7/15・16あたりで気になった選手たち
2022/07/15|Category:テレビ・動画観戦
田本 聖貴(岡山理大付3年)投手 191/85 右/左
大型ながら、軽く投げている感じで安定した制球力を誇る実戦派です。常時140キロ前後~中盤ぐらいの真っ直ぐで、打者の内角を厳しく突くことができます。スライダーや緩いカーブを織り交ぜつつ、まだまだ素材としても余力があるところも良いところ。本格化したら、球速と総合力を兼ね備えた投手として期待できそうです。現状はまだ、下位~育成ぐらいのランクの選手だと思うのですが、プロ志望届を提出すれば、将来性があって楽しみな投手かと。今後の試合でも、追いかけてみた本格派でした。
宇地原 丈智(岡山学芸館3年)遊撃 180/73 右/右
右に左にセンターへと打球を打ち分け、もう少し荒っぽい選手だと思ったのですが、実戦的な強打者だといった印象を受けました。大型ですが、意外に細かいステップも踏めて緩慢さを感じさせない動きの良さもあり、けして下手選手ではありません。送球も無理なく正確ですし、想像以上に守備力は高いです。今後の次第でも、注視して行きたいショートストップの一人でした。現時点での評価付は難しいのですが、高校からのプロ入りも意識できる選手かもしれません。
冨田 遼弥(鳴門高校3年)投手 178/86 左/左
選抜を制した大阪桐蔭を、最も苦しめたサウスポー。夏の初戦での登板は、5回を投げて2安打・9三・無失点と順調なスタートとなりました。左腕に両サイド・特に内角を厳しく突ける制球力があるのですが、この日はボールが高めに集まったり、細かい制球力はイマイチだったように思います。球速もMAXで140キロぐらいと驚くほどのものはなかったのですが、走者を背負っても間を使って、じっくりボールを持って対処しているあたりは、冷静な投球術だと関心しました。大学進学が有力視されていますが、さらにストレートが磨かれるようだと、4年後は上位でのプロ入りも狙える素材です。いまプロ志望を提出しても、中位~下位ぐらいでの指名があっても不思議ではありません。
門別 啓人(東海大札幌4年)投手 182/85 左/左
この夏の登板を前回見た時に、春生で見た時よりも状態が良さそうに見えました。そして、センターカメラからの投球を見たのですが、ピンチでの登板で140キロ台中盤で押していた投球は、春に見られなかった迫力でした。ただし、その後は140キロ前後ぐらいの球速であり、アベレージとしてのボールの勢い・フォームの大人しさなどをみると、体格の割にも物足りなさも残します。スライダーやチェンジアップなども織り交ぜながらの実戦派ですが、まだまだ高校生レベルであり、全国の強豪校レベルの高いものがあるのかは微妙です。今後の試合でも何試合かみて判断して行きたいですが、3,4位クラスといった感じで、上位指名というほどまだ絶対的なものはないように思えます。
坂本 拓己(知内3年)投手 180/85 左/左
春季大会で、門別投手と投げあった試合を観戦した坂本投手。この投手は、春みたときの印象と変わりませんでした。球速的には、それほど門別投手と変わりません。ただ、フォームがより荒っぽくダイナミックなので、ボール・迫力では門別選手よりも生で見ると感じます。しかし荒っぽい投手ではあるのですが、意外に四死球を出さない、要所で形にできる選手でもあり、下位~育成あたりならば、高校からのプロ入りも意識できる素材です。まだまだ発展途上ですが、将来性を感じさせてくれる左腕です。
田中 多聞(呉港3年)中堅 183/83 左/左
柔らかさと強さを兼ね備えた打撃に、俊足・強肩の身体能力を兼ね備えた大型外野手です。この日は、多くのスカウトが集まっていたのが気になったのか? スイングに気負いが見られ結果を残せませんでした。しかし、試合前練習からプロでも売りにできる強肩を魅せつけ、走力もインパクトのあるプレーを魅せていました。左打ちの外野手という過小評価されそうなポジションですが、足・肩である程度アピールできるところは大きいかと。下位~育成あたりかなといった印象でしたが、それ以上に多くのスカウトを集めており、プロ側の関心が高さが伺えました。今後の試合での内容によって、位置づけを把握して行きたいところです。
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