東南西北
プロ野球ドラフトサイト「迷スカウト」の管理人・蔵建て男が、日本中を駆け巡り本音でトーク!
2017年楽天の指名を考える
(楽天指名選手)

1位 近藤 弘樹(岡山商科大)投手  ☆☆☆
2位 岩見 雅紀(慶応大)左翼    ☆☆
3位 山崎 剛(国学院大)二塁    ☆☆☆
4位 渡辺 佑樹(横浜商大)投手  指名見送り
5位 田中 燿飛(兵庫BS)右翼   ☆☆
6位 西巻 賢ニ(仙台育英)遊撃  指名見送り
7位 寺岡 寛治(BC石川)投手   ☆☆
育1 井手亮太郎(九州産業大)投手 対象年度未確認
育2 松本 京志郎(光南)内野   未確認
育3 中村 和希(天理大)外野   指名見送り

1位 近藤 弘樹(岡山商科大)投手は、地方リーグの逸材だが粗々しさがなく実戦力に優れた本格派。ストレートの威力、制球力、変化球共にバランスが取れていて、1年目からローテーションに加わって来そうな実力の持ち主。あとは、プロで武器になる変化球を習得できると、二桁前後ぐらい勝っても不思議では先発候補。現状の力だと、5~7勝ぐらいではないかとみている。

2位の 岩見 雅紀(慶応大)左翼手は、アマ屈指の飛距離を誇る長距離砲。守備・走塁は期待できないが、DHのあるパリーグだけに融通は効きそう。さらにそれでも、全力プレーを怠らない野球への姿勢も素晴らしい。相手投手レベルが上がると対応仕切れな粗さがあるが、数年後には出てくるだろう選手。即戦力というよりも、数年後の爆発に期待したい。

3位の 山崎 剛(国学院大)二塁手は、大学球界を代表するアベレージヒッター。コンタクト能力が高いだけでなく、体つきも立派になり打球も強烈。二塁守備も非常に守備範囲が広く、魅せるプレーヤー。足も速く三拍子揃っており、1年目からレギュラーを奪って不思議ではない。新人王の、ダークホース的存在だろう。

4位の 渡辺 佑樹(横浜商大)投手は、135キロ前後ぐらいのサウスポー。しかし速球と見分けが全くつかないツーシームに威力があり、この球はプロでも使えるのでは? 更に投手としてはまとまっていて、ショートイニングでなら安定するかもしれない。個人的には、ちょっとプロでは決め手不足で厳しいのではと判断したが。

5位の 田中 燿飛(21歳・兵庫BS)右翼手は、まるで助っ人のようなスイングをするスラッガー。2位の岩見と共に、将来の楽天にどのような影響力を及ぼすのか非常に楽しみな存在。右翼手としてはやや心もとない守備力ではあるが、肩は結構強そうだ。左翼あたりならば、プロでも違和感なく守れそう。

6位の 西巻 賢ニ(宮城・仙台育英)遊撃手は、小柄ながら野球センスに優れたニ遊間候補。高校生としてはかなり完成度の高い選手なので、3年ぐらいを目処に一軍に上がってきて欲しい。問題は、プロで打力が通用するか?

7位の 寺岡 寛治(25歳・BC石川)投手も、150キロ級の速球に加え、鋭く縦に落ちる球もあり三振の取れるリリーバー。コントロールに粗さはあるものの、ボールの威力は一軍級なのは間違いない。

育成の 井手 亮太郎(九州産業大)投手は、サイドから繰り出すボールの威力は一軍級。しかしコントロールが悪いときは全くストライクが入らずと、素材型であることは否定できない。松本 京志郎(光南)内野手は、堅実な守備と癖のないスイングが持ち味の遊撃手。プロでショートなると厳しいかもしれないが、二塁あたりならばこなせそう。中村 和希(天理大)外野 手は、しっかりバット振り切れる選手で、代打に向いてそうな勝負強い打者。

