東南西北
プロ野球ドラフトサイト「迷スカウト」の管理人・蔵建て男が、日本中を駆け巡り本音でトーク!
2017年(27) 関東選抜リーグレポート1
スポニチ大会以来、まともに社会人野球を見ていなかったので、ここは現状把握の意味も含めて大田スタジアムへ。何よりスポニチで最大の観戦目標としながら生で確認できなかった 永野 将司(HONDA)左腕を確認したかった。

HONDA VS JR東日本

その 永野 将司(23歳・九州国際大出身)左腕は、試合の中盤にリリーフとして登場。181/82 という均整の取れた体格だが、オーソドックスなフォーム。しかし球速は、145~152キロを大田のガンで記録し、私のガンでも93マイル(150キロ)まで到達。何より球速表示以上に明らかにボールの勢いが違っており、今年の左腕候補ではNO.1だろうというぐらいの勢いを感じる。細かいコントロールはなく、コースに投げ分けるといったこともなく、ストライクゾーンに投げ込んでくるというタイプ。

腕の振りが強すぎるのか? スライダーが抜けたりすることが多いものの、カーブのような緩い球はブレーキがあって悪くない。この球で常にカウントが整えるようだと、投球にも余裕が生まれそう。他には130キロ台のカットボール気味の球やチェンジアップ系のボールも投げていたように見えたが、現状大きなウエートは占められていない。

確かに速いが、高めに甘く入った球を打ち返されることも多く、速球だけで抑えきるほどの投球はできていなかった。プロで使えるのか?と言われると疑問が残るが、左腕でこれだけのボールが投げられる投手は稀なので、育ててみたいと思う球団は出てきそう。順位は読みにくいが、素材を買って中位ぐらいで消えるのではないかとみている。大事な試合では殆ど見られないが、都市対抗に向けてどのような位置づけになってゆくのだろうか? サウスポーの中では、今年1番のロマン枠だろう。

その他では、高卒2年目の 布袋 翔太(20歳・HONDA)左翼手が、6番打者として出場。鳥取城北時代から強打の外野手として注目されていた選手で、個人的にも面白い素材だと  を付けた選手。この試合でも結果は出ていなかったが、強くバットを振る持ち味は損なっていなかった。大事な試合でスタメンを任されるかは不明だが、高卒野手が元気にスタメンで出ていることは嬉しいところ。

JR東日本は、最後に 田嶋 大樹(21歳・佐野日大出身)左腕が登場。球速は89マイル・143キロぐらいと地味ではあったが、緩いカーブを織り交ぜつつ、スライダー・チェンジアップなど変化球中心のピッチング。この選手も速球は良いものがあるが、変化球の精度・キレがもう一つというところがある。調整での登板なのか? これからチームではリリーフとして位置付けられるのか? 気になるところ。いずれにしてもこの投手は、外れ1位ぐらいでは消える存在ではないのだろうか。

永野 将司(HONDA)投手 181/82 左/左
布袋 翔太(HONDA)左翼 174/80 右/右

田嶋 大樹(JR東日本)投手 182/77 左/左

SUBARU VS 鷺宮製作所

富士重工 から SUBARU に改名しましたが、青森山田時代にプロからも注目されていた 西村 凌(22歳)は6番・左翼手として出場、樹徳時代に注目された大型ショート・野平 大樹(21歳)は、8番・サードで出場とがっくりな状況。スタメンでは出場していたものの、プロという匂いはしてきません。

そのSUBARUの先発は、ルーキーの 黒川 雄太朗(23歳・道都大出身)右腕。170/68 と小柄な体格の投手で、小気味の良い好投手。球速はコンスタントに130キロ台後半~MAX89マイル・143キロを記録するなど、スライダー・ツーシーム・フォーク系など適度にまとまりと勢いは感じます。フォームは違いますが、武田 久(日ハム)的な投手。一昔前なら、ちょっと面白いかもと思う球団もあったかもしれませんが、現代プロ野球の打力を考えると、よほど繊細なコントロールがあるとか、武器になる変化球などがないと小柄な右投手がドラフト指名されるのは厳しいように思います。それでも水準に近いレベルの投球ができているので、今後も気にして行きたい1人。

