東南西北
プロ野球ドラフトサイト「迷スカウト」の管理人・蔵建て男が、日本中を駆け巡り本音でトーク!
小又 圭甫(国学院大4年)投手
故障などもあり大学3年までは、公式戦での登板はなし。しかし今春は、登板するごとに150キロ台を記録した 小又 圭甫(国学院大)投手。ドラフト戦線に突然現れた新星は、一体どのような選手なのかご紹介してみたい。

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北浦 竜次(白鴎大足利3年)投手
北関東を代表する左腕として、プロからも注目される存在になった 北浦 竜次(白鴎大足利3年)左腕。一体どのような投手なのか? 今回は考えてみた。
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山崎 剛(国学院大4年)二塁
2年春には東都リーグで、首位打者を獲得。抜群のミートセンスだけでなく、セカンド守備で魅了でき、出塁すればすかさず盗塁を試みる三拍子そろった 山崎 剛(国学院大4年)二塁手。身体は小さいが、未来のスター候補と呼べる人材だろう。

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清水 達也(花咲徳栄3年)投手
先日の関東大会で、MAX148キロを記録し一躍注目された 清水 達也(花咲徳栄)投手。果たしてこれだけのボールを投げる投手が、今まであまりクローズアップされて来なかったのだろうか?

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草場 亮太(九州産業大4年)投手
17年度組の大学生の中でも、そのスペックはNO.1ではないかと思われる 草場 亮太(九州産業大)投手。オフの間に劇的にフォームを変えてきたことは、驚嘆に値する。
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大平 達樹(桜美林大4年)捕手
今年の首都リーグの4年生の中で、唯一指名が現実味のある素材だと思われる 大平 達樹(桜美林大4年)捕手。果たして、どのような特徴を持った選手なのか、今回は考えてみた。
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嘉陽 宗一郎(亜細亜大4年)投手
松山聖陵時代にプロ志望届けを提出していれば、ドラフトで中位で指名されていたであろう 嘉陽宗一郎(亜大) 。 しかし最終学年を迎えた嘉陽は、実戦派になりきれず苦しんでいる。その原因について、今回は考えてみた。
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高橋 遥人(亜大4年)投手
大学球界を代表する正統派サウスポーとして注目された 高橋 遥人(亜細亜大)。しかし今春のリーグ戦では結果を残せず、今や先発からも外れるという状況に。一体どこに問題があるのか? 今回は考えてみた。
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高橋 礼(専修大4年)投手
下手から140キロを越すという、未だかつて私自身見たことがない 高橋 礼(専修大)の投球。しかし上級生になり、打ち込まれるケースが増えている。その原因について、今回は考えてみる。
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鍬原 拓也(中央大4年)投手 
東都リーグ屈指のスピード能力を持つ 鍬原 拓也(中央大)投手。果たして最終学年の内容は、いかなるものなのか? 
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増田 珠(横浜3年)中堅手
三振した姿が記憶がない、そんな 増田 珠(横浜高校)外野手が、いよいよ最終学年を迎える。果たしてどのような成長を遂げてきているのか? 改めて考えてみた。

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福永 奨(横浜高3年)捕手
横浜高校入学以来、横浜高校史上歴代NO.1の捕手ではないかと評価してきた 福永 奨 。果たして最終学年を迎え、現状はどのような状況なのだろうか? 

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峯村 貴希(木更津総合3年)遊撃手
1年秋の神宮大会から、大型ショートとして注目されてきた 峯村 貴希(木更津総合)遊撃手。2年時には伸び悩んだが、3年春には思った以上に復調していたのに驚いた。一体現状、どんな感じなのかご紹介してみたい。
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山下 輝(木更津総合3年)投手
今年はじめて、まともな左腕に出逢えた、そんな気にさせてくれた 山下 輝(木更津総合)左腕。この春1番のサプライズがどんなものだったのか、その興奮をお伝えしたい。

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本田 仁彦(星槎国際3年)投手
17年度の 神奈川NO.1投手 との呼び声高い 本田 仁海(星槎国際)投手。この春、一気に注目度を増してきた注目の選手を取り上げてみた。
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2017年(34)(35) 東都1部リーグレポート2
開幕週の東都を観戦し、その翌日に嘉陽(亜大)投手を、また先週には小又(国学院大)投手を観戦に行きました。そんな東都の観戦も、今回が最後になります。本日は、飯田 晴海(東洋大4年)右腕がプロからも注目されているということで、生でぜひ観てみたいと思い足を運びました。どうしても上背のない投手は、生で見てみないと信用できない。テレビだと、執拗に良く見えてしまいプロ入り後あれ? と思うことも少なくないからです。