(楽天の指名を考える)

15勝の則本・11勝の美馬、8勝の岸と辛島などがいるが、あとはまだ計算の立たない先発陣なので、ぜひ1枚欲しかったところ。そういった意味では、近藤の加入は大きいはず。また消耗の激しいリリーフ陣に活きの好い寺岡の加入。左の中継ぎ候補で渡辺も獲得し厚みを増した。

山崎は衰えが見える藤田と張り合うには、面白い力量の持ち主。また和製大砲が育てられないできたチーム事情だけに、岩見・田中という、素晴らしい素材が加入したのは大きい。高校生投手は獲得できていないが、上位指名でずっと獲得してきたチームなので今年獲得していなくても大きな穴にはならない。高校生は、下位の西巻と育成の松本ぐらいで、即戦力中心の指名で来年への巻き返しを強く意識した指名だったといえる。

チーム補強に即した指名であり、指名している面子も個人的には評価している選手が多い。チームに不足している部分をしっかり補強した感があり、来季はより上位を狙おうという意欲が強く感じられる好い指名だった。

蔵の評価:☆☆☆☆

テーマ:プロ野球 - ジャンル:スポーツ

2017年巨人の指名を考える
(巨人指名選手)

1位 鍬原 拓也(中央大)投手   ☆☆
2位 岸田 行倫(大阪ガス)捕手  対象年度未確認
3位 大城 卓三(NTT西日本)捕手 
4位 北村 拓己(亜細亜大)三塁  指名見送り
5位 田中 俊太(日立製作所)二塁 ☆☆☆
6位 若林 晃弘(JX-ENEOS)内野 指名見送り
7位 村上 海斗(奈良学園大)中堅 対象年度未確認
8位 湯浅 大(健大高崎)外野   
育1 比嘉 賢伸(盛岡大附)遊撃  指名見送り
育2 山上 信吾(常磐)投手    指名見送り
育3 笠井 駿(東北福祉大)外野  指名見送り
育4 田中 優大(羽黒)投手    未確認
育5 広畑 塁(立正大)捕手    未確認
育6 小山 翔平(関西大)捕手   未確認
育7 折下 光輝(新野)内野    指名見送り
育8 荒井 颯太(関根学園)外野  未確認

1位の 鍬原 拓也(中央大)投手は、中背の体格から150キロ前後のボールを投げ込む東都のスピードスター。馬力は凄いが、ボールに角度がないぶん投球に奥行が感じられない。しかしシンカーという強烈な縦の変化球を持っており、リリーフならば1年目からそれなりに活躍してもおかしくはないだろう。クローザー・セットアッパー・先発の一角といった重要なところを、賄えるほどかは疑問が残るが。

2位の 岸田 行倫(21歳・大阪ガス)捕手は、高卒2年目からチームのマスクを任される稀な存在。強肩ぶりと適度に打てる打力は魅力も、捕手としてはまだ一軍でバリバリ活躍できるというレベルには達していないようにみえる。まだ若いことからも、1,2年下で漬け込んでからということになるのではないのだろうか。

3位の 大城 卓三(24歳・NTT西日本)捕手は、大卒3年目の捕手で即使えて欲しいタイプ。特に首都リーグでは、4年春・秋と連続首位打者を獲得。そしてディフェンス面も、社会人で着実に力を付けてきた。こちらは、小林の控え的な役割ならば1年目から期待でき、チームのNO.2、NO.3ぐらいの存在に入って来られる力がある。

4位の 北村 拓己(亜細亜大)三塁手は、特に長打がある三塁・遊撃手ではない。しかし実戦で強さを発揮するタイプで、状況に応じたプレーや勝負強さが売り。チームの競争を煽ったり、控え層を厚くしたいという意味で精神的にも強く悪くないだろう。