鷺宮製作所では、野口 亮太(25歳・仙台大出身)左腕が登板。こちらも164/65 という小柄な体格からも、ポンポンと心地の良いリズムと制球力がある好投手。球速は130キロ台前半~中盤ぐらいなものの、非常にボールにキレがあるので打者には常時140キロ台に感じられるかもしれません。特に右打者外角に沈むチェンジアップに威力があり、見ていて気持ちの良い投球をします。昨年の公式戦でも、14試合で 防御率 1.36 と抜群の安定感を魅せています。 「コントロールの良いさ左腕は買い」 という私自身の格言があるので、今後も気にしてみてゆきたいところはあります。ただし昨年の成績が、59回2/3イニングで四死球20個ですから、イニングの1/3強は四死球を出しており、繊細なコントロールというよりもテンポの良さを生かしてポンポンとストライクゾーンに投げ込んで有利な状況を作り出すタイプなのではないかと思います。

またルーキーの 保戸田 則裕(23歳・青森大出身)が、3番・遊撃手として出場。内角の厳しいストレートを内野フライとショートゴロに終わりましたが、チームでは重要なところを任されている印象。遊撃手としても悪くないので、来年どうなるのか気にしてみたい1人です。

西村 凌 (SUBARU)左翼 176/75 右/右
野平 大樹(SUBARU)三塁 182/82 右/左
黒川雄太朗(SUBARU)投手 170/68 右/左

野口 亮太(鷺宮製作所)投手 164/65 左/左
保戸田則裕(鷺宮製作所)遊撃 180/83 右/右

テーマ:プロ野球 - ジャンル:スポーツ

2017年(26) 春季神奈川大会
今年初めて、高校野球の生観戦に行ってきました。会場になったのは、横浜商科大学のグランド。毎年春のオープン戦では1度ぐらいは足を運ぶところなのですが、今年は結局いかずじまい。高校野球の会場として、足を運ぶとは思いませんでした。すでに私が会場に着いた時は、最上段まで立ち見の状態。空いているスペースで立ち見で見ていたのですが、途中からスペースが空いたので、折りたたみイスに座りながらの観戦ができました。

日大藤沢 VS 星槎国際 

この試合のお目当ては、今年の神奈川NO.1の前評判高い 本田 仁彦(星槎国際3年)右腕。180/68 という均整の取れた体格で、オーソドックスなフォームから投げ込む本格派。序盤は常時135キロ前後の速球に、横滑りするスライダーとのコンビネーション。その他に意識的か無意識かわからないのですが、カットボールやツーシーム的なボールも持っているかもしれません。

スライダーで確実にストライクが取れる投手であり、四死球で自滅するような危うさはなし。それほど細かいコントロールや絶対的な球はないものの、高校生レベルとしてはコントロールも好い部類。適度に両サイドに投げ分け、右打者外角クロスにズバッと速球を決めてきますし、スライダーのキレも悪くありません。

投球にそれほど奥深さはなく、序盤戦は夏までにさらによくなれば指名の可能性もというボーダーレベルの投手という印象でした。しかし3回ぐらいから徐々にテンポがよくなり、球速も出て乗ってきます。打者を追い込んだり、得点圏に走者をすすめると140キロ台のボールを確実に投げ込んできます。時折指にかかった時には、90マイル・145キロも何度か記録。MAX146キロの評判に違わない力を、魅せ始めます。エラーだとは思いますが、1球だけ93マイル(150キロ)も記録。9回に2点リードだった状況で同点に追いつかれ、それをなんとか抑えます。ここで力を出し切ったと思ったのですが、延長11回でも140キロ台を連発したように、想像以上に体力はあるのかもしれません。

ただしマウンドさばきを見ていると、少しピンチになる気持ちの弱い部分があるのかなと。さらにかなりこの試合で消耗しているので、次の慶應戦では疲れが見え隠れする危険性も。特に慶応は、今年の神奈川でも屈指の破壊力誇るを強力打線のチームですから。ここで、どんな投球をするのかは注目されます。まだまだという感じもしますが、春の時点でこのぐらい投げられれば志望届けを提出すれば本会議で指名されるのではないかという気もします。夏までに更にワンランク上積みがあるようだと、夏前にはかなり神奈川の枠を越えて評判になるかもしれません。

