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プロ野球ドラフトサイト「迷スカウト」の管理人・蔵建て男が、日本中を駆け巡り本音でトーク!
2017年(39) 四国アイランドリーグ選抜 VS フューチャーズ1
毎年恒例・四国アイランドリーグが、選抜チームを作ってフューチャーズと対戦。今年も、大田スタジアムで第一戦が行われました。アイランドリーグ選抜でプロ入りする選手は、あまりリーグ戦での成績は関係ありません。そのため事前には一切予備知識を入れず、できるだけ先入観のないフラットな形で見ることを心がけました。そんな中、初日で気になった選手を何人かピックアップしましたが、3日目の模様(2日目は雨天中止)も見たので感想を追加する形で掲載してみます。

妹尾 克哉(19歳・香川OG)遊撃 178/76 右/左 (神戸国際大附出身)

選抜チームの1番・ショートを務め、第一打席から高めに浮いた速球を打って左中間ツーベース放った選手。甘い球を逃さない鋭さ・スイングの強さもあり、打撃にはキラリと光るものがありました。帰宅後リーグ戦の成績を調べてみると、14試合 1本 11打点 1盗塁 打率.200厘 という物足りない内容。この成績でも選抜チームに選ばれ、一番打者を任されていたのは、高卒1年目の19歳という若さを売りにアピールしたかったというのもあるのではないのでしょうか。ショートしての動きは平凡で、スローイングを見る限りあまり肩が強いという感じでもありません。また一塁までの塁間も、左打席から4.3秒台だったので、リーグ戦で1盗塁の理由もわかります。若さと打撃の振り出しの良さは光りましたが、守備・走塁との総合力ではどうか?という疑問も残りました。しかし高卒1年目の若さを買って、育成あたりで指名して来る球団があるかもしれません。

3日目は、途中から出場しスライダーをセンターフライと送りバントを成功させていました。守備ではエラーをするなど、この手のタイプにしては守備・走塁が物足りないところが浮き彫りになりました。高卒1年目の若さを買って、指名して来る球団があるかどうか?

小林 義弘(23歳・徳島ID)一塁 182/86 右/左 (山梨学院大附出身)

山梨学院大附時代から、注目してきた強打者。アイランドリーグでは、2度の打点王に輝くなどリーグを代表する強打者。試合では、センター前に一本強烈にはじき返すらしいヒットを放つ。今シーズンは、34試合 2本 21打点 4盗塁 打率.318厘(8位)と、相変わらず長打力よりも勝負強さが目立っています。今年は守備でアピールするために三塁にも挑戦しているとも聞いていましたが、結局元のファーストに。この選手は、成績以上に光る打撃を魅せてくれます。しかし守備位置は限定され、けして長距離砲ではないポイントゲッター。それだけに、なかなか各球団指名までGo.!サインが出ませんね。勝負強い代打が欲しい!という需要があれば、アイランドリーグでは一番の適任者ではないのでしょうか? 残念ながらそういった需要は、今までなかったようですが。特に凄く良くなったという感じはしませんが、相変わらずの力は健在だという感じはうけました。

3日目は、レフトで出場。慣れない守備のせいか? 大きなミスをしてしまっています。一塁までの塁間も、左打席から4.45秒前後とかなり遅い。肩も強くなく、この日は自慢の打撃でも良いところは魅せられず。特に悪くなったということはないと思いますが、果たして代打・守備位置限定の左打者に需要があるかどうか?

ハン・ソング(28歳・高知FD)捕手 185/95 右/右 (元起亜タイガース)

笠井 崇正(DeNA)投手から、左中間スタンドに特大の一発を放った選手。その打球は、なかなかアマでは見られない凄い当たりでした。しかし打順は8番ですし、リーグ戦では 33試合 0本 2打点 0盗塁 打率.194厘 という成績で、当たれば飛ぶのだろけれど、滅多に当たらない打者に出た特大の一発だったのだろうなと感じます。今年28歳という年齢と外国人という立場なのも考えると、かなり厳しいといえます。捕手としても平凡で、ディフェンスが売りというほどでもなさそうなので。とりあえず当たったときの飛距離は素晴らしいということは間違いないようです。

3日目は途中から出場してきましたが、見逃し三振など自慢のパワーは見せつけられず。肩は平均的で、外国人枠を使ってまで獲り来る球団があるのかには疑問が残りました。よほど桁違いのパワーを、安定して発揮できるようにならないと厳しそうです。

(高島)秀伍(26歳・香川OG)投手 185/79 右/右 (セガサミー出身)

