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36 向上VS桐蔭学園戦 & 東大VS早大(第一戦)

今日は、三度 向上高校の試合を観に、保土ヶ谷球場に足を運びました。お目当ては、神奈川注目度NO.1・塚脇 浩(向上 3年)右腕です。私が原付で保土ヶ谷球場に着いたときは、3回表に差し掛かっており、向上の投手の名前は、昨日と同様に廣川 剛大(3年)と表示されていました。

保土ヶ谷球場第二試合 向上高校 VS 桐蔭学園

3回表の向上の攻撃が終わると、廣川を見ることなく、お目当ての 塚脇 浩(向上)右腕が登場します。彼を見るのは、昨春の関東大会以来。その時は、とにかく線が細く、体の芯がシッカリしていません。しかし、投手としてのスジの良さを感じさせる素材で、その成長が気になっていました。

しかし今日の投球練習を見ていて、かなりその芯の弱さは改善されつつあるように思えます。ボールも頼りなかった球威の無さはなくなり、ボール自体は力強くなっています。ただ今日は、120キロ台後半~MAX83マイル(132.8キロ)ぐらいまでで、明からに球速・キレがモノ足りません。球威が出てきたのは好いのですが、そのぶん、ボールの手元までのキレは失われていたように思えます。

ここまで廣川を起用し続けてきたのは、この塚脇の状態が悪く能力を出しきれない、あるいは思い通りの成長は遂げられておらず、廣川との力の差があったのかのいずれかであるように思えます。出したくても出せない、廣川に依存しないといけない投手事情だったのでしょう。序盤に桐蔭打線に捉まり、廣川がk.0されなければ、塚脇を出す展開にはならなかったのだと思います。

その塚脇、ストレートが高めに集まるだけでなく、スライダー・フォークなどの球種も、特にこれはといった内容ではありません。今日は、桐蔭打線に高めに甘く浮いたストレートを打たれる場面が目立ちました。この選手、均整の取れた体格でゆったりと構えてくるので、素材としての奥行きは感じられます。しかしこの内容から立て直したとしても、高校からプロにということは、まずないと考えます。かなり長い目で、見守って行きたいタイプ。昨春のレポートでも、MAX84マイルと記録していますから、順調さを欠いて思い通りの成長曲線を描けていないのではないのでしょうか。

桐蔭学園の方の齊藤 大将(2年)左腕も、神奈川を代表する投手だと評判の選手。こちらは、スリークオーターから投げ込む、かなり実戦的なサウスポー。球速こそ、125~MAX81マイル((129.6キロ)と物足りませんが、キレのある球質で+5キロ程度は速く感じさせる球質。それにカーブ・スライダー・スクリューなどを、うまくコンビネーションに織りまぜてきます。

それほど細かい制球力はありませんが、四球で自滅することはなさそう。特にマウンド捌きが洗練されていて、中学時代から場数を相当踏んできたタイプではないのでしょうか。ただ現状は、今の球威・球速・総合力では、全国レベルでは物足りないかなといった感じで、やはり横浜高校あたりの打線だと、捉えられてしまうだろうと思います。まだ2年生だけに今後に期待したいところですが、今後大きく伸びそうといった奥行きは、その投球からは感じられません。

試合の方は、両投手を3イニングずつ見て会場をあとにしました。桐蔭打線は、1巡り程度しか見ていないので、正直よくわかりません。ただあまりピンと来た選手はおらず、ドラフト候補といった選手はいないと思います。しいて言えば、1番の佐藤 将(3年)中堅手と5番の久保 聖也(3年)一塁手あたりでしょうか。夏はシード校になるでしょうから、TV中継の時にでも、再度ジックリ観られたらと思います。

(今日の感想)

とりあえず、三戦目にして塚脇を確認できたのでホッと致しました。春季神奈川大会は、今日が最後かもしれません(組み合わせや会場次第では、もう一度ぐらい足を運ぶかもしれませんが)。ただ春の間に、塚脇選手を観られてよかったです。今日は、レポートと言える程のものではないので、土曜日に放送された、東大VS早大のレポートを、この続きに掲載したいと思います。


東大 VS 早大 (一回戦)

昨日行われた、東大と早大の一回戦の模様から。今回は、ドラフトに関わる早稲田の3人の野手について。この3人、先日の富士重工との社会人対抗戦でも簡単に触れたのですが、今回も引き続き感想を。

早稲田の新主将になった核弾頭の 佐々木 孝樹(早実出身)中堅手。一塁までの塁間は、3.8秒前後の脚力は、プロでも足を売りにできる。中堅手としても中々の強肩で、守備・走力のポテンシャルの高さは確かです。更に柔らかいリストワークで、当てるのは上手い選手。ただ今日気になったのは、やはりスイングが弱い点。これは、プロに入っても中々改善されないポイントで、早稲田大先輩・松本 啓ニ朗(ベイスターズ)外野手が、未だに殻を破れないのは、このスイングの弱さを改善しきれない部分があるから。逆に大学時代同様の欠点がありながら、プロで改善できたのは、青木宣親(元ヤクルト)。果たして佐々木は、どっちのタイプだろうか?

4番を任せられる 杉山 翔大(東総工業出身)一塁手。抜群のヘッドスピードは、六大学随一といえるスイングの持ち主。それでいてうまくバットコントロールして、ヒットにする技術も身につけている。昨秋も、全試合で4番に据わり 0本 6打点ながら 打率.386厘は、リーグ3位の成績。抜群の身体能力がありながら、それを活かせないで何故か一塁手。打撃に関してはプロ級も、何処かのポジションで使ってみようというメドがつくようならば、指名して来る球団もあるかもしれない

今年から正捕手に座った 地引 雄貴(木更津総合出身)捕手は、塁間1.85秒前後のスローイングは、プロでも上位レベル。今日見る限り、ディフェンス面は可もなく不可もなし。ミットを示し、グラブを下げず。キャッチングはそれなりといった感じ。昨年の正捕手の市丸 大介のようなセンスは感じないが、鋭いヘッドスピードも兼ね備え、ポテンシャルはプロを意識できる素材。昨秋は捕手ではなかったが、打率.344厘の高打率をマークし、右に左へと鋭い打球を飛ばしてくる。ただ少しバットが下から出てくるような、スイング軌道は気になるところ。実際指名されるかと言われると、かなり微妙ではないかと考える。

(感想)

相手が東大投手陣だと言うこともあって、あまり参考にならない試合。彼ら3人共に、持っているポテンシャル自体は高いので、欠点や課題などと照らしあわせて、いけると踏んだ球団が指名してきそうな面子。ただ逆に言えば、指名確実かと言われると、なんとも3人とも微妙の位置にいるのは確かだろう。一つ言えるのは、この春の内容で、指名の有無がほぼ決まると言っても過言ではない。もう少し他の対戦も見てから、私も評価やレポートを行なってみたい。
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