第一試合 日大 VS 亜大

そんな飯田投手の登板前の試合は、試合中盤に球場に到着しました。亜大は、投手起用や守備位置が開幕の頃とは大幅に変わっています。開幕週で圧巻の本塁打を放った 頓宮 裕真(岡山理大附出身・3年)が、捕手から一塁手に。またサードを守っていた 北村 拓已(星稜出身・4年)が、ショートとして出場していました。特に北村は、難しいバウンドの球を上手く合わせてアウトにするなど、ショートもできることをアピール。けして上手い遊撃手には見えませんが、無難にこなすだけの守備力は持ち合わせているようです。こういったアピールをするのも、チーム事情だけでなくドラフト戦線でイマイチ微妙な立ち位置にいるからかもしれません。ゲーム感がよく野球センスが高い兄・祥治(トヨタ自動車)内野手に比べると、弟の方はより打力が目立つタイプの選手だという気がします。ただしプロに混ぜてしまうと、売りになるほどのものがあるかは微妙でしょう。

また開幕して第二戦を任されていた 嘉陽 宗一郎(松山聖陵出身・4年)右腕は、先発からハズレリリーフで登場。しかし先発の時と同様に、135~140キロぐらいの速球をコントロールよく丁寧に投げ込むピッチングに終始している感じ。これで抑えられていればまだ良いのですが、思ったほどの成果はあげられておらず、中途半端な状況が続きます。力を入れて投げれば140キロ台中盤を連発できるキャパの持ち主ですが、そういった投球は一切見せず大学からのプロ入りは遠のくばかり。現状を見ていると、松山聖陵から直にプロ入りしていればと残念に思う1人です。当時志望届けを提出していれば、中位ぐらいで指名されていただろう投手でしたから。

頓宮 裕真(亜大3年)一塁 181/96 右/右
北村 拓已(亜大4年)遊撃 181/87 右/右
嘉陽宗一郎(亜大4年)投手 186/85 右/左

第二試合 東洋大 VS 国学大

この試合のお目当ては、飯田 晴海(常総学院出身・4年)右腕。175/77 という中背の体格の投手で、伸びのあるボールと変化球を織り交ぜる好投手。イメージ的には、DeNAの 須田幸太 や、ハムの 武田久 的なタイプです。

オーソドックスなフォームから繰り出す、135~MAX89マイル・143キロぐらいの速球を両サイドに投げ分けてきます。スライダー・チェンジアップ・カーブなど織り交ぜ、マウンド捌き・制球も安定しており、適度にまとまっています。その一方で、ボールが平面的でそれほど苦になるものではありません。この手のタイプの場合、よほど手元まで伸びてくるとかしないと、かなり厳しいのではないのでしょうか。前の週の中継の映像を見ていたら、常時140キロ台~中盤まで出ていたのと比べると、やや調子自体も悪かったかもしれません。いずれにしても非常に繊細なコントロールがあるとか、武器になるほどの球があるのかと言われると疑問で、大学からのプロ入りとなると疑問です。須田や武田のように社会人を経由して、何か武器を身につけてからでもプロ入りは遅くないように感じます。

國學大の注目は、1番を打つ 山崎 剛(日章学園出身・4年)二塁手。この選手、非常に守備範囲が広く目立つ動きをする二塁手。打球の正面にはあえて回らず、次のプレーを想定し守る選手で、堅実さよりも派手なプレーを好みます。打撃は先週あたりも取り上げたと思いますが、ボールに合わせるのが非常に上手いのが特徴。出塁すればすかさず盗塁を仕掛けるなど、気持の強さがプレーから滲みでます。これでショートも守れると一気に評価が高まりそうですが、あくまでもセカンド専門というところでどこまで評価をあげることができるか?