桐蔭学園-東洋大-セガサミーという経歴の持ち主ですが、セガサミーでは外野手としてやっていた選手です。スリークオーターから繰り出す130キロ台後半のストレートが中心で、最後の打者に渾身の142キロの速球を投げ込んでました。小さく横滑りスライダーでカウントを整え速球を内外角に散らしてきます。特に何か決め球があるという感じはなく、速球もプロで押し切れるほどのものは感じられませんでした。今シーズンの成績は、12試合 3勝4敗 防 2.94(8位)という成績。この日投げた投手の中では、一番NPBには近いと思います。

初日見た時より、断然3日目の方が良かったのがこの選手。この日はコンスタントに140キロ台を越えて、MAXで146キロぐらい。私のガンでも、91マイル(146キロ)まで到達し、コンスタントに140キロ台中盤を記録。右打者の高めに浮いたストレートを良く打たれるのは気になりますが、今日はシンカー系のボールも見られました。またランナーを背負ってからも、じっくりボールを持つなど相手を焦らすような投球も。そういった余裕や、視野の広さを持っていることがわかったのは収穫でした。この日の内容を安定して出せるのであれば、育成枠での指名があっても不思議ではないと思われます。

(最後に)

初日気になった選手で、恐らく育成枠で指名されるだろうと言えるのは、秀伍(香川OG)投手ぐらい。あとの選手は、かなり流動的だと言わざるえません。特に野手に関しては、例年に比べても指名できる人材に欠ける印象を受けました。

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2017年(38) JX-ENEOSレポート
都市対抗西関東予選において、敗退してしまったため都市対抗出場が叶えなかった JX-ENEOS 。そんな中で、今後ドラフトに関わってきそうな選手を取り上げることにする。

緒戦のMHPS横浜戦で先発したのは、 柏原 史陽(24歳・同志社大出身)右腕。中背の体格から全身を使って投げ込んでくる力投派で、先発でも常時140~MAXで91マイル・146キロを記録、ハマスタのガンでは147キロまで到達したと思われる。キレのある球質で、両サイドに散らして来る。また速球と同じぐらいの割合で、130キロ台後半のカットボール的な球を積極的に織り交ぜ、カーブ、スライダー・チェンジアップなどを加えて、一辺倒にならないように工夫されていた。コントロールも悪くないし、マウンド度胸もいい。ボールにも勢いはあるが、それほど球威はないので甘くなると長打を食らいやすい傾向はある。それでも実戦派でもあり、リリーフならば即一軍で勝負できるぐらいの力量は兼ね備えている。ドラフトでも2位~3位ぐらいまでには指名されそうで、1年目からどのぐらいやれるか興味深い選手ではある。3位ぐらいで穫れたら、かなり美味ししい指名ではないのだろうか。イメージ的には、同じ同志社から阪神に進んだ、渡辺 亮 を彷彿とさせる。

柏原と並ぶ2枚看板の斎藤 俊介(23歳・立教大出身)右腕は、東芝戦のマウンドを託された。こちらは初回からビッグイニングを作ってしまい、試合が後手後手になる展開に。須田 幸太(DeNA)のような感じのフォームから、常時140キロ台~MAXで93マイル・150キロまで到達。こちらもキレで勝負する球質が魅力だが、フォームが合わされやすいのか、東芝打線に面白いように振り抜かれていた。むしろ何か、癖を見抜いていたかと思えるほどだった。横滑りするスライダー・カーブ・チェンジアップだかフォーク気味の球などを織り交ぜる。しかしフォークだかが落ち切らないところを、痛打される場面も少なくなかった。個人的には柏原より斎藤の方を買っていたが、二日間の登板を見る限り柏原の方が高い評価でプロ入りしそう。斎藤も指名される力はあるが、5位前後レベルぐらいのため、条件次第では会社に残留しそうな印象を受ける。柏原ほど投球に勢いが感じられないのと、フォームの合わされやすさの差があるのかもしれない。

ENEOSでは、ルーキーの 左澤 優(23歳・横浜商大出身)左腕が、左腕からコンスタントに140キロ前後~MAXで145キロまで到達。小気味の好い投球は、大学時代よりパワーアップ。左のリリーフ候補として、来年マークしてみたいレベルまで引き上げられていた。この予選では確認できなかったが、他にも有力な来年の候補になるであろう 鈴木 健矢(20歳・木更津総合出身)右腕や、チーム終盤に投げることが多かった 江口 昌太(23歳・鹿児島工出身)右腕が見られないで終わったことは残念。

