7/23(土) 高校野球に都市対抗
2022/07/23|Category:テレビ・動画観戦
今まで取り上げてきた選手が、予選も佳境になり続々と姿を消しています。そのため、この夏はじめてチェックした選手も少なくなってきたので、今回は高校生と都市対抗での注目選手の印象などについて、簡単に触れてみたいと思います。
伊藤 千浩(東北3年)投手&左翼 188/87 右/右
大谷翔平(エンゼルス)の登場以来、プロでも二刀流が話題になりますが、リアルにプロでも両方の才能を追った方が良いのではないかと思われるのが、この選手です。バランスの取れたフォームから、145キロ前後は出ているのではないかという、ボールの勢いには確かなものがありました。変化球も、スライダーやフォークなどを交え、投球に癖がありません。素直にしっかりした土台を積めば、プロでもローテーションを担えるぐらいの器がありそうです。
一方で、打者としてもスケール感溢れるパワフルな打撃を魅せます。対応力よりは長打力が魅力といったタイプに見えますし、性格的には野手寄りの選手に感じました。本人もプロ志望だそうで、将来的には野手として勝負したいとの旨を語っています。いずれにしても持っている才能はかなりのもので、本会議で指名される器の持ち主ではないかとみています。
内田 湘大(利根商3年)一塁&投手 183/80 右/右
この選手も、投打でその才能が注目されている選手です。今回は打者として注目して見ていたのですが、パワフルな打者でありながら、意外に右方向にも打ち返す器用さがあるように感じました。実はこれは、投手としても馬力型なのに、意外に器用さもあるのかなと感じさせる部分です。上記で取り上げた伊藤のように、器が凄く大きいというタイプではなく、パワー型なのに起用という部分に魅力を感じます。指名となると育成あたりなのかなというイメージはありますが、もう少し今後の試合で、その能力を見極めてみたいと思わせてくれる選手でした。
吉村 貢司郎(24歳・東芝)投手 183/80 右/右 (国学院大出身)
昨年夏に行われた日本選手権以降に、急激に球速が上がり以降常に安定したパフォーマンスを示してきました。今やその実力は社会人屈指だと言われており、大学生の即戦力候補が弱いことも考えると、大学・社会人含めても、最もプロで即戦力が期待できる存在という位置づけを確立しつつあります。そんな吉村投手の都市対抗初戦は、彼の力を考えると良くも悪くもないといった内容で、このぐらいはいつもやれるよねといった内容でした。
150キロ前後の真っ直ぐに、スライダー・スプリット・カーブなどを織り交ぜてきます。社会人3年目を迎えた今年は、春先から縦の変化で空振りが取れるようになったのが成長の跡かと。そういった意味では、一年目からローテーションの一角、あるいはリリーフならばセットアッパーやクローザーなど、重要な場所を担って行けることが期待できる存在です。そういった選手が、どうしても欲しい球団であれば、やはり1位指名で指名される可能性は高いだろうなとは思います。大卒3年目の年齢なども考えると、状況次第で2位もあるかなとみていましたが、ちょっとそれは望めないかなと実感しました。
益田 武尚(24歳・東京ガス)投手 175/86 右/右 (北九州市立大出身)
昨年の優勝チームで予選が免除だったため、確認できないまま本戦を迎えてしまいました。先発でも常時140キロ台後半の真っ直ぐにはボリュームがあり、キレ型の吉村投手と比べると対象的な球質です。むしろプロの打者相手だと、ボールの質という意味では益田の方がプロ向きではないかと思える部分があります。気になったのは、全体的にボールが真ん中~高めのゾーンに集まっていたことで、社会人レベルの打者だと押されて外野フライ止まりで抑えられます。しかし、このピッチングでプロの打者相手では、どうなのか?という不安は残りました。それでも変化球・制球力・投球術含めても、ハズレ1位~2位の間には消えるかなといった感じで、上位指名候補という地位を確かなものにした投球だったのではないのでしょうか。3位ぐらいでイケるかなとみていましたが、全体的にもうワンランク評価が上がった気が致します。
吉野 光樹(24歳・トヨタ自動車)投手 176/78 右/右 (上武大出身)
上武大時代は、まとまった好投手といった感じでプロの匂いがしてこないタイプでした。しかしトヨタに進み、球威・球速が増して、明確にプロを意識できる実力を身につけました。予選でみて上位候補だなと確信したのですが、今回の本戦ではこんな力投派で感情を表に出すタイプだったのだと気がつきました。
150キロ前後出るようになりましたが、この選手の場合や変化球とのコンビネーションで打ち取るタイプです。けして、力で押すタイプではないので先発型かなとみていたのですが、この大会の投球を観ているとむしろリリーフ寄りなのでは?と思わせる部分もありました。試合中盤で足がつって降板しましたが、さらに登板機会がありそうならば能力・適正を見極めて行きたいところです。ハズレ1位~2位ぐらいかなと大会前に位置づけていましたが、むしろ2位~3位ぐらいの選手なのかなと、少しトーンダウンしています。特に内容が悪かったわけではないので、今後の投球次第で変わるかもしれませんが。
彼らと匹敵する位置づけにあった高卒3年目の 河野 圭(大阪ガス)右腕が、先発をしたものの結果を残せず。昨年は圧倒的な安定感を高卒2年目で示したのですが、今年は順調さを欠いてなんとか都市対抗の時期に間に合わせた形。それが、悪い形となって現れたしまった感じがします。まだ若いことを考えると、もう一年ぐらい残留する可能性が出てきたのではないかとみています。
