2022年 夏の予選で気になった選手たち(投手編1)
2022/07/12|Category:テレビ・動画観戦
連日、全国の多くの試合の模様がバーチャル高校野球などで見られます。そのため、朝から複数の会場に登場する有力選手たちをチェックしていて、夕方になることには疲れ果ててしまうという日々。そのため、この数日は、まともに更新する元気すらありませんでした。そんななか、この予選で特に気になった投手たちを何人か触れてみたいと思います。
吉川 悠斗(浦和麗明3年)投手 185/77 左/左
この夏は、左腕投手の充実が目をひいています。まさにその象徴的だったのが、本日の吉川 悠斗(浦和麗明3年)左腕。試合開始からピュッと打者が差し込まれるようなフォームで相手を追い込み、真っ直ぐだけでなく抜けの好いチェンジアップやスライダーを織り交ぜ、試合開始からの9者連続三振は圧巻でした。春からフォームの良さで気になっていましたが、実戦でここまでやるのかという驚きもありました。球速は、135~140キロ前半ぐらいだと思いますが、それ以上に感じさせるフォームとのギャップとボールの勢いは魅力です。センターカメラからの映像や、相手関係との兼ね合いでも見比べてみたいのですが、悪くても中位(3位~5位)ランクには入ってきそうな好素材なのは間違いないかと。ここまでみた投手の中では、最も印象的な存在です。
安西 叶翔(常葉大菊川3年)投手 186/89 右/右
巨人の戸郷翔征的な、大型の右スリークォーターです。ボールは高めに集まり、ゾーン内の投げ訳はできませんが、140キロ台中盤の球速を連発できるスピード能力は確かです。スライダー・シンカー系の球もありますが、真っ直ぐを全面に出した荒っぽいタイプとの印象。素材としての魅力は確かにあり、本会議での指名も意識できる素材だと思います。
松本 直(鎌倉学園3年)投手 180/86 右/右
今年の神奈川でも、屈指のスピード能力があると評判の正統派でした。力んでボールが上吊るのは気になるのですが、真っすぐの勢い・球速はドラフト指名級の確かなものがあります。フォームも滑らかですし、スライダー・ツーシーム・フォーク系の球もある感じで、素材の良さはあります。過去の先輩たちも大学を経由してプロ入りしたように、進学が基本線だと思いますが、今後も追いかけてみたい素材なのは間違いありません。仮に志望届を提出した場合、育成も含めれば興味を示す球団が出てくるのではないのでしょうか。
槙野 時斗(須磨翔風3年)投手 183/86 右/右
3回戦で神戸国際大附属との激戦の末、最後の夏を終えました。まだ荒っぽい選手で、それほど細かいことができる投手ではありません。それでも、常時140キロ前後~中盤ぐらいは出ていそうな勢いのある真っ直ぐを投げ込み、スライダーやフォークなども織り交ぜながら、強豪相手に延長戦までもつれ込む快投を魅せました。育成でもプロ入りしたいという意志があるのならば、指名があっても不思議ではありません。真っすぐに関しては、プロを意識できるものがあります。
白濱 快起(飯塚3年)投手 191/83 右/右
部内の問題で、夏の大会の出場すら危ぶまれていました。そのため調整不足もあったのかもしれませんが、本調子とは思えない内容ではありました。それでも長身から投げ下ろされる真っすぐの球筋や、スライダー・チェンジアップ・カーブなどを織り交ぜ、能力の片鱗は魅せてくれました。この日の内容だと、下位~育成 ぐらいではあったものの、徐々にパフォーマンスをあげて来られればという期待も膨らみます。大器ではあるので、低い順位でプロ入りしても、将来の大化けが期待できます。
大野 稼頭央(大島3年)投手 175/64 左/左
小さな体をめいいっぱい投げ込むタイプなので、あまり余力がないのは気になるところでした。先日の試合でも立ち上がりが悪く失点していましたが、2回以降は手がつけられない勢いが出てきて、変化球とのコンビネーションも冴え渡りました。ゾーンに入ってからの投球は見事で、かつての8球団競合投手である 小池秀郎 (亜大-元近鉄)を彷彿とさせるものがあります。指名となると中位~下位指名ゾーンだと思いますが、本会議での指名が期待できるセンスの好いサウスポーだと改めて実感させられました。