野手では、1番を打つ 塩見 泰隆(24歳・帝京大出身)中堅手が、右打席から4.1秒弱(3.95秒弱)の俊足ぶりを魅せたアスリート系外野手。脚力の速さは本物だが、打撃の確実性はどうなのだろうか?いう疑問は残る。この辺は、もう少し他の試合をみて煮詰めていゆきたい。

また2年前のドラフトで指名漏れした 谷田 成吾(24歳・慶応大出身)右翼手は、大きな飛球を放つこともあったものの二日間で目立った活躍はなし。8番という打順が示すとおり、現状の調子は芳しくない。そう考えると、今回も指名漏れする可能性は高そうだ。大学生の当たり年の逸材で、前をこれだけ大きく取れるスイングをする選手はいないので、このまま埋もれてしまうには惜しい選手ではあるのだが・・・。果たしてこの中から、誰が補強選手として呼ばれるだろうか?

柏原 史陽(24歳)投手 175/76 右/右
斎藤 俊介(23歳)投手 176/80 右/右
左澤 優 (23歳)投手 171/76 左/左
塩見 泰隆(24歳)中堅 179/73 右/右
谷田 成吾(24歳)右翼 183/89 右/左

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2017年(37) 東芝レポート
三日間に渡り、都市対抗西関東予選を観戦。第一代表を勝ち取った MHPS横浜 のドラフト候補に続き、今回は第二代表を勝ち取った 東芝 のドラフト候補をご紹介してゆきます。

東芝緒戦の先発を任された 加嶋 宏毅(23歳・慶大出身)左腕。大学時代は適度にまとまった好投手タイプというイメージの左腕でしたが、昨年はルーキーながら公式戦で1.18という安定した防御率を誇っていました。非常に癖のないフォームから、常時135~MAX142キロを記録。大学時代よりも、ストレートに勢いが出て着実に成長の跡が感じられます。スライダー・カーブ・チェンジアップなどを武器にしており、更にツーシーム系の球速のある小さな変化も加えます。こういったまとまったタイプの左腕が少ない今年だけに、貴重な存在ではあります。特に、右打者外角に沈むチェンジアップを得意としています。

すでにドラフト候補に入れても差し支えないと思いますが、プロの圧倒的な打力を考えると、この球威・球速だと餌食なって持ち味が発揮できないで終わる危険性も感じます。球団によっては評価するかもしれませんが、まさにボーダーラインといったレベルにいるの投手ではないのでしょうか。社会人投手は契約金などが非常に下位指名でもかかるそうなので、安易に微妙な選手の指名をし難い背景があると聞きます。指名は、都市対抗本戦でのアピール次第かもしれません。

2番手で登場した 岡本 拓也(24歳・九州共立大出身)右腕は、大学時代に座談会でオススメ選手にもあげたことがある思い入れのある投手。小柄なのですが、気持を前面に出して来るサイドハンド。コンスタントに140キロ台の勢いのあるストレートに、スライダー・シンカーなどを織り交ぜてきます。しかしこの投手、実はフロントドアやバックドアのスライダーを使い分けるなど、DeNAに2位指名された 水野 滉也(東海大北海道)投手のように、サイドの割に奥行きのあるピッチングができる投手。むしろ先発の方が、持ち味が出るのではないかと思って観ていました。どうしても気合の入ったマウンド捌きで、相手の勢いを止めるリリーフで使いたくなる気持ちもわからなくはないのですが。いずれにしても、実戦で生きるタイプです。

2戦目のJX-ENEOS戦で完封した ルーキーの 岡野 祐一郎(23歳・青学大出身)右腕は、安定して140キロ台のボールを投げ込み、MAXで147キロまで到達。ワンランク、大学時代よりもパワーアップしているように思います。スライダー・チェンジアップ、スローカーブなどを駆使し、ENEOS打線を寄せ付けません。この内容を来年まで維持できれば、来年は有力な指名候補としてマークされそうです。

東芝の野手で目立つのは、1番・佐藤 旭(25歳・慶大出身)中堅手。中堅手としての守備範囲が広く、MHPS横浜戦でもセンター後方に伸びてゆく打球を好捕し守備で目立っていました。ENEOS戦では、一二塁間やセンター方向へヒットを放つなど、打撃でも存在感を示します。肩も走力もある選手なので、本戦では再度注目してみたい。

また2番の 堀米 潤平(24歳・白鴎大出身)遊撃手も、大学時代同様に好選手。164/64 と体格は小さいものの、細かい動きができる遊撃手で、送りバントなどもきっちり決めてくる好選手。打撃の弱さは感じますが、守備・走力はプロ級であることは間違いありません。ただし佐藤同様に定型的なアマの好選手の匂いがする選手で、プロとなるとどうでしょうか?