それでもボールをあわせる技術・センスは、プロ入りした 山下・柴田(共にDeNA)の大学時代よりも完全に上。特に柴田ほどひ弱さがないところも、打撃では推せる材料でしょうか。ショートではなくセカンドを補強したいという、明確な補強ポイントがある球団があるかどうかだと思います。国学院らしい気持の強さ・走る勇気を持っている点もおさえておきたいポイント。ドラフトでは需要との関係で位置付けが難しいのですが、3位以下~5位ぐらいでの指名があるのではないかとみています。

飯田 晴海(東洋大4年)投手 175/77 右/右

山崎 剛(国学院大4年)二塁 172/72 右/左

テーマ:プロ野球 - ジャンル:スポーツ

2017年(32)(33) 春季東都二部レポート
東都二部リーグに関しては、開幕してから観られる機会はあったものの、この日まで観戦を我慢してきました。その最大の理由は、みたいチームが、一同に集結した組み合わせだったから。ゴールデンウイーク明けの平日でしたが、大田スタジアムには多くの応援・観客・スカウトが訪れていました。

青山学院大 VS 国士舘大

両校の先発が、ドラフト候補としてマークされる存在。椎野 新(国士舘大4年)右腕は、195センチの体格ながら癖のないフォームで、村上桜ヶ丘時代から注目されてきた本格派。しかし大学に進んでからは、いまいち成長が感じられず球威・球速面での物足りなさが拭えなかった。しかしこの日の椎野は、コンスタントに140キロ前後を記録し、最速で89マイル(143キロ)を記録。ビシッとした勢いと角度があり、この速球中心にしっかり投球が組み立てられていた。変化球も、スライダー、カーブ・ツーシームのようなシュート系の球織り交ぜ、延長14回まで1失点と粘りの投球を見せます。

この選手が良いところは、ボールを長く持ったりして「間」を意識して投げられること。そして右打者の内角に、厳しい攻めができることではないのでしょうか? その一方でカウントを取りにゆくスライダーが、時々高めに浮いて痛打される場面が目立ちます。途中体力的にも一杯一杯になったかと思いきや、気力を振り絞って140キロ台のボールを投げ込み踏ん張ります。そういった安定した精神面以外に、ここぞのときの粘りが垣間見られたのは収穫。まだプロの一軍投手となると、球威・球速で芯の弱さを感じる部分がありますが、こういうピッチングを安定して出せるのであれば(それが問題)、大学からのドラフト指名も現実味を帯びてきます。数少ない、先発タイプの候補だと言えるのではないのでしょうか。

一方の青学の先発は、葛川 知哉(大阪桐蔭出身)右腕。サイドハンドから勢いのある、140キロ台の速球を投げ込む速球派。しかしこの日は、常時135~MAX87マイル(140キロ)程度で、ボールの勢い・キレともイマイチ。サイドハンドにしては、高速で小さく変化するカットボール・大きく横滑りするスライダー、緩いカーブ、ツーシームのようなシュート系の球など、多彩な球種で的を絞らせない投球に徹します。元々140キロ台中盤の勢いのある球を投げ込む速球派のイメージが強かったのですが、リーグ戦の第一戦での先発を任されているということで力をセーブしているのでしょうか? それともリーグ戦も終盤に差し掛かり、体力的にきつくなってきたのか? それでも延長14回を1失点で投げきったあたりは評価できるポイント。しかしこの手のタイプにしては、ボールがあまりキレず空振りを誘えないこと。両サイドに投げ分けストライクは取れるものの、それほど細かいことができるタイプではありません。椎野が普段より良く見えたのに対し、今日の葛川はやや物足りない内容。今日のピッチングだけ見れば、このまま社会人ではないかと思わせるものでした。できれば秋の早い段階で確認し、最終的な評価を定めたいところではあります。

椎野 新 (国士舘大4年)投手 195/85 右/右

葛川 知哉(青学大4年)投手 182/88 右/右

立正大 VS 駒沢大

この試合の注目は、今年の大学球界を代表する捕手である 小畑 尋規(立正大4年)捕手。この選手、大学JAPANにも選出されるような捕手なのだが、イマイチ売りがわからない。例えば同じ大学球界を代表する捕手である・小林 遼(富士大)捕手ならばディフェンス力と意外性のある打撃。大平 達樹(桜美林大)ならば、打てる捕手という武器と強肩という明確なアピールポイントがある。しかし北照時代から、そこそこ打てて、そこそこ肩は強いけれど、何かプレースタイルも雑で好感が持てない選手だった。

そんな小畑を久々に真剣に見たのだが、やはりこの選手、捕手らしさが感じられない。声がほとんど聞こえないような選手であり、周りや投手への明確な指示も見えて来ない。ベースカバーなどに手抜きはないのだが、何か周りや投手の状況を察してという気遣いやきめ細やかさなども見えて来ないのだ。

