2022年 大学選手権レポート7
2022/06/13|Category:テレビ・動画観戦
大会初登場となった、明大・福岡大 レポートします。
大会4日目・第一試合 明治大 VS 佛教大
明大にとっては、エースの 蒔田 稔(九州学院出身・3年)右腕が、2回に打球を手に受けて早々降板したのが痛かった。オーソドックスな右上手投げで、球速は140~147キロ。適度な勢いのある真っ直ぐに、スライダーやチェンジアップを織り交ぜてくる。特に勝負どころで、真っ直ぐにチェンジアップを勝負球に使えることが大きい。この日は、カウントを整えるはずのスライダーが決まらず、苦しんでいた印象はあるのだが。現状は、来年のドラフト候補というよりも、有力企業チームに進むのかなといったタイプ。しかし、まだあと1年以上あるので、更に球威・球速が変わってくると、来年はドラフト候補になっていても不思議ではない。
緊急登板となった 久野 悠斗(報徳学園出身・1年)左腕は、リーグ戦での登板もなく公式戦初登板。昨年ドラフト候補としても注目されていた左の本格派で、コンスタントに140~中盤の速球に勢いがあり、スライダー・カーブ・チェンジアップなどを織り交ぜる正統派サウスポー。順調にゆけば、大学からプロ入りを狙える素材なのは間違いない。秋以降は、リーグ戦でも登板の機会が増えて来るのではないのだろうか。
また、リーグ戦は手術の影響でまともに出れなかった 村松 開人(静岡出身・4年)は、DHながらスタメンで出場。しぶとく第一打席にレフト前にはじき返したり、一塁までの塁間も3.9秒台強ぐらいで走り抜けるなど脚力も問題なし。秋は、守備につけるようだと、滑り込みプロ入りもあるかもしれない。高校時代から、少しスイングにひ弱いところがあるので、その辺をどうみるか?
リーグ戦首位打者に輝いた 宗山 塁(広陵出身・2年)遊撃手は、単にボールを捉えるのに長けているだけでなく、かなり打球に角度がついて大きなフライが多くなってきた。走っても一塁まで3.9秒前後の脚力の俊足であり、深いところから刺せる地肩も持ち合わせる2年後の上位候補。やや送球に不安定なところがあり、そのへんが最終学年までに精度を高めてくるのか気にしたい部分。
また宗山とともに、打線の核として活躍してきた 上田 希由翔(愛産大三河出身・3年)一塁手は、神奈川大戦・佛教大戦と音なしで、自慢の打棒を見せつけることができませんでした。ただし、一塁までの駆け抜けタイムが4.0秒前後と、走力が水準以上であったことがわかったのは収穫。他のポジションをこなせることを最終学年示せたら、ドラフト候補に浮上して来ることになるかもしれません。フルスイングできる、体の強さとパワーが自慢の強打者なので。
また、神奈川大戦に先発した 村田 賢一(春日部共栄出身・3年)右腕も、体つきががっしりしてきて、常時140キロ前後~中盤まで計測。それ以上に、独特にタテに沈むチェンジアップのような球が非常に効果的だった。来年に向けて、楽しみな一人ではないのだろうか。
蒔田 稔 (明治大3年)投手 178/81 右/右
久野 悠斗(明治大1年)投手 186/86 左/左
村松 開人(明治大4年)DH 171/76 右/左
宗山 塁 (明治大2年)遊撃 176/75 右/左
上田希由翔(明治大3年)一塁 183/92 右/左
村田 賢一(明治大3年)投手 181/88 右/右
大会4日目・第二試合 福岡大 VS 上武大
福岡大の先発・木下 里都(福岡舞鶴出身・4年)右腕は、均整のとれた体格から最速149キロの真っ直ぐを投げる本格派。フォームにも癖がなく制球が悪いわけでもないのに、不思議とプロという匂いがしてこない。球速は出るものの、シュート回転してしまい収まりが悪かったり、セットポジションになると球速が140キロ前半に落ち込む。変化球は、小さく曲がるカットボール気味の球とのコンビネーションで、この球のキレは悪くない。あとは、ツーシームだかチェンジアップ系の球もあるものの、それほど多くは使って来ない。投手歴も浅いようなので、投手育成に定評のある企業チームなどに進むと、その才能が一気に爆発するかもしれない。
上武大の選手たちについては、次のレポートで取り上げさせて頂きます。
木下 里都(福岡大4年)投手 182/80 右/右
