2022年 センバツレポート5
2022/03/23|Category:テレビ・動画観戦
大会3日目・第三試合 東洋大姫路 VS 高知高
東洋大姫路の先発・森 健人(3年)右腕は、130~138キロぐらいだったものの、内外角を投げ分ける確かなコントロールと、安定したマウンドさばきで試合を作れる好投手。変化球も一通りあり、真っすぐの出力が上がってくるようだと、大学などでも活躍できそうな好投手だった。東洋大姫路は、突出した選手はいないものの、山根 昂介(3年)右翼手などがタイムリーを放つなど、4番の意地を見せた。
高知は、タレント揃いの大型チーム。特に3番の 高橋 友(3年)一塁手は、ボール球を振らない選球眼の良さに加え、難しい球にも喰らいついて行けるしぶとさもある。打席でも雰囲気があり、今後の試合も追いかけてみたいと思わせてくれる選手だった。背番号5を付けながらの一塁での出場だったが、一塁手としての動きの良さも目立った。
パワフルなバッティングを見せる、4番の 川竹 巧真(3年)右翼手もなかなかの強打者。ガッチリした体格でありながら、どんなコースにも対応する融通性も兼ね備える。4番らしい、勝負強い打撃目立った。またボールまわしにセンスを感じさせる 西野 啓也(3年)捕手や動き出しの良い 小西 拓斗(3年)遊撃手などタレントが揃う。
森 健人(東洋大姫路3年)投手 170/70 右/右
山根 昂介(東洋大姫路3年)右翼 176/79 右/左
高橋 友 (高知高3年)一塁 182/83 右/左
川竹 巧真(高知高3年)右翼 175/90 右/右
西野 啓也(高知高3年)捕手 177/70 右/右
小西 拓斗(高知高3年)遊撃 172/70 右/右
大会4日目・第一試合 国学院久我山 VS 有田工業
国学院久我山の 下川辺 隼人(3年)遊撃手は、グランド映えする大型内野手。しかし、この日はセカンド内野安打と、きっちり捉えた打球は見られなかった。神宮大会の時も、当たれば大きいが脆い一面もあり、あくまでも素材型域は脱っしられていない。遊撃手としても、大型故に動きに緩さがあり、上のレベルだとサードあたりを任されそう。一塁までの塁間は、右打席から早いときで4.45秒前後(左打者換算で4.2秒前後に相当)と、ややドラフト候補としては遅い。そういった意味では、見栄えはするが大学に行って才能を開花するときを待つという評価になるのではないのだろうか。今回勝ち上がったので、もう少し他の試合も見て見極めてゆきたい。
有田工業も同様に、ポテンシャルや打席での雰囲気はあるものの、未完の大器 といった感じの 角田 貴弘(2年)一塁手が目立つ。こちらもピッチャー内野安打での出塁のみで、その能力は充分にはわからなかった。秋はチーム2位の.458厘を残し、チーム屈指の飛距離を誇るパワーは今回は確認できず。秋季大会では、力任せなスイングから強引にヒットする姿が目立った。まだ2年生ということもあり今後に期待だが、もう少し柔軟性のあるところも見てみたい気がした。
下川辺隼人(国学院久我山3年)遊撃 181/73 右/右
角田 貴弘(有田工2年)一塁 178/85 右/右
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