それでこの選手の売りは何なのだろうと思いながら見ていたのだが、一つはボールを押し込めるキャッチングにある。そのためコースに際どく決まった速球を審判がしっかりストライクコールしてくれるということ。特にワンバウンド処理が機敏だとか上手いという印象はないものの、ボールを捕球するときの形が素晴らしいということ。もう一つは、かなり内角を大胆に突いて来る、強気のリードに特徴がある。しかしこのようなリードは短期決戦ならば功を奏するが、プロのように何度も同じ相手と戦うシーズンではどうかという疑問も残る。内角と緩い球は、相手が意識していない時に使うもの。逆に山を張られているときには、使ってはいけないものでもあるわけだ。そういった部分で内角を意識させることは大切なものの、この大胆なリードが長い目で使えるのかには疑問が残る。

肩は、地肩の強さを前面に出すというよりも、ある種余裕を持って正確に滑り込んでくるところに投げ込むというスタイル。そのためタイム自体は、1.9秒台前半ぐらいであり驚くほどのものはない。また打撃は一定の対応力とパンチ力があるものの、これは捕手としては基準レベルであっても、他のポジションで勝負できるほど図抜けたものではないということ。入学以来ずっと東都二部で試合に出ているが、3年春に.324厘を記録したものの、あとのシーズンでは軒並み2割や1割台と粗さが目立つ。ちなみに昨日までの6試合では、1本 5打点 打率.278厘 であり、チームの6番打者という位置付けが、彼の現状をよく示している。好みじゃないというのもあるのかもしれないが、個人的には社会人に進むことになるのではないかと思っているが、各球団のスカウトの眼にはどう映ったのだろうか?

駒大の先発は、東野 龍ニ(履正社出身4年)左腕。左のスリークォーターから繰り出す独特の球筋は面白いものの、130キロ前後と球威・球速が物足りない。球速がない以上に気になったのは、この手のタイプにしてはボールがキレて来ないということ。逆に左打者の背中越しから来る球筋は、体に迫って来る感じで左打者にとっては厄介。特に外角に遠く逃げてゆくスライダーを武器にしており、右打者にもチェンジアップを外角低めに投げ込んでくる。今シーズンは、ここまでに6試合に登板し、3勝2敗 防御率 2.61 と平凡。よほど秋に巻き返しがないかぎり、このまま社会人に進むことになりそうだ。

小畑 尋規(立正大4年)捕手 179/79 右/右

東野 龍ニ(駒沢大4年)投手 174/83 左/左

テーマ:プロ野球 - ジャンル:スポーツ

永野 将司(23歳・HONDA)投手
今年最も生で確認してみたかった 永野 将司(HONDA)左腕。大きな大会では見られない選手だが、今年のサウスポーの中でも球速ならばNO.1だろう。一体どんな選手なのか? 考えてみたい。

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佐野 洋樹(23歳・JR九州)捕手
チームのの若返りを図るJR九州において、その象徴的なプレーヤーが、佐野 洋樹 捕手。社会人では数少ない、4番を務める捕手である。果たしてその力量は、いかに? 
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嶋谷 将平(宇部鴻城3年)遊撃手 選抜寸評
神宮大会では、スケール感溢れるプレーで魅了した 嶋谷 将平(宇部鴻城3年)遊撃手。しかしさきの選抜では、全く良いところなく甲子園をあとにした。果たしてそれによって、彼の評価に大きな影響はあるのだろうか?

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西浦 颯大(明徳義塾3年)右翼手
一見すると左の中距離ヒッターで、プロでは特徴が見いだせず埋もれてしまいそうな 西浦 颯大(明徳義塾)外野手。しかし私には、今売り出し中の 上林 誠和(仙台育英-ソフトバンク)外野手の高校時代とダブるものがある。彼は本物なのかどうか? 考えてみることにした。

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清宮 幸太郎(早稲田実3年)一塁手
選抜でホームランを放つことができなかった 清宮幸太郎(早稲田実業)。 しかし春季東京大会・日大三戦で見せた、右中間スタンドへの特大のホームラン。土壇場で場面で見せた、対空時間の長い左中間スタンドへのアーチをみると、この選手は歴史的なスラッガーであるという確信を抱くに至ったのである。
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2017年 春季神奈川大会準決勝・決勝
壮絶な打撃戦の末、横浜の猛追を退け東海大相模の優勝で幕を閉じた春季神奈川大会。その中で、ドラフトを意識できそうな選手の印象を簡単にまとめてみることにする。