5位の 田中 俊太(24歳・日立製作所)二塁手は、社会人野手の中でも最もプロのレギュラーに近い打力の持ち主。高校・大学・社会人とすべて二塁手としてレギュラーだったので、他のポジションへの融通は不明。しかしドラフト5位ながら、1年目からセカンドのレギュラーにハマっても不思議ではない力を持っている。個人的には、セ・リーグに入った野手では一番新人王に近い存在だと評価している。

6位の 若林 晃弘(24歳・JX-ENEOS)内野手は、二塁・三塁ができるスイッチヒッター。左打席は癖のないコンパクトのスイングで、右打席は腰の逃げが早いので巻き込んでの長打狙いというタイプか。こちらもプロのレギュラーという匂いはして来ないが、チームの競争を煽り、控え層を厚くしたいという意味では理解できなくはない。

7位の 村上 海斗(奈良学園大)中堅手は、強肩・俊足・長打力と高いポテンシャルが魅力の大型外野手。こんな選手が7位まで残ったのには、対応力の低さ・脆さがあるから。ハマればリターンの大きいタイプだが、育てあげることができるだろうか? こちらは、即戦力というよりも数年先を睨んで補強。

8位の 湯浅 大(健大高崎3年)遊撃手は、走・守に優れた楽しみな遊撃手。選抜大会前に骨折をして、充分なアピールができなかった3年春。元来はスピード感溢れるプレーが持ち味で、遊撃手としてもスローイングが安定している。プロでも、ニ遊間で勝負して行ける素材。内角を捨てて外角を逃さないという極端なスイングではあるが、間のとり方がよく打者としての才能も悪くない。この順位ならば、興味深い選手ではないのだろうか。

育成では、地味ながら攻守に堅実さが売りの比嘉 賢伸(盛岡大附)遊撃、故障からの回復に成功すれば大器の山上 信吾(常磐)投手、高い身体能力と思いっきりの良いスイングが売りの笠井 駿(東北福祉大)外野手。曲がりながら落ちるスライダーのキレに特徴がある、スリークォーターの田中 優大(羽黒)投手。フットワークとインテリジェンスが評価されての 広畑 塁(立正大)捕手。小山 翔平(関西大)捕手は、強肩でキャッチングに優れた捕手。折下 光輝(新野)内野は、村田修一タイプのパワフルな強打者。荒井 颯太(関根学園)外野手は、巨体を活かした長打力に期待が集まる。

(巨人の指名を考える)

一言で言えば、弱いポジションを徹底的に補強し競争を煽る指名といった感じがする。鍬原は先発もリリーフも可能なタイプだが、1年目から戦力となるとリリーフからの方が可能性は高そう。2位・岸田、3位・大城の連続捕手指名は物議を醸したが、2位・岸田は将来の正捕手候補として数年は一軍定着まではかかりそう。その一方で大城は、単純に小林・宇佐見の両捕手への刺激剤、あるいは捕手層を厚くしたいという即戦力候補。岸田が育つまでの、間を埋める存在。

同じように田中俊太は、ドラ1の吉川との競争を煽り、最も巨人で弱いセカンド争いを期待される人材。また北村は三塁・遊撃を、若林は二塁・三塁両睨みで内野の競争及びチームの選手層を厚くする狙いがある。大卒とはいえ村上は素材型で少し時間がかかりそうな大型外野手だし、高卒の湯浅も坂本の年齢が心配になる3~5年後を見越した指名。育成も大量指名したが、この中の何人が将来一軍に姿を魅せるかといった面子。

