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プロ野球ドラフトサイト「迷スカウト」の管理人・蔵建て男が、日本中を駆け巡り本音でトーク!

7/14(水)前後で気になった選手たち


茨木 秀俊(帝京長岡3年)投手 184/83 右/右

今年の高校生投手の中でも、最もその成長を楽しみにしている投手です。相変わらず惚れ惚れするようなフォームで、センスの良さが滲み出ています。しかし、ボール自体は、常時135キロ~140キロ強ぐらいで、球威・球速という意味では物足りませんでした。そのため、さほど強豪校とも思えない相手にも、甘い球を打ち返されてしまうケースが少なくありませんでした。スライダー・チェンジアップ系の変化球も悪くはありませんが、打者の空振りを誘うといったほどのものではありません。今後の試合で劇的に変わるかは疑問ですが、別の試合の投球もみて判断して行きたいところです。現状は素材の良さを買って、4位前後ぐらいといった評価ではないのでしょうか。

田中 晴也(日本文理3年)投手 186/82 右/左

高校球界屈指の投手として、上位指名が有力視されている選手です。立ち上がりに課題があるのですが、丁寧な投球に心がけて大きく崩れることなく試合に入れたのは収穫でした。しかし、しっかりボールを制御しようとすると、140キロ前後ぐらいまでキャパを落とさないと駄目なのが課題であり、逆にこの球速帯ならば内外角にしっかりボールを集められ、実戦的な投球ができる器用さがあります。スライダー・カーブ・スプリット系の球もあるのですが、絶対的な武器はなくドラフト上位候補といった迫力は感じられまえん。そのため150キロ近いボールを投げようとすると、球質が悪くなったり高めに浮くなどして、けして力でねじ伏せられるとかスケール感満点なピッチングが結果にともうなうとは限りません。そういった意味では、上位候補としては物足りないものがあります。その一方で、昨年の 阪口樂(岐阜第一-日ハム4位)のような、大谷翔平チックな強打の左打者としての方がスケールを感じられる部分はあります。この選手は春みた時と印象が変わりませんでしたが、打者としての才能含めて他の試合もみて能力を見極めて行きたいところです。個人的には、2位・3位級の選手なのかなといった気はしています。

岡植 純平(飾磨工業3年)投手 178/70 右/右

ちょっとカクカクしたフォームの選手でしたが、140キロ台の真っ直ぐにスライダー・カット・スプリットとのコンビネーションで勝負するタイプです。延長戦の末、強豪校の社に敗れ最後の夏を終えました。それなりに力のある投手ではあるのですが、現状育成で指名があるかないかといったぐらいであり、個人的にはもう少し力を付けてからでもプロ入りは遅くないのかなと感じました。プロ志向らしいので、例え指名漏れしても、独立あたりで短期間に指名される可能性は秘めていると考えられます。

伊藤 千浩(東北3年)投手 187/88 右/右

投打で注目されている大型選手で、先日投手としての登板をみたのですが、結構勢いのあるボールを投げていて気になっていました。またこの日は、打者としてのプレーも確認。打席に入ったときの迫力・存在感を非常に感じますが、まだ全体に緩い感じで大きな体を活かしきれていない部分を感じます。それでもまともに捉えた時は、相当な飛距離を放つとのことで、今後の試合でのアピール次第では、ドラフト戦線を大いに賑わす存在になってゆくかもしれません。

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