7/22(金)で気になった選手たち
2022/07/22|Category:テレビ・動画観戦
川原 嗣貴(大阪桐蔭3年)投手 188/85 右/左
大きな体をより大きく使おうと、ゆったりとしたモーションから大きなテイクバックで投げ込むフォームに変わっていました。しかし、この夏の初登板で力が入ったのか? ボールが高めに抜けるのが制御できず制球に苦しみました。それでも立ち上がりから、左打者のインサイドには真っ直ぐ・カットボールを厳しいところに投げ込むなど、結構細かい部分での投球も見られました。特に球威・勢いという意味では、選抜よりも迫力を増してきている球もあるので、今後の登板も見ながら最終的な評価をして行きたいところです。上位候補の選手であるのは間違いないと思いますが、収まりが悪いところは、ちょっと先輩でもある 藤浪晋太郎(阪神)に通ずるものがありました。
吉田 優飛(静岡3年)投手 186/88 右/右
右の本格派から、かなり肘の下がったスリークォーターへとフォームが変わっていました。大会の前の練習試合では、149キロを記録するまでに調子を上げてきたいと訊いていました。リリーフで登場してきたのですが、球速は常時140~中盤ぐらいは出ていそうには見えたものの、ばらつきが顕著で怖くて積極的には起用しずらいのが現状なのかなと。腕を下げた分、スライダーのキレは増しているように思います。現状の不安定さからも、高校からプロというよりは、大学でフォームを固めるなどする必要があるのではないのでしょうか。スペック的には、投打にかなりのものを秘めているとは思うのですが ・・・ 。
武元 一輝(智弁和歌山3年)投手 187/88 右/左
恵まれた体格を活かし、投打に注目されている素材です。投手としては、大きな体をやや持て余し気味なため、かなり制球にはばらつきのある粗さがあります。それでも、右打者内角に食い込んで来る癖球は、140キロ台中盤の球威・球速以上に、打者としては厄介に感じられるのではないのでしょうか。今日はあまり細かくは見られなかったのですが、スライダーとのコンビネーションといった感じの配球。まだまだ発展途上の選手ですが、順調に来ているように感じます。ポテンシャルにはかなりのものを秘めていると思いますが、現状は4位前後ぐらいの内容と見るのが無難なのか? この選手も、今後の予選の投球を何度かみて、評価を固めて行きたいところです。ちなみに打撃では、大型ですが意外に器用な一面があり、かつての駒田徳広(元巨人~ベイスターズ)的な存在です。
パウエル 海(西尾東3年)一塁&投手 187/80 右/右
140キロ台を記録する投手としての才能よりも、豪快なスイングをする打者としての才能に目を惹かれた夏でした。バットを振れる割に、打ち終わったあとバランスを崩すことなくスイングできる形の良さがあります。140キロ台を連発できる地肩の強さがあるのは間違いないと思いますが、一塁を守っているように守備や走力という意味では充分掴めませんでした。
ただしこの選手、自分からかなり離れたところに飛んだところに外野フライが飛んでも、仲間にどちらがとるべきか声をあげたり、明らかに討ち取られた打席でも最後まで一塁まで勢いで緩めないで走るなど、野球への姿勢には好感が持てます。高校からのプロ入りとなると、スペックの高さを買われ投手として評価されそうですが、個人的には大学などで野手としての基礎を固めて、4年後のプロ入りを実現させて欲しい思いはあります。事前には投手としてしか考えていなかったので、野手としてのパウエルの資質を知れたことは、この夏の新たな収穫でした。
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