一つ言えるのは、社会人組は生命力の強そうな実戦派が多く、そういった意味では狙い通り競争を煽る・選手層を厚くするという期待は担ってくれそうだということ。そんな中では、1年目から最も期待が持てそうなのは田中俊太だろう。ただしこうやった競争を煽り這い上がってきた選手を使うという手法は、あまり日本では功を奏さない。むしろこれはという素材に対し、我慢して1年ぐらい犠牲にするぐらいの起用の方が将来へのリターンは大きい気はする。また同年代で競争を競わせると、お互いの出場機会を削り、中途半端になりかねないのだ。そういった意味では理解はできなくはないが、賛同はしかねるドラフトではある。仮に田中がレギュラーを獲れば昨年の1位選手である吉川は死ぬわけで、個人的にはビジョンが感じられない指名で疑問が残る。指名した面子も評価している選手は少なく、どうしても評価としては低いものになってしまう。この中の1人ぐらいが、チームに欠かせない存在になりえると印象もだいぶ変わってくるのだろうが。

蔵の評価:☆☆

テーマ:プロ野球 - ジャンル:スポーツ

2017年オリックスの指名を考える
(オリックス指名選手)

1位 田嶋 大樹(JR東日本)投手  ☆☆☆☆
2位 鈴木 康平(日立製作所)投手 ☆☆☆
3位 福田 周平(NTT東日本)遊撃 ☆☆
4位 本田 仁海(星槎国際)投手  ☆☆
5位 西村 凌 (SUBARU)捕手  対象年度未確認
6位 西浦 颯大(明徳義塾)右翼  
7位 広沢 伸哉(大分商)内野    指名見送り
8位 山足 達也(HONDA鈴鹿)内野  指名見送り
育1 稲富 宏樹(三田松聖)捕手    未確認
育2 東 晃平(神戸弘陵)投手     未確認
育3 比屋根 彰人(飛龍)内野     未確認
育4 木須デソウザフェリペ(御殿場西)捕手 未確認

1位の 田嶋 大樹(21歳・JR東日本)投手は、大学・社会人含めて即戦力NO.1投手。今までは素材型の印象が強かったが、対象年度になり力の抜き加減と入れ加減のメリハリが出てきて、一気に投手らしくなってきた。今ならば、1年目から二桁前後をしても不思議ではない。

2位の 鈴木 康平(日立製作所)投手も、社会人トップクラスの先発候補。厚みのあるボールの威力はまさにプロのローテーション投手級であり、ブレーキの効いたカーブがアクセントに。精神的な部分で伸び悩んだが、年齢を重ねた今ならばプロでも1年目から一軍での活躍が期待できる。

3位の 福田 周平(25歳・NTT東日本)遊撃手は、昨年即戦力候補NO.1野手とし推した選手。しかしその昨年以上のアピールを今年も続け、指名にこぎつけた。安達の起用が読めず、まだセカンドの大城にも全幅の信頼がおけないチーム事情を考えると、またとない人材ではないのだろうか。福田自身も小柄でプロの長いシーズンを想定すると、体力面で不安が残る。そういった意味では少なくても1年目は、併用の形がとれるオリックスは良い球団に入ったと思う。1年目から、レギュラー争いに加われる存在。

4位の 本田 仁海(星槎国際)投手は、将来の先発候補。現時点ではまだ球種が乏しい印象だが、しっかりゲームメイクでき、微妙なところを突ける制球力や投球術はローテーション投手の適正充分。身体ができて球種を増やせれば、3年後ぐらいは楽しみな存在。

5位の 西村 凌(21歳・SUBARU)捕手&外野は、本職の捕手ではなく外野手での出場を確認したのみだったので未確認扱いとした。捕手としても高校時代からドラフト候補として注目され、入社1年目には筋の良いプレーを魅せていた選手。改めてプロでは、捕手として鍛えなおすのだという。

6位の 西浦 颯大(明徳義塾)右翼手は、守備力・意識が高い左の外野手。けして長距離打者ではないので、特徴が見えづらい傾向がある。しかし三拍子揃っているだけでなく、高校生としては意識が極めて高いだけに期待。

7位の 広沢 伸哉(大分商3年)遊撃手は、深いところからさせるダイナミックな守備が魅力。打撃の方はちょっと癖があり、プロでも時間がかかりそうなので指名リストからは外した。しかし守れるという特徴があるので、時間をかけてじっくり育てたい。

8位の 山足 達也(24歳・HONDA鈴鹿)内野手も遊撃手。こちらは、快速を活かしたプレーが自慢で、荻野 貴司(ロッテ)タイプの選手。将来的には、外野手あたりに落ち着くのではないのだろうか?打撃の粗さと精神的なムラがあるので、爆発力はあるものの、安定感という意味ではどうだろうか?