伊藤 千浩(東北3年)投手&左翼 188/87 右/右
大谷翔平(エンゼルス)の登場以来、プロでも二刀流が話題になりますが、リアルにプロでも両方の才能を追った方が良いのではないかと思われるのが、この選手です。バランスの取れたフォームから、145キロ前後は出ているのではないかという、ボールの勢いには確かなものがありました。変化球も、スライダーやフォークなどを交え、投球に癖がありません。素直にしっかりした土台を積めば、プロでもローテーションを担えるぐらいの器がありそうです。
一方で、打者としてもスケール感溢れるパワフルな打撃を魅せます。対応力よりは長打力が魅力といったタイプに見えますし、性格的には野手寄りの選手に感じました。本人もプロ志望だそうで、将来的には野手として勝負したいとの旨を語っています。いずれにしても持っている才能はかなりのもので、本会議で指名される器の持ち主ではないかとみています。
内田 湘大(利根商3年)一塁&投手 183/80 右/右
この選手も、投打でその才能が注目されている選手です。今回は打者として注目して見ていたのですが、パワフルな打者でありながら、意外に右方向にも打ち返す器用さがあるように感じました。実はこれは、投手としても馬力型なのに、意外に器用さもあるのかなと感じさせる部分です。上記で取り上げた伊藤のように、器が凄く大きいというタイプではなく、パワー型なのに起用という部分に魅力を感じます。指名となると育成あたりなのかなというイメージはありますが、もう少し今後の試合で、その能力を見極めてみたいと思わせてくれる選手でした。
吉村 貢司郎(24歳・東芝)投手 183/80 右/右 (国学院大出身)
昨年夏に行われた日本選手権以降に、急激に球速が上がり以降常に安定したパフォーマンスを示してきました。今やその実力は社会人屈指だと言われており、大学生の即戦力候補が弱いことも考えると、大学・社会人含めても、最もプロで即戦力が期待できる存在という位置づけを確立しつつあります。そんな吉村投手の都市対抗初戦は、彼の力を考えると良くも悪くもないといった内容で、このぐらいはいつもやれるよねといった内容でした。
150キロ前後の真っ直ぐに、スライダー・スプリット・カーブなどを織り交ぜてきます。社会人3年目を迎えた今年は、春先から縦の変化で空振りが取れるようになったのが成長の跡かと。そういった意味では、一年目からローテーションの一角、あるいはリリーフならばセットアッパーやクローザーなど、重要な場所を担って行けることが期待できる存在です。そういった選手が、どうしても欲しい球団であれば、やはり1位指名で指名される可能性は高いだろうなとは思います。大卒3年目の年齢なども考えると、状況次第で2位もあるかなとみていましたが、ちょっとそれは望めないかなと実感しました。
益田 武尚(24歳・東京ガス)投手 175/86 右/右 (北九州市立大出身)
昨年の優勝チームで予選が免除だったため、確認できないまま本戦を迎えてしまいました。先発でも常時140キロ台後半の真っ直ぐにはボリュームがあり、キレ型の吉村投手と比べると対象的な球質です。むしろプロの打者相手だと、ボールの質という意味では益田の方がプロ向きではないかと思える部分があります。気になったのは、全体的にボールが真ん中~高めのゾーンに集まっていたことで、社会人レベルの打者だと押されて外野フライ止まりで抑えられます。しかし、このピッチングでプロの打者相手では、どうなのか?という不安は残りました。それでも変化球・制球力・投球術含めても、ハズレ1位~2位の間には消えるかなといった感じで、上位指名候補という地位を確かなものにした投球だったのではないのでしょうか。3位ぐらいでイケるかなとみていましたが、全体的にもうワンランク評価が上がった気が致します。
吉野 光樹(24歳・トヨタ自動車)投手 176/78 右/右 (上武大出身)
上武大時代は、まとまった好投手といった感じでプロの匂いがしてこないタイプでした。しかしトヨタに進み、球威・球速が増して、明確にプロを意識できる実力を身につけました。予選でみて上位候補だなと確信したのですが、今回の本戦ではこんな力投派で感情を表に出すタイプだったのだと気がつきました。
150キロ前後出るようになりましたが、この選手の場合や変化球とのコンビネーションで打ち取るタイプです。けして、力で押すタイプではないので先発型かなとみていたのですが、この大会の投球を観ているとむしろリリーフ寄りなのでは?と思わせる部分もありました。試合中盤で足がつって降板しましたが、さらに登板機会がありそうならば能力・適正を見極めて行きたいところです。ハズレ1位~2位ぐらいかなと大会前に位置づけていましたが、むしろ2位~3位ぐらいの選手なのかなと、少しトーンダウンしています。特に内容が悪かったわけではないので、今後の投球次第で変わるかもしれませんが。
彼らと匹敵する位置づけにあった高卒3年目の 河野 圭(大阪ガス)右腕が、先発をしたものの結果を残せず。昨年は圧倒的な安定感を高卒2年目で示したのですが、今年は順調さを欠いてなんとか都市対抗の時期に間に合わせた形。それが、悪い形となって現れたしまった感じがします。まだ若いことを考えると、もう一年ぐらい残留する可能性が出てきたのではないかとみています。
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