東芝で1番観たかったのは、高卒3年目を迎える 善 武士(21歳・多良木出身)右腕。しかし現在調子を崩しているようで、大事なところに出せる状態ではないようです。秋の巻き返しを、期待してやみません。

加嶋 宏毅(23歳)投手 178/78 左/左
岡本 拓也(24歳)投手 171/60 右/右
岡野祐一郎(23歳)投手 180/84 右/右
佐藤 旭 (25歳)中堅 171/71 右/右
堀米 潤平(24歳)遊撃 164/64 右/左

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2017年(36) MHPS横浜
都市対抗西関東予選の決勝リーグが、3日間にわたって横浜スタジアムで行われている。ということで初日と2日目に登場し、見事都市対抗出場を決めた・MHPS横浜でドラフト候補になり得る選手をご紹介してみたい。

今シーズンから、長崎にあった 三菱重工長崎 とチームを統合。そのため、そこに所属していた多くの選手がチームに加わった。クラブチームも経験した同チームは、よその社会人チームに比べると人数も控えめだった。しかし今回の統合で、非常に大所帯になったのが特徴。

そんななか初日の東芝戦を任されたのが、2年目の大野 享輔(24歳・専修大出身)右腕だった。大野は172/75 という小柄な体格の投手で、小気味の良い好投手タイプ。球速も130~135キロ程度で、スライダー・チェンジアップなどを織り交ぜる投球で東芝を完封。特に凄みはないのだが、適度にまとまっていて実戦的な投手。残念ながら、ドラフト候補の匂いは伝わって来ない。

むしろプロとなると長崎から移籍してきた、2日目のJX-ENEOS戦で先発した 奥村 政稔(25歳・中津商出身)右腕の方が現実味がある。奥村は、2年ぐらい前のから盛んにドラフト候補として注目されてきた。しかし指名されず見送られてきた、まさにボーダーレベルの逸材。球速は、MAXで147キロを記録するなどボールの威力は健在。130キロ台後半のカットボールのような球を多く織り交ぜカウントを稼ぎ、チェンジアップだかフォーク気味にの沈む球で仕留めに来る投球パターン。細かいコントロールやまとまりの無さがあり総合力でプロ入りまで届かなかった選手だが、制球力やまとまりの無さなどの不安定無さは感じられなくなり、今年は指名を意識できる領域まで入ってきたのではないのだろうか。即戦力を期待できる人材が枯渇していることを考えると、今年は指名のチャンスだと実感する。

その他2戦目で奥村の後を継いで好投した、本多 裕哉(24歳・福岡大出身)というサイドハンドがいる。こちらは184/78という恵まれた体格から、130キロ台後半~140キロぐらいの速球をコースに投げ分けて来る。横手故に大きく横にズレるスライダーを武器にしているが、この球が曲がり過ぎて制御しきれないところがある。また左打者にはシンカーを落とせるなど、こちらもコントロールに不安のないまとまりを持った好投手。ドラフト指名となると、もう5キロぐらい上積みがあると面白い存在だったのだが。

野手で目立ったのは、佐賀商~富士大で活躍した 久保 皓史 (24歳)二塁手。緒戦では、実に上手いリストワークでヒットを放つなど、大学時代の強打者のイメージよりも好打者のうまさを魅せていて驚き。また三塁だった守備も、このチームではセカンドを守っています。ライト前に打ち返したと思ったら、左中間を破るツーベースを放つなど、長短織り交ぜた打撃で幅広く打ち返します。二塁手としても守備範囲は広いのには驚きましたが、捕ってからスローイングが乱れる欠点は相変わらずなのかなといった感じ。イメージ的には、久保田智(東洋大-ヤクルト)外野手に似た感じの左の強打者で、それがセカンドもできるという守備の融通性があるのがアピールポイントか。打撃では光るものがあるので、指名があるのか注目されます。

今回出場していない選手の中にも、資質が高い選手は結構いそう。しかしこの二日間で見た感じでは、こんな感じでしょうか。

大野 享輔(24)投手 172/75 右/左
奥村 政稔(25)投手 177/78 右/右
本多 裕哉(24)投手 184/78 右/左
久保 皓史(24)二塁 181/82 右/左

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2017年(34)(35) 東都1部リーグレポート2
開幕週の東都を観戦し、その翌日に嘉陽(亜大)投手を、また先週には小又(国学院大)投手を観戦に行きました。そんな東都の観戦も、今回が最後になります。本日は、飯田 晴海(東洋大4年)右腕がプロからも注目されているということで、生でぜひ観てみたいと思い足を運びました。どうしても上背のない投手は、生で見てみないと信用できない。テレビだと、執拗に良く見えてしまいプロ入り後あれ? と思うことも少なくないからです。