その中でも注目度NO.1は、全国屈指の外野手に位置付けられる 増田 珠(横浜3年)中堅手が、改めて凄みを増してきた。元々次のプレーを常に想定する意識の高さと、気持ちを前面に押し出す泥臭さを併せ持つ。一冬越えて体に厚みを増してきて、センスだけでなく強さも身につけつつある。そのため県大会中には、場外弾を放つなど飛距離も伸びている。けして長距離打者ではないのだが、ボールを芯で捉える能力が卓越しているので、山田 哲人(ヤクルト)のように、技術で運べる打者に育つかもしれない。三振をしない圧倒的なコンタクト能力と、隙無しのプレースタイルは、短期間で一軍まで昇りつめられる可能性を秘めている。けして長打力を売りにするタイプの外野手ではないだけに、1位指名となると需要があるかは微妙だが、上位指名で消える選手であるのは間違いない。彼のプレーを見ていると、高校時代の 内川 聖一(現ソフトバンク)を彷彿とさせる。

福永 奨(横浜3年)捕手も、圧倒的なディフェンス力と気持を前面に押し出すプレースタイル。こちらはコンタクト能力に課題があるものの、しっかり捉えればスタンドインできるパンチ力を秘めている。高校生にして、小賢しいぐらいのプレーができる天性の捕手。圧倒的な地肩の持ち主で、捕手としては横浜高校史上NO.1だろう。ドラフト的には上位指名されるような存在感はまだ示せていないが、プロ入り後グッと伸びてきそう。春~夏に向けて何か大きな変化が感じ取れるようだと、一気に評価も浮上してきそう。現時点でも志望届けを提出すれば、何かしらの形では指名されるのではないのだろうか。

先日もご紹介した神奈川屈指の好投手・本田 仁海(星槎国際3年)右腕は、センターカメラから映像をみて改めて力のある投手だと実感。本田の良いところは、速球派でありながらしっかり両サイドに投げ分けることができ、コントロールに不安がないところ。スライダーのキレもよく、ゲームメイクできる先発投手としての可能性を感じさせる。今年の候補の多くは、技術的に粗くボールの勢いで押せばリリーフならというタイプが多い。しかし彼は、今後球種を増やしどんどんピッチングの幅を広げて行けそうな、将来のローテーション候補だと言えよう。ただし現状は、速球とスライダーとの単調なコンビネーションであり、140キロ台をコンスタントに超えるボールがあっても、横浜打線を抑え込むことはできなかった。しかし春の時点でこれだけの投球ができれば、現時点で指名リストには名前を載せるだけの力はあると判断する。ただし上位指名とか、そういったスケール感はその投球からは感じられない。下位指名あたりで拾って、上手く化けるのを待ちたいタイプではないのだろうか。

1年生・4番として注目されてきた 森下 翔太(東海大相模2年)中堅手は、攻守に能力が高く来年のドラフト候補としてマークできる素材。中学時代から名の知れている 万波 中正(横浜2年)右翼手は、相変わらず打てるポイントが狭く、圧倒的なパワーを活かしきれていない物足りなさは残る。来年の候補には当然名前があがる選手だが、高校からプロ入りできるのかはこれからの成長次第といった感じだろうか。

また入学以来評判だった 安里 海(東海大相模3年)左腕も、135~後半ぐらいのボールには力があるものの、高校からプロといった図抜けた潜在能力は感じられなかった。また清宮幸太郎のリトル時代のチームメイトで世界一メンバーとして活躍した 逢坂 倫充(桐光学園3年)遊撃手も、3番・ショートを任されているが、期待値ほどの成長は魅せていない。右打席から4.2秒前後(左打者なら3.9秒台)で一塁まで到達できる走力もあるものの、現状はセンスの勝った早熟タイプとのイメージは拭えなかった。こちらも、大学進学タイプではないのだろうか。

また準決勝のテレビ中継まで残れなかったが、スカウトからも注目されているという 石井 涼(三浦学苑)右腕や、付属高だけに進学しそうな神奈川を代表するスラッガー・正木 智也(慶応3年)外野手。ポテンシャルの高いプレーで注目される 柿崎 颯馬(桐蔭学園3年)外野手など、今年の神奈川は強打の外野手に恵まれている。学校数は多い県だけに、夏までに新たな人材がきっと浮上して来るだろう。ここにあげた選手たちは、夏にはすべてチェックを入れておきたい。