育成の4人は実際のプレーを確認できておらず、部分的な映像でレポートを作成した。いずれにしても時間はかかりそうな高校生なので、この中から1人ぐらいが将来の一軍戦力に育てってきてくれればといった感じだろうか。

(オリックスの指名を考える)

田嶋・鈴木と1年目から、一軍で主力を張れそうな2人を獲得できたことは大きい。鈴木は先発だけでなくリリーフでも期待できる選手で、平野の抜けたリリーフ陣で穴を埋める可能性も。

安達の体調不安・大城が成長途上のニ遊間も、彼らと併用が効くレベルにある福田の加入は大きいはず。それでいて、将来に向けては広沢、また山足などの遊撃手も補強して万全な備え。

即戦力重視の指名ながらも、将来に備え本田や社会人で捕手として埋もれていた西村を獲得。また育成で、4人の高校生を補強し将来にも備えている。チームの主軸となるような野手は獲得できなかったが、しっかり投手陣を補強し、野手陣でも欠点を補おうという指名は、全球団の中でも屈指のドラフトだったのではないのだろうか。Bクラスに低迷したチームの建て直しという意味でも、即効性の高い面子が揃っている。

蔵の評価:☆☆☆☆☆

テーマ:プロ野球 - ジャンル:スポーツ

2017年中日の指名を考える
(中日指名選手)

1位 鈴木 博志(ヤマハ)投手   ☆☆
2位 石川 翔(青藍泰斗)投手   ☆☆
3位 高松 渡(滝川ニ)内野    ☆☆
4位 清水 達也(花咲徳栄)投手  ☆☆
5位 伊藤 康祐(中京大中京)外野 指名見送り
6位 山本 拓実(市西宮)投手   
育1 大蔵 彰人(徳島ID)投手   指名見送り
育2 石田健人マルク(龍谷大)投手 未確認

1位の 鈴木 博志(ヤマハ)投手は、今年のアマチュア球界で最も速い球を投げる投手。登板した試合では必ず150キロ~中盤を叩き出せる。しかしその速球が高めに抜けることが多いのは、高校時代とあまり変わっていません。また変化球の精度が低いなど素材型であり、1年目からどの程度数字を残すのか予測は難しい。また故障も多い選手で、プロの長く険しいシーズンを想定すると、身体が持つのかという不安も残る。しかし純粋にこんな速い投手が、プロの世界でどのようなピッチングを魅せてくれるのだろうというワクワク感を抱かせてくれる選手でもあります。身体の問題がなければ、リリーフから入ってゆくのではないのだろうか。

2位の 石川 翔(青藍泰斗)投手も、高校NO.1投手の呼び声が高かった投手。ボールの勢い、変化球のキレなどは素晴らしく、ボール1つ1つは素晴らしい。しかし制球力、投球術、精神面など不安な部分も多数あり、どう転ぶかはこの投手も判断は難しい。投手育成には定評があるチームだけに、うまくハマれば鈴木同様にリターンの大きな選手になりそうだ。しかし常識的に考えて、数年はファームでじっくりという感じで壊れない身体作りからということになりそうだ。

3位の 高松 渡(滝川ニ)内野手は、アマ球界屈指の快速選手。全国大会での出場はなかったが、早からくドラフトでも中位ぐらいで消える素材だと評判だった。まだ非力な面はあるが、自慢の快速を活かし三遊間に意識的に転がし内野安打を稼げるタイプ。将来的には、センターあたりを担うことになるのではないのだろうか。打撃で多少苦労すると思うが、しっかりした特徴があるのは強味。