野手では、星槎国際の核弾頭・小倉健太朗(2年)中堅手が目立っていました。俊足を活かした広い守備範囲に、ホームへのダイレクト返球は圧巻。打撃もパンチの効いた強い打球が打て、けして体が大きな選手ではないが同校では目立つ存在。

日藤でもこの日は、2番の 小松 俊章(3年)中堅手が、本田に完全にタイミングがあっていました。この選手も守備・肩もまずまずで、特に二番打者とは思えないバッティングをしていたのが印象的。たまたま本田に合ったのか? 普段からそうなのかは気になるところ。毎年好捕手を育てる同校の 堀口 遼馬(3年)捕手も、基準以上の肩と3番を打つ打力もある好捕手だった。

2017年(24)(25)  福岡の大学リーグ2日目
九州六大学・福岡六大学、両リーグの開幕戦レポート第二弾。特に二日目は、プロ注目の 草場 亮太(九州産業大)投手が先発した。
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2017年 福岡の大学リーグ1日目(22)(23)
九州六大学と福岡六大学の開幕戦が、今年も福岡ドームで行われた。果たしてプロ注目選手がいたのか? 初日のレポートの模様をしてみよう。
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2017年(19)(20) 首都大学リーグ
今日は、大田スタジアムを観に首都リーグへ。家の私用などを済ませてから出たので試合途中からになるのは覚悟だったのですが、途中電車の事故に巻き込まれて試合到着は第一試合の5回を終了したところでした。

第一試合 東海大 VS 明星大

この試合の注目は、最終学年になった 下石 涼太(東海大4年)二塁手。ハンドリングに優れ、切り返しの早い守備には定評がある選手。オフ作成した寸評では、遊撃でアピールし、プレーでも目の色が変わってくることが指名への条件と記しました。しかし守備位置はセカンドのままであり、そのプレーも相変わらず大学レベルに染まったままなのかなという感じで、特に大きな変化を感じません。第一打席にヒットを放ったそうですが、私が着いてからはインパクトを残すプレーは見られず。ニ遊間をこなせる守備力のある選手の需要がどの程度あるかにもよりますが、今日のプレーを見る限りは社会人に進むことになるのではないかという気がしました。

昨秋完全試合をやった 青島 凌也(東海大3年)右腕は、相変わらずキレの有るボールを投げ込み安定。凄みは感じられないものの、8回を7安打・1失点でまとめ勝利投手に。ゲームメイクできる先発型として、今年のドラフトが終了直後のドラフト系雑誌では上位候補として名前が取り沙汰されることになりそう。実際のドラフトでは、最終的にはどういった扱いになるのかは微妙な選手だとは思いますが。

その青島に代えてまで最後登場したのが、飯嶋 海斗(成田出身3年)左腕。185/84 の恵まれた体格の投手で、スリークォーターから135~140キロぐらいの速球に、スライダー・チェンジアップを織り交ぜます。とにかく冷静というか、ランナーを背負ってからも動じない強心臓ぶりが印象的。少々腕が体から離れて投げるフォームで、コントロールが不安定なのが若干気になりましたが。

秋の入れ替え戦で、なかなか好いチームとの印象を持っていた明星大。目立っていたのは、4番の 鎌田 雅也(帝京出身2年)一塁手のパワフルな打撃。ライトフェンス直撃の長打を放ったかと思えば、レフト横を抜けてゆく打撃は同校の中では抜けた存在かと。帝京時代からその強打っぷりには定評がありましたが、大学に進んでからも際立つ存在です。これから明星の試合がある時は、ぜひ注目して行きたい選手でした。

下石 涼太(東海大4年)二塁 172/68 右/左
青島 凌也(東海大3年)投手 178/78 右/右
飯嶋 海斗(東海大3年)投手 185/74 左/左

鎌田 雅也(明星大2年)一塁 181/80 右/左

第二試合 日体大 VS 桜美林大

この試合の注目は、大平 達樹(桜美林大4年)捕手のプレーぶり。個人的にはワンバウンド処理などのミットの出し方が悪いなど、キャッチングを中心にディフェンス力に疑問を持っていた選手でした。しかし今日は、目立って大きなキャッチングミスはありませんでした。しっかり指示を出すなど、存在感のある捕手。試合中でも、強肩ぶりを随所に魅せるなど、その能力の片鱗を魅せてくれました。しかし一方的な日体大のペースになると、その流れを断ち切ることができないなど、やはりディフェンス面では物足りないところが。打撃では第一打席にレフト前にヒットを放ったのみではありましたが、打てる捕手という片鱗は感じます。今日みた印象では今まで大学からの指名はどうかな?と感じていましたが、この試合を観る限り指名は濃厚なレベルかと。今日みた首都の選手の中では、指名を意識できる選手はこの選手だけでした。