第一試合 日大 VS 亜大

そんな飯田投手の登板前の試合は、試合中盤に球場に到着しました。亜大は、投手起用や守備位置が開幕の頃とは大幅に変わっています。開幕週で圧巻の本塁打を放った 頓宮 裕真(岡山理大附出身・3年)が、捕手から一塁手に。またサードを守っていた 北村 拓已(星稜出身・4年)が、ショートとして出場していました。特に北村は、難しいバウンドの球を上手く合わせてアウトにするなど、ショートもできることをアピール。けして上手い遊撃手には見えませんが、無難にこなすだけの守備力は持ち合わせているようです。こういったアピールをするのも、チーム事情だけでなくドラフト戦線でイマイチ微妙な立ち位置にいるからかもしれません。ゲーム感がよく野球センスが高い兄・祥治(トヨタ自動車)内野手に比べると、弟の方はより打力が目立つタイプの選手だという気がします。ただしプロに混ぜてしまうと、売りになるほどのものがあるかは微妙でしょう。

また開幕して第二戦を任されていた 嘉陽 宗一郎(松山聖陵出身・4年)右腕は、先発からハズレリリーフで登場。しかし先発の時と同様に、135~140キロぐらいの速球をコントロールよく丁寧に投げ込むピッチングに終始している感じ。これで抑えられていればまだ良いのですが、思ったほどの成果はあげられておらず、中途半端な状況が続きます。力を入れて投げれば140キロ台中盤を連発できるキャパの持ち主ですが、そういった投球は一切見せず大学からのプロ入りは遠のくばかり。現状を見ていると、松山聖陵から直にプロ入りしていればと残念に思う1人です。当時志望届けを提出していれば、中位ぐらいで指名されていただろう投手でしたから。

頓宮 裕真(亜大3年)一塁 181/96 右/右
北村 拓已(亜大4年)遊撃 181/87 右/右
嘉陽宗一郎(亜大4年)投手 186/85 右/左

第二試合 東洋大 VS 国学大

この試合のお目当ては、飯田 晴海(常総学院出身・4年)右腕。175/77 という中背の体格の投手で、伸びのあるボールと変化球を織り交ぜる好投手。イメージ的には、DeNAの 須田幸太 や、ハムの 武田久 的なタイプです。

オーソドックスなフォームから繰り出す、135~MAX89マイル・143キロぐらいの速球を両サイドに投げ分けてきます。スライダー・チェンジアップ・カーブなど織り交ぜ、マウンド捌き・制球も安定しており、適度にまとまっています。その一方で、ボールが平面的でそれほど苦になるものではありません。この手のタイプの場合、よほど手元まで伸びてくるとかしないと、かなり厳しいのではないのでしょうか。前の週の中継の映像を見ていたら、常時140キロ台~中盤まで出ていたのと比べると、やや調子自体も悪かったかもしれません。いずれにしても非常に繊細なコントロールがあるとか、武器になるほどの球があるのかと言われると疑問で、大学からのプロ入りとなると疑問です。須田や武田のように社会人を経由して、何か武器を身につけてからでもプロ入りは遅くないように感じます。

國學大の注目は、1番を打つ 山崎 剛(日章学園出身・4年)二塁手。この選手、非常に守備範囲が広く目立つ動きをする二塁手。打球の正面にはあえて回らず、次のプレーを想定し守る選手で、堅実さよりも派手なプレーを好みます。打撃は先週あたりも取り上げたと思いますが、ボールに合わせるのが非常に上手いのが特徴。出塁すればすかさず盗塁を仕掛けるなど、気持の強さがプレーから滲みでます。これでショートも守れると一気に評価が高まりそうですが、あくまでもセカンド専門というところでどこまで評価をあげることができるか?

それでもボールをあわせる技術・センスは、プロ入りした 山下・柴田(共にDeNA)の大学時代よりも完全に上。特に柴田ほどひ弱さがないところも、打撃では推せる材料でしょうか。ショートではなくセカンドを補強したいという、明確な補強ポイントがある球団があるかどうかだと思います。国学院らしい気持の強さ・走る勇気を持っている点もおさえておきたいポイント。ドラフトでは需要との関係で位置付けが難しいのですが、3位以下~5位ぐらいでの指名があるのではないかとみています。

飯田 晴海(東洋大4年)投手 175/77 右/右

山崎 剛(国学院大4年)二塁 172/72 右/左

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