2022年 大学選手権総集編(内野手編)
2022/06/20|Category:ネタ
この春、内野手で最も評価を高めたのは、田中 幹也(亜細亜大)遊撃手ではないのだろうか。スピード感溢れる走塁が売りの選手だが、守っても広い守備範囲と動きの良さが際立った。また、甘い球を逃さず叩く「鋭さ」を持ち合わせており、160センチ台の小柄な体格でもプレーに華がある。まさに三拍子ハイレベルに揃っており、ドラフトでも2,3位ぐらいでの指名は充分期待できるだろうし、大学生の二遊間候補では屈指の評価になりそうだ。
田中と共に指名確実なレベルにありそうなのが、友杉 篤輝(天理大)遊撃手。平塚合宿などでも他の二遊間候補とくらべても、最初の一歩目の鋭さ・動作のきめ細やかさなどは頭一つ抜けていた印象。守備に関しては、一年目から一軍でやれるだけのものがありそう。打撃でも甘い球を逃さない「鋭さ」はあるものの、まだひ弱さが残り、こちらは一軍で通用するようになるには少し時間がかかるかもしれない。それでも、貴重な右打ちの遊撃手ということもあり、こちらも3位以内では消えそうだ。
大学からの直の指名は微妙だが、小松 勇輝(東海大)遊撃手も、攻守に高い能力を秘めている。大学選手権では、チームの唯一のヒットを放つなど一定の水準にあり、塁間4.05秒前後の脚力や守備力なども水準以上の持っている。逆にプロを想定すると、売りにできるほど突出したものがないと判断され、高い評価はされ難いのかも。それならばと、有力社会人チームに進んでゆく可能性は捨てきれない。
また 原田 洋輔(静岡大)遊撃手などは、左打席から3.7秒前後で駆け抜ける脚力はプロでもトップ級だと言える脚力の持ち主。リーグ戦.396厘の打撃も悪くないように見えたが、ショートとしての送球などが弱々しかったりと守備面で不安を残す形となった。ただし、脚力を評価しての育成枠あたりならば、指名があっても不思議ではない。
開幕前に行った手術の影響でDHでの出場となった 村松 開人(明治大)は、打撃ではしぶとさを魅せてくれた。すでに、一塁到達3.9秒台と脚もは回復しており、しっかり二遊間を担える守備力を秋にでも示せるようならば、滑り込みセーフでのプロ入りもあるかもしれない。
田中 幹也(亜細亜大)遊撃 166/64 右/右
友杉 篤輝(天理大)遊撃 172/70 右/右
小松 勇輝(東海大)遊撃 172/68 右/左
原田 洋輔(静岡大)遊撃 180/75 右/左
村松 開人(明治大)DH 171/76 右/左
大学からプロがあるとすれば、この5人ではないのだろうか。このうちの2~3人が、大学からプロに進むのではないかと。逆に、一塁や三塁で候補になるほどの選手がいなかったのは、今年の候補のスケールが小さく見える要因なのかもしれない。
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