日体大の先発は、エースの松本航(明石商出身3年)ではなく、170センチの力投派・東妻 勇輔(智弁和歌山出身3年)右腕。立ち上がりから140キロ台の勢いのある速球をバシバシ投げ込み、大田のガンでは150キロまで到達。私も少し計測していましたが、マイガンでは89マイル・143キロ止まり。今の大田のガンがかなり球速がでやすいのもあったのかもしれませんが、それでも球速表示どおりの速さは感じさせる投手であるのは間違いありません。変化球もスライダー・チェンジアップを織り交ぜ悪くありませんし、今後も注目してみる価値がありそう。ただし小柄な力投派で、来年指名されるのか?と言われれば微妙な存在であるのは確かでしょう。

日体大は、各野手のポテンシャルが高く非常に面白いチーム。昨年の高校生NO.1遊撃手ではないかと評した 高垣 鋭次(智弁和歌山出身1年)三塁手は、開幕から4番に座ります。特に4番打者というタイプではありませんが、ミートポイントは確かで外野へのフライを連発。あと一歩しっかり押し込めると、ヒットゾーンに落ち野手の間を抜けて行そうという感じの当たりが多かったです。日体大の試合を見ると、その強打っぷりが目立つ 大木 惇司(東福岡出身2年)一塁手の潔いスイング。打球の強さ際立つエドポロ・ジョセフ(柏日体出身2年)DH。強肩・俊足・パワーのあるポテンシャルが高い・冨里 優馬(日体荏原出身4年)右翼手は、下位打線で粗さを解消できないままと感じでしたが、見応え充分の打線でした。

桜美林では、183/73 の体格がひときわ目を惹く 五十嵐 雅大(関東一出身3年)遊撃手が気になりました。大型なのですが、守備に緩慢なところや不安定なところがなく強肩ぶりは目を惹きます。打撃では8番打者でアピールするところもなかったのですが、今後も同校では気にして行きたい選手でした。

大平 達樹(桜美林大4年)捕手 176/79 右/右
五十嵐雅大(桜美林大3年)遊撃 183/78 右/右

東妻 勇樹(日体大3年)投手 170/70 右/右
高垣 銀次(日体大1年)三塁 177/79 右/右
大木 惇司(日体大2年)一塁 176/78 右/右
エドポロ・ジョセフ(日体大2年)DH 192/85 右/右
冨里 優馬(日体大4年)右翼 181/85 右/右

第三試合 筑波大 VS 帝京大

この試合は、序盤戦で帰ってしまったので詳細はわかりません。しかし筑波大の先発・大場 遼太郎(日大三出身4年)右腕は、170/75 と小柄ですが、130キロ台後半~140キロ台中盤まで到達と相変わらずのスピード能力。スライダー・チェンジアップなど織り交ぜ、9回を6安打・1失点と好投したようです。大学からプロかと言われると困りますが、有力社会人チームで続けて行ける選手ではないかと思います。

帝京の先発・小倉 大生(岡山学芸館出身・4年)右腕は、均整の取れた体格から130キロ台中盤の速球に、カーブ・スライダーを織り交ぜた好投手。とくに派手さはないものの、適度にまとまったゲームメイクできる投手で、9回1/3イニングで6安打・1失点と粘りの投球を魅せたようです。

大場遼太郎(筑波大4年)投手 170/75 右/右

小倉 大生(帝京大4年)投手 181/80 右/右

(最後に)

日程の調整ができそうならば、首都は来週あたり第二戦あたりを見にゆくかもしれません。今日見た感じでは、ドラフト指名されそうなのは、大平 達樹(桜美林大)捕手ぐらいではないかという感じを受けました。

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