大会4日目・第一試合 明治大 VS 佛教大
明大にとっては、エースの 蒔田 稔(九州学院出身・3年)右腕が、2回に打球を手に受けて早々降板したのが痛かった。オーソドックスな右上手投げで、球速は140~147キロ。適度な勢いのある真っ直ぐに、スライダーやチェンジアップを織り交ぜてくる。特に勝負どころで、真っ直ぐにチェンジアップを勝負球に使えることが大きい。この日は、カウントを整えるはずのスライダーが決まらず、苦しんでいた印象はあるのだが。現状は、来年のドラフト候補というよりも、有力企業チームに進むのかなといったタイプ。しかし、まだあと1年以上あるので、更に球威・球速が変わってくると、来年はドラフト候補になっていても不思議ではない。
緊急登板となった 久野 悠斗(報徳学園出身・1年)左腕は、リーグ戦での登板もなく公式戦初登板。昨年ドラフト候補としても注目されていた左の本格派で、コンスタントに140~中盤の速球に勢いがあり、スライダー・カーブ・チェンジアップなどを織り交ぜる正統派サウスポー。順調にゆけば、大学からプロ入りを狙える素材なのは間違いない。秋以降は、リーグ戦でも登板の機会が増えて来るのではないのだろうか。
また、リーグ戦は手術の影響でまともに出れなかった 村松 開人(静岡出身・4年)は、DHながらスタメンで出場。しぶとく第一打席にレフト前にはじき返したり、一塁までの塁間も3.9秒台強ぐらいで走り抜けるなど脚力も問題なし。秋は、守備につけるようだと、滑り込みプロ入りもあるかもしれない。高校時代から、少しスイングにひ弱いところがあるので、その辺をどうみるか?
リーグ戦首位打者に輝いた 宗山 塁(広陵出身・2年)遊撃手は、単にボールを捉えるのに長けているだけでなく、かなり打球に角度がついて大きなフライが多くなってきた。走っても一塁まで3.9秒前後の脚力の俊足であり、深いところから刺せる地肩も持ち合わせる2年後の上位候補。やや送球に不安定なところがあり、そのへんが最終学年までに精度を高めてくるのか気にしたい部分。
また宗山とともに、打線の核として活躍してきた 上田 希由翔(愛産大三河出身・3年)一塁手は、神奈川大戦・佛教大戦と音なしで、自慢の打棒を見せつけることができませんでした。ただし、一塁までの駆け抜けタイムが4.0秒前後と、走力が水準以上であったことがわかったのは収穫。他のポジションをこなせることを最終学年示せたら、ドラフト候補に浮上して来ることになるかもしれません。フルスイングできる、体の強さとパワーが自慢の強打者なので。
また、神奈川大戦に先発した 村田 賢一(春日部共栄出身・3年)右腕も、体つきががっしりしてきて、常時140キロ前後~中盤まで計測。それ以上に、独特にタテに沈むチェンジアップのような球が非常に効果的だった。来年に向けて、楽しみな一人ではないのだろうか。
蒔田 稔 (明治大3年)投手 178/81 右/右
久野 悠斗(明治大1年)投手 186/86 左/左
村松 開人(明治大4年)DH 171/76 右/左
宗山 塁 (明治大2年)遊撃 176/75 右/左
上田希由翔(明治大3年)一塁 183/92 右/左
村田 賢一(明治大3年)投手 181/88 右/右
大会4日目・第二試合 福岡大 VS 上武大
福岡大の先発・木下 里都(福岡舞鶴出身・4年)右腕は、均整のとれた体格から最速149キロの真っ直ぐを投げる本格派。フォームにも癖がなく制球が悪いわけでもないのに、不思議とプロという匂いがしてこない。球速は出るものの、シュート回転してしまい収まりが悪かったり、セットポジションになると球速が140キロ前半に落ち込む。変化球は、小さく曲がるカットボール気味の球とのコンビネーションで、この球のキレは悪くない。あとは、ツーシームだかチェンジアップ系の球もあるものの、それほど多くは使って来ない。投手歴も浅いようなので、投手育成に定評のある企業チームなどに進むと、その才能が一気に爆発するかもしれない。
上武大の選手たちについては、次のレポートで取り上げさせて頂きます。
木下 里都(福岡大4年)投手 182/80 右/右
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