他にも、指名ボーダーレベル、あるいは進学しても追いかけてみたいと思わせてくれる選手は複数いました。ただし、もう少し見てみたいなと思う部分があり、良ければまた別の機会に取り上げられればと。
吉川 悠斗(浦和麗明3年)投手 185/77 左/左
この夏は、左腕投手の充実が目をひいています。まさにその象徴的だったのが、本日の吉川 悠斗(浦和麗明3年)左腕。試合開始からピュッと打者が差し込まれるようなフォームで相手を追い込み、真っ直ぐだけでなく抜けの好いチェンジアップやスライダーを織り交ぜ、試合開始からの9者連続三振は圧巻でした。春からフォームの良さで気になっていましたが、実戦でここまでやるのかという驚きもありました。球速は、135~140キロ前半ぐらいだと思いますが、それ以上に感じさせるフォームとのギャップとボールの勢いは魅力です。センターカメラからの映像や、相手関係との兼ね合いでも見比べてみたいのですが、悪くても中位(3位~5位)ランクには入ってきそうな好素材なのは間違いないかと。ここまでみた投手の中では、最も印象的な存在です。
安西 叶翔(常葉大菊川3年)投手 186/89 右/右
巨人の戸郷翔征的な、大型の右スリークォーターです。ボールは高めに集まり、ゾーン内の投げ訳はできませんが、140キロ台中盤の球速を連発できるスピード能力は確かです。スライダー・シンカー系の球もありますが、真っ直ぐを全面に出した荒っぽいタイプとの印象。素材としての魅力は確かにあり、本会議での指名も意識できる素材だと思います。
松本 直(鎌倉学園3年)投手 180/86 右/右
今年の神奈川でも、屈指のスピード能力があると評判の正統派でした。力んでボールが上吊るのは気になるのですが、真っすぐの勢い・球速はドラフト指名級の確かなものがあります。フォームも滑らかですし、スライダー・ツーシーム・フォーク系の球もある感じで、素材の良さはあります。過去の先輩たちも大学を経由してプロ入りしたように、進学が基本線だと思いますが、今後も追いかけてみたい素材なのは間違いありません。仮に志望届を提出した場合、育成も含めれば興味を示す球団が出てくるのではないのでしょうか。
槙野 時斗(須磨翔風3年)投手 183/86 右/右
3回戦で神戸国際大附属との激戦の末、最後の夏を終えました。まだ荒っぽい選手で、それほど細かいことができる投手ではありません。それでも、常時140キロ前後~中盤ぐらいは出ていそうな勢いのある真っ直ぐを投げ込み、スライダーやフォークなども織り交ぜながら、強豪相手に延長戦までもつれ込む快投を魅せました。育成でもプロ入りしたいという意志があるのならば、指名があっても不思議ではありません。真っすぐに関しては、プロを意識できるものがあります。
白濱 快起(飯塚3年)投手 191/83 右/右
部内の問題で、夏の大会の出場すら危ぶまれていました。そのため調整不足もあったのかもしれませんが、本調子とは思えない内容ではありました。それでも長身から投げ下ろされる真っすぐの球筋や、スライダー・チェンジアップ・カーブなどを織り交ぜ、能力の片鱗は魅せてくれました。この日の内容だと、下位~育成 ぐらいではあったものの、徐々にパフォーマンスをあげて来られればという期待も膨らみます。大器ではあるので、低い順位でプロ入りしても、将来の大化けが期待できます。
大野 稼頭央(大島3年)投手 175/64 左/左
小さな体をめいいっぱい投げ込むタイプなので、あまり余力がないのは気になるところでした。先日の試合でも立ち上がりが悪く失点していましたが、2回以降は手がつけられない勢いが出てきて、変化球とのコンビネーションも冴え渡りました。ゾーンに入ってからの投球は見事で、かつての8球団競合投手である 小池秀郎 (亜大-元近鉄)を彷彿とさせるものがあります。指名となると中位~下位指名ゾーンだと思いますが、本会議での指名が期待できるセンスの好いサウスポーだと改めて実感させられました。
他にも、指名ボーダーレベル、あるいは進学しても追いかけてみたいと思わせてくれる選手は複数いました。ただし、もう少し見てみたいなと思う部分があり、良ければまた別の機会に取り上げられればと。
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