜けたいたという印象でもなく、この観戦だけではなんともいえないなという印象。ただ昨年の内容も加味すると、気になる野手であることは変わらず、できればもう一度夏に、じっくり見られる機会があればなと思ったものだ。この試合の観戦は消化不良という感じで、林選手の十分のチェックができたとは言いがたい。
この試合が終わったあと、藤蔭がもう一試合行うということだったが、すでにモチベーションが下がっていたので、鎮西と共にこのグランドを跡にした。今考えれば、中津城にでも足を伸ばして城廻りでもしてくればと反省した。
ただ一応、夏前に川原投手・林選手を少し見ることができ、今回の遠征は一応の目的を果たしたように思える。ただ夏の強行軍を考えると、ここでチェックできたことは後々大きいのではないかと考える。
来週は、再び沖縄へ向かおうとしよう。今度の沖縄は、待ったなしの最後の戦いとなる!
春日球場 鹿児島本線 春日駅から徒歩10分程度
昨年も訪れた球場だったので、安心して出かけることができた。駅からは平坦で10分程度。福岡の球場の中でも、もっともアクセスが良い球場だろう。
また博多の駅からも近く、観客席はそれほど多くはないが、屋根もしっかり完備されている球場なので、夏の炎天下にもありがたい。県外からの人間からすれば、文句なしの球場である。
山国・コロナ球場 たぶんバスでだと辛いと思う・・・
大分でも、かなり山中にあり、売りは温泉や蛍が見られる(実は私の家の近くでも蛍が見られる)という山奥にある球場。福岡から中津に向かう道のりにあり、福岡から高速を使えば一時間程度では着く。ただし途中バスは走っているようだったが、やはり車がないと厳しいと思われる。
またコロナ球場で検索しても、なかなかその実態がわからない。そこで山国・コロナ運動公園だとか、別の検索して見つけないと、場所もネットでも見つからない。運動公園の一角に、野球ができるスペースがあるといった感じ。ただ屋根もあり高校の練習試合ならば、悪くない会場であった。ただ恐らく二度と、ここに来る機会はないのではないのだろうか・・・。
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