4位の 清水 達也(花咲徳栄)投手も、高校球界屈指の球威を誇る剛球タイプ。夏の甲子園では、唯一150キロを記録した。テイクバックをしっかり取れないフォームなので、変化球が曲がりきらないのは気になる。しかしストレートの球威は高校生離れしており、そのコマンドも高い。体力・筋力的にもしっかりしており、比較的j早い段階で一軍戦力に加わって来るかもしれない。

5位の 伊藤 康祐(中京大中京)外野手は、三拍子バランスの取れた外野手。腰の逃げが早いスイングは気になるものの、本人は打てる球と打てない球をしっかり割り切って打撃できるところは好感。また軸足の内モモの筋肉が非常に発達しており、こちらの想像以上に今後長打力が全面に出てくるかもしれない。ただし個人的には、大学進学タイプではないかと評価している。

6位の 山本 拓実(市西宮)投手は、「小さな巨人」と評された投手。160センチ台と上背はないが、140キロ台中盤の速球に、変化球を交えた投球に隙がない。高校生ながら、すでに大学生や社会人のような投球をする選手であり、3年以内に結果を残して欲しいタイプだろう。

育成1位の 大蔵 彰人(23歳・徳島ID)投手は、140キロ出るか出ないかぐらいの球速も動くクセ球を武器にしている。しかしスライダーが甘く入るなど、即戦力としては心もとない。数年後プロの指導者の元、どんな選手に成長するか?育成2位の  石田 健人マルク(龍谷大)投手も、素材型。大学での実績は下級生の頃の1シーズンのみで、ハマったときのストレートに魅力があるといったタイプ。そういった球を、プロの環境や指導でいかに安定して出せるようになるかだろう。いずれにしても、数年先を見込んだ指名となっている。

(中日の指名)

とにかく使える使えないかは別にして、特徴が明確な振り切れた指名だと言えるであろう。鈴木・石川はかなりリスキーな素材であり、個人的にはかなり心配の方が強い。むしろ高校生でも清水や山本あたりのほうが、一軍での活躍は早いのではないかとさえ気がしてくる。

高松は足という明確な武器があるものの、打撃で少し時間がかかりそう。伊藤も、一軍となるとかなり時間はかかるのではないのだろうか? 育成の大蔵・石田も、即戦力としては計算しずらい。うまくハマればリターンの大きそうな面子ではあるが、来年下位からの脱出を図りたいという指名ではないように思える。割り切って、数年先を見込んだ。それも確実に回収できる、未来像が描ける選手達ではない点は意見が別れるところだろう。しかし彼らを上手く育てられた時には、中日というチームを大きく変えて行けそうな面子を揃えている。

蔵の印象:☆☆☆ 

テーマ:プロ野球 - ジャンル:スポーツ

2017年日ハムの指名を考える
(2017年日ハム指名選手)

1位 清宮幸太郎(早稲田実)一塁  ☆☆☆☆☆
2位 西村 天裕(NTT東日本)投手 ☆☆
3位 田中 瑛斗(柳ヶ浦)投手   ☆☆
4位 難波 侑平(創志学園)内野  指名見送り
5位 北浦 竜次(白鴎大足利)投手 
6位 鈴木遼太郎(東北学院大)投手 対象年未確認
7位 宮台 康平(東京大)投手   ☆☆

1位の 清宮 幸太郎(早稲田実)一塁手は、言わずと知れた今ドラフトの目玉選手。柔らかさとパワーを兼ね備え、更に注目される中でも結果を残してきた精神面も本物。素材・能力としては、松井秀喜以来の大物で、1年目から一軍で使いながら育てられるレベルに来ているのではないのだろうか。彼が獲れた時点で、仕事の半分は終えたようなものだった。

2位の 西村 天裕(24歳・NTT東日本)投手は、150キロ級のボールの厚み・迫力は社会人でもトップクラスの存在。しかし都市対抗では、投げるたびに打たれるなど負のオーラがつきまとった。しかし日本選手権では、復調気配を魅せたことで上位指名を勝ち取ることに。この選手、馬力で押すリリーフの方が合ってそうに見えるが、実は先発のほうが向いているのではないかと思える部分もある。ボールは上位だが、実際プロの一軍で即戦力になり得るかは微妙ではないかとみている。合わされやすいフォームだけに、その辺をいかに改善して行けるか?

