夏の福岡遠征2!
2009/07/08|Category:観戦記
では、今回も福岡遠征の続きから。遠征二日目は、ネットカフェで一時間ぐらいしてから、福岡の桧原球場に行きました。当初は、バスで50分と書いてあるので、どんなところかと思いましたが、なんとか無事着きました。
試合の方は、第一試合の序盤に着くも、屋根のない球場だったので、屋外に出て木陰で第二試合が始まるのを待ちました。公園の一角にある球場ですが、あまりのんびり出来る場所が無かったのは少し残念でした(木陰でひっくり返りたかったのですが)。
糸島 VS 福岡第一
まさに一回戦屈指の好カードだと思い、今回の福岡遠征を決めた試合でした。第一試合の時には、何処にもスカウトの姿が見えませんでしたが、第二試合では多くの球団の姿が見られました。
注目は、佐田聡一郎(糸島)投手。まだ投手を初めて1年にも満たない投手ながら、着実に球速を伸ばしてきた驚異の成長力が自慢の選手です。183センチの上背に、ガッチリした体格の選手です。
雑誌などでは、140キロ台後半を記録すると云うので、さぞかし剛球タイプの球質かと思いましたら、重い球威のある速球と言うよりは、ビシッとミットに突き刺さるキレのある球質の選手です。スカウトの間でも、かなり荒れ荒れの制球の持ち主だと話していたのですが、最後の夏に向け、かなりまとまった投球を披露してくれました。ストライクが先行し、恐らく四球でランナーを出す場面は記憶にないほどでした。
速球の球速は、初回~2回ぐらいまでは、常時135~MAX88マイル(140.8キロ)ぐらいだったのですが、徐々に球速が落ちて来るなど基礎体力の無さが課題です。それでも私が観戦した7回ぐらいまでは、殆ど打たれる感じはしないテンポの良さもあり、結局9回を完封したようです。
変化球は、横滑りするスライダーと、ドロンとしたカーブとのコンビネーション。投球術や総合力ではまだまだなのですが、牽制やクィックは野手だっただけに、中々上手いです。まだまだの部分はあるのですが、恵まれた体格・驚異の成長力・素材としての可能性などを感じた球団は、ひょっとすると育成枠~下位指名あたりもありうるのかな?と言う気は致しました。また、かなり気持ちは前へ前へと言うタイプで、前向きな選手と言う感じが致します。
課題は、完全に少し肘が下がって出てくるフォームなので、スライダー・チェンジアップ系のフォーム。そのため将来的に、見分けの難しいカーブや、フォークなどの縦系の球種を身につけられるかが、一つ大きなポイントになりそうです。実際今でもカーブを投げるのですが、かなり腕の振りがゆるむなど、この球は上のレベルでは辛いと思います。使えるバリエーションを、何処まで増やせるのか注目したいところです。
一方、もう1人の注目選手が、原田拓也(福岡第一)遊撃手。180センチ前後の均整の取れた大型遊撃手で、丁寧な守備を心がける選手です。福岡第一と言うと陽(日ハム)選手を思い出しますが、彼のように圧倒的なポテンシャルで守備をするタイプではなく、堅実なプレーを目指すタイプです。むしろ守備に関しては、陽よりも好感が持てる内容でした。ただし、スローイングの際に腕が横に出る傾向があり試合前練習から心配していたのですが、実際の試合でもスローイングミスを犯していました。ただキャッチングなどは悪くないので、短い距離をする二塁か外野あたりが、将来的には好いのではないのでしょうか。
打撃の方は、3打席観たのですが、三振・センターフライ・レフトフライでした。特に三打席目は、外角のストレートを、しっかり自分のポイントで捉えられており、ミートセンス・基礎技術の確かさを感じさせてくれました。3番を打つように、スラッガータイプではなく、野手の間を抜けて行くタイプの打者です。もう少しじっくり観たかったのですが、ヘッドスピードも基準レベルありますし、けして打撃の資質が低い選手ではないと思います。
高卒即プロと言うほどではないのですが、大学や社会人に進んでも注目して行きたい好選手でした。もっと話題になっても好かった選手だと思います。彼に関しては、迷スカウトの掲示板で、佐田投手に関しては、個別の寸評を作成したいと思います。
もう少しアクセスや帰りの時間を調整すれば、東福岡の試合を春日で観てから移動してきたり、多くのスカウトが、試合中盤して移動し、恐らく北九州市民球場で行われる九州国際大附の試合にも足をのばせたかもしれません。今後は、他球場への移動も視野に入れながら、この球場の観戦も組み立ててみたいと思います。
遠征二日目は、翌日の仕事のことも考えて、あまり無理な移動や観戦は致しませんでした。ただし、二日間天気が心配されましたが、当初の目的である小関・佐田の両選手を観戦。更に、祈願の小倉城観光なども出来て、有意義な遠征だったと言えるのではないのでしょうか。
桧原球場 福岡市内 西鉄バスで40分くらい。
私の調べたところ3路線ぐらいが、この球場の近くまで走っております。ただ行きに乗ったバスは、近くの桧原営業所に入ってしまうため、坂下のバス亭で降りないと行けなかったので、5分程度球場まで昇り坂を歩くはめに。ただし、球場前まで通るバス路線もあり、帰りはそのバスで福岡市内に戻りました。
福岡市内を走るバスなので、もし福岡空港へ戻る場合は、博多まで乗らず、その手前の天満や中洲川端などの駅で降りても好いかなと思います。結構場合によっては、混んでてその方が速いのではないのでしょうか。
また球場前の路線は、1時間に2本程度なので。もしバスの時間があるようなら、帰りは坂下のバス亭まで降りると3路線走っていると思われるので、もう少し頻繁にバスが来るのではないのでしょうか?
福岡市内からのバスは豊富なので、市内からは少し距離というか時間がかかります。ただ本数は豊富なので、それほど悲観する立地ではありません。またここなら行っても好いかなと思いました。ただし、球場には屋根がないので、その辺には充分暑さ対策が求められます。
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