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37・38 東都一部リーグ

先日少しだけ観た東都でしたが、今日は最初から神宮入りしてリーグ戦を観戦。神宮に着くと、チケット売り場に人が並ぶという、平日東都ではあまり観られない光景が。それだけ今日の・東浜VS島袋 の新旧沖縄対決に期待が集まった試合だったのではないのでしょうか。

亜細亜大 VS 中央大

しかし中央大の先発は、鍵谷 陽平(北海出身 4年)右腕。開幕週での登板では、140キロ台後半を連発し、スカウトに「澤村拓一(巨人)以上だ!」と言わしめた今最も東都で熱い男。個人的にも、ぜひ鍵谷の成長した姿を見てみたかったところでした。

今日の鍵谷は、常時140キロ台を刻んできましたが、MAXは91マイル(145.6キロ)。スーパーと言われた開幕週ほどの勢いはありませんでした。変化球は、横滑りするスライダーと縦に落ちるスライダー。今日は、両サイドにボールを散らせておりましたが、特に打者の内角を厳しく突く投球が光りました。

ただこの投手の欠点としては、ボール全体が高いこと。追い込んでからの決め手に欠けること。この2つの欠点は、この試合を見る限り改善されていません。確かに150キロ近い球を連発できれば、その辺の欠点をごまかすことはできるのかもしれませんが、プロの長いシーズンを想定すれば、今日ぐらいの球の勢いでも、いかにピッチングを作れるのかの方が、求められるのではないのでしょうか。特にスピードはありますが、空振りを誘う球質でもないので、やはりリリーフよりも先発で持ち味が発揮されやすいタイプ。そう考えると、ちょっと欠点が改善されていなかったのは、個人的に残念です。ただ指名は、ほぼ確実なのではないのでしょうか?もう少し何度か見てみないとわかりませんが、現状は3位以上かなぁという気が致しますが、スーパーな内容を観たスカウト・球団からは、更に上の順位の評価が出てもおかしくはないかと思います

一方の亜大の先発であり、今年のドラフトの目玉の一人と言われる 東浜 巨(沖縄尚学出身 4年)右腕は、130キロ台中盤~MAX89マイル(142.4キロ)ぐらいと、球速・ボールのキレなどは地味な内容。神宮の表示でも同じようなもので、MAX145キロというのが、一球あった程度でした。すでにその投球は、社会人のベテラン投手のような、凄いというよりは老獪なイメージを受けます。

投球の多くは、速球とツーシームとのコンビネーションという異色の配球。それにスライダー・カットボールを織り交ぜ、たまにカーブがあると言うぐらいでしょうか。今日見ていて思ったのですが、要所でも結構高めに甘い球が多く、それを中央が見逃す場面が目立ちました。それで難しい球に手を出してというチグハグな攻め。これが、プロの打者だったら、こうは行かないようなぁという気が致します。

ただこの球・この制球力でも圧倒的に完封が多いのは、その球を予測させないコンビネーションの巧みさと、天性の危険回避能力(相手が打ち気じゃないときに甘い球)を察する嗅覚に、並々ならぬものがあるのではないかと思うです。ただ一年生の春のような、150キロ近い球を投げられる能力は今あるのか?と言われると、今日もかなり際どいピンチが多かったのですが、それでも球速は130キロ台中盤~140キロソコソコだったので、もうスピードに依存しようという意識がなく、今はそこまでのスピード能力はないのではないかと思います。ここをプロで再び追求すれば、掘り起こされる可能性は残っているとは思いますが。

確かに斎藤佑樹のように、一年目からローテーションを期待できる投手でしょう。しかし昨年のドラフトの目玉である 菅野 智之(東海大)のような絶対的なものは感じません。あくまでも1位候補の一人ぐらいの位置づけぐらいだと私は考えます。ただ最も計算できるアマチュア投手としての位置づけは、今も揺らがないとおもいます

野手では、中央の 飯田 大祐(常総学院出身)捕手や西銘 生悟(沖縄尚学出身)二塁手あたりは、社会人でしょうね。高田 知季(岡山理大附)遊撃手あたりは、使い勝手がいいタイプなので、球団によって意見は別れるとおもいますが、指名して来る球団があってもおかしくはないかと思います。

東洋大 VS 駒沢大

東洋大は、先日少し終盤での登板も観た 藤田 純基(浜田出身)右腕。今日も135~後半ぐらいの球速で、甘く入った球を痛打され、現状ドラフト戦線からは大きく後退している感じは致します。

一方の駒大の先発は、井口 拓皓(市立川越出身 4年)右腕も、先輩の武田久(日ハム)を彷彿させるような右腕で、135~後半のぐらいのストレートに、スライダー・チェンジアップを織り交ぜてきます。特にチェンジアップに、威力がある選手。いずれにしても、社会人タイプの好投手です。

常勝軍団東洋大は、今季は完全にその面影はありません。今日は、藤田が早々降板したあと 増渕竜義(ヤクルト)の弟、増渕 雅也(鷲宮出身 1年)左腕が、130キロ台中盤のストレートにスライダーを織り交ぜたピッチングで投げ、東洋で一番見たかった 佐藤 将太(東洋大姫路出身 4年)右腕が登場。佐藤は、135~MAX88マイル(140.8キロ)のストレートに、横滑りするスライダーとのコンビネーション。ただ残念なのは、引き出しが少なく、それらの球を、コーナーに散らすだけという奥行きの無さが気になります。それほどストレートにも威圧感はなく、まあ社会人だろうなというのはハッキリわかったのが収穫と言えば収穫でした。

野手では、東洋の 戸田 大貴(前橋工業出身 4年)一塁も、途中から三塁を守ってスカウトにアピールしていましたが、プロとなると決定力に欠けるかなという印象。主将の緒方 凌介(PL学園出身)外野手は、今日は出場無し。駒大の戸柱 恭孝(鹿屋中央)捕手も、スローイングは好いのですが、総合力では物足りない感じ。東洋の岡 翔太郎(日大出身)捕手も、特徴を見出し切れないかなといった感じで、今日は途中交代。

そんな中、野手で存在感を示したのが、駒大の4番・白崎 浩之(埼玉栄出身)遊撃手。埼玉栄時代から、プロ注目の強肩・強打の大型内野手でしたが、ここまで脆さが目立ってきた選手。今日は、高めに甘く入った球を逃さず二本センター前に。それに外角の難しいストレートを、ライト線に器用に打ち返す、今まで観たことのない当たりでツーベースと「鋭さ」を感じさせる内容でした。また守備も、遊撃手としては細かい動きができないのでプロでは厳しいでしょうが、三塁手としてならばアリだと思います。問題は、この隙無しの打撃が、今日たまたまなのか?それとも今シーズンは、一皮むけたのか、その辺も今後注目したいですね。ただこの選手、通算の打率が2割ソコソコなのは想像通りでしたが、まさか本塁打が0というのは意外でしたね。ボールが上がらないタイプなのかも含めて、注目して行きたいとおもいます

(今日の感想)

今日予想外に、鍵谷(中央)投手が見られたのは大きな収穫でした。更に東洋大でも見たかった 佐藤 将太 が投げてくれたので、前回の観戦も含めてみると、東都でみたい選手の多くは、これで網羅できた気が致します。

まだ日大を見ていないとか、他にも4年生の福島 由登(青学)右腕 や 松田 拓磨(亜大)右腕 などを見ていないなどあるので、もう一日、何処かで足を運ぼうとは思っています。とても観戦もしやすい気温で、収穫の多い一日でした。
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