3位の 田中 瑛斗(柳ヶ浦)投手は、将来の先発候補として期待できる好素材。ただし全国レベルの大会に出場して来られなかったように、現時点では全国レベルの強豪校相手だと厳しいといった完成度。いかにプロで肉付けして、全体のパワーアップ、甘い部分を解消できるかではないのだろうか。焦らず3年ぐらいを目処に、レベルアップを期待したい。

4位の 難波 侑平(創志学園3年)内野手は、柔らかいハンドリングと「間」のとり方には独特のものがあり、その辺が実戦で活かせるようになると楽しみ。高校時代は投手と外野を守っていたが、日ハムは内野手として育てたいという意向も、日ハムらしい独特の感性だ。個人的には、プロだとよほど打撃で突き抜けないと埋もれてしまうかなと思い、現時点では指名見送りの判断にした。

5位の 北浦 竜次(白鴎大足利)投手は、パワー型左腕。非常に球威のある球を投げるが、変化球・制球力など粗さは否めない。それでも夏には、許容範囲のレベルまでまとまれるところまで引き上げてきたのでを付けた。いずれにしても、時間のかかりそうな素材。

6位の 鈴木 遼太郎(東北学院大)投手は、高校時代はゲームメイクできる好投手だったが、大学で球速を増してきた印象。まだプロのローテーションとなると、あと一步の力強さが足りないが、その辺がプロ入り後補えるようだと、1年目からローテーションに入ってきても不思議ではない。

7位の 宮台 康平(東京大)投手 は、故障などもあり最終学年は順調さを欠いた。それでも秋のシーズンは復調気味で、なんとか指名にこぎつけた。圧倒的に基礎筋力・基礎体力が足りないので、素材型高校生を指名したと思って育成して欲しい。キレのある140キロ台中盤の速球とチェンジアップの威力は、プロで通用するものがあるはず。ビシッとしてきたときに、どのぐらいの投球ができるかどうか? 2,3年後に期待してみたい。

(日ハムの指名を考える)

チームを引っ張ってきた 大谷翔平 が抜ける年に、清宮が入るという星回りに驚かされる。また清宮を、球団がどのように起用し導いてゆくのか大変興味深い。ドラフト後の栗山監督のインタビューで「世界一の打者にして送り出す」という発言に、この球団の志しの高さに改めて驚かされた。1年目の松井秀喜的な内容や起用になるのではないかと、個人的にはみている。

大谷の穴は簡単に埋まるものではないが、空いたところに 西村 や 鈴木 などのルーキーが入り込んできても不思議ではない。また西村あたりは、リリーフでの起用の可能性もあるだろう。宮台は、高校生だと思って育てたほうが良さそうだ。

チームは下位に低迷したものの、田中・難波・北浦・宮台と、育成を充分意識した陣容になっている。特に左投手の駒が少ないだけに、北浦や宮台で将来に備えた。将来性の高い田中投手も獲得できており、即効性が高い補強かは微妙だが、球団の補強ポイントを着実におさえることはてきたのではないのだろうか。

イメージ的には、清宮 の獲得が圧倒的に大きく、あとは平均的な指名にとどまったという印象。もう少し、清宮以降の指名で何か唸らせてくれるものがあったら、文句なしの指名になったと思えたのだが。

蔵の評価:☆☆☆☆ 

テーマ:プロ野球 - ジャンル:スポーツ

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