2022年 東京六大学レポート2
2022/05/02|Category:テレビ・動画観戦
早稲田大 VS 法政大
法大の先発・篠木 健太郎(木更津総合出身・2年)右腕は、コンスタントに140キロ台後半~150キロ台前半の真っ直ぐで押し、そのボールの伸びも素晴らしく空振りが奪えるのが魅力。スライダーや縦の変化にカットボールるなども織り交ぜたピッチングスタイルだが、その圧倒的なボールの割に、ここまでで5試合に登板し 1勝1敗 防 3.58 と平凡な結果に。ボールが揃い出すと単調になりやすかったり、体の割に力投して消耗しすぎるのも彼に残された課題かと。残りの2年間で、「勝てる投手」への進化が求められることになりそう。今年ドラフトにかかっても、1位指名になるだけのボールは投げているだけに。
プロ注目の法大の主将・齊藤 大輝(横浜高出身・4年)二塁手は、しっかりしたミートポイントではボールを捉えていたものの、結果が出ずノーヒットに終わり、その後も成績が上がってこない(ここまで打率.160厘)。セカンドの守備は堅実で悪くなく、一塁までの塁間は、右打席から4.35秒前後(左打者換算で4.1秒)ぐらいと平均的。元々ポテンシャルで圧倒するタイプではないので、技術や成績で圧倒できないと特徴が見出し難い。社会人タイプだとは思わないが、この春の内容だとプロ側がどのような評価を下すのかは微妙だろう。持っているものは、プロでも3割残せるぐらいのミート力は持っていると思うのだが・・・。
早大では、ドラフト上位候補の 蛭間 拓哉(浦和学院出身・4年)中堅手は、開幕戦では篠木前に3三振をきするなど、無安打に終わった。それでも左翼ポール際に飛距離充分なファールを打つなど、流しても大きな当たりが打てるのは魅力。この春は、ここまでの5試合で、0本塁打で打率.227厘 と調子が上がってきていない。50メートル5秒台で言われる脚力も、実戦では充分活かせず。守備・肩なども、中の上 タイプだけに、果たして何処までの評価を得られるか? 彼みたいなタイプは、隙き無しの「鋭さ」みたいなものが感じられるぐらいになって欲しい。最も打率が良かったのは、2年秋の.364厘。その他のシーズンは、3割前後と平凡な数字で推移しているだけに。それでも潜在能力を買って、中位以上での指名は確定的ではないのだろうか。
また早稲田の主将になった 中川 卓也(大阪桐蔭出身・4年)二塁手も、篠木の真っ直ぐを見事にレフト前にはじき返したものの、絶対的なものは感じられない。こちらも、走力や守備力が圧倒的ではないので、糸原 健斗(阪神)のように、社会人を経由してプロ入りを目指したいタイプではないのだろうか。
篠木健太郎(法政大2年)投手 177/68 右/左
斎藤 大輝(法政大4年)二塁 178/75 右/右
蛭間 拓哉(早稲田大4年)中堅 176/87 左/左
中川 卓也(早稲田大4年)二塁 175/75 右/左
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