2017年(31) 国学院大 VS 中央大レポート 
東都リーグは、開幕週に足を運びました。しかしその時に出場していなかった、東洋と国学院は来週の5/9に直接対決があるので、そこでの観戦を予定していました。しかし先週、小又 圭甫(国学院大4年)右腕が、リーグ戦で150キロ台を記録。恐らく来週も第1戦目の登板はなさそうだから、今日観戦することに急遽致しました。

国学院大 VS 中央大

こちらの期待どおり、国学院の先発は、その 小又 圭甫(千葉英和出身4年)右腕。たび重なる故障で、4年春まで全くリーグ戦でも投げられなかった選手。高校時代にはレポートも作成していた選手なので、思い入れのある選手ではあったのですが。その小又は、立ち上がりから140キロ台後半~MAX152キロまで到達。私のガンでも95マイル(153キロ)を記録しました。とくに手元までグ~ンと伸びて来るとか、ピュッとキレてくる感じはなく、球速表示ほどの勢いは感じません。またボールが抜けたり引っ掛かり過ぎたりと、コントロールはバラバラ。それでも横滑りするスライダーにキレがあり、この球でうまくカウントは整えていました。もう少し場馴れして来ると、元来そこまで荒れ荒れの投手ではなかったので、落ち着いた投球はできそう。しかしまだ故障明けなのもあり、僅か2イニング(前回は3イニング)で交代します。イメージ的には、1年春の開幕戦でいきなり先発抜擢され、53キロの速球を投げ込んだ 村松 伸哉 を彷彿とさせる内容でした。純粋に球速だけならば、今年見た選手の中で1番速いのではないのでしょうか。大学からプロに入れるかは、もう少し見てみないとわかりません。しかしドラフト戦線に、こういった新星が出て来ることで大いに盛り上がります。同じ東都一部には、飯田 晴海(東洋大4年)右腕もプロから注目されているとのことで、シーズン前にはマークされていなかった選手たちが浮上してきて盛り上がりを魅せてきました。来週の登板が、今から楽しみです。

そんな中、今シーズンはじめて 山崎 剛(国学院大4年)二塁手を見ました。体付きが以前よりもガッチリした印象で、すでにリーグ戦でも2本塁打をマーク。元々2年春に首位打者を獲得したように、コンタクト能力には定評があった選手。今日もミート能力の高さを実感させられましたが、パワーアップも遂げているようです。また一塁までの到達タイムは4.2秒弱と平凡ながら、すでにリーグ戦では7盗塁を記録。今日も、積極的に盗塁を仕掛け成功させています。また二塁守備の動きの良さも健在で、守備に関してもプロ級の選手。大学から、ドラフト指名される可能性は高いと感じました。

また前日早々降板した 鍬原 拓也(中央大4年)右腕がリリーフで登場。開幕週で見たときには、常時145キロ~MAX151キロを記録。しかし今日は、140~中盤ぐらいまでと地味な球速。その分、スライダーやシンカー系の変化球中心に投球を組み立てます。左打者外角に沈むシンカーが、こんなに落差があるのかという新たな発見がありました。力で押すだけでは抑えられないと、新たな組み立てを模索しているのかもしれません。あるいは、連投になるとガクッと球速が落ちるタイプなのか? まぁいずれにしてもこの投手も、ドラフト中位以上での指名が濃厚だと言える選手でしょう。

その他では、中央大の先発・花城 凪都(興南出身4年)右腕。オーソドックスな右上手投げで、コンスタントに130キロ台後半~143キロの速球を投げ込んできます。特に派手さはないのですが、適度にまとまりのある好投手。時々フォークなのか? 縦の変化球で空振りを誘えます。社会人あたりでも、野球を続けて行ける選手ではないのでしょうか。また国学院でも、吉村 貢司郎(日大豊山出身・2年)右腕がコンスタントに140キロ台を記録し中盤ぐらいまで到達。左腕の 宮内 崇匡(土浦日大出身4年)左腕が、130キロ台後半~140キロ台前半を記録し、スライダーを織り交ぜた投球で好リリーフを魅せました。

小又 圭甫(国学院大4年)投手 182/84 右/右
山崎 剛 (国学院大4年)二塁 172/72 右/左
宮内 崇匡(国学院大4年)投手 180/72 左/左

鍬原 拓也(中央大4年)投手 175/78 右/右
花城 凪都(中央大4年)投手 181/77 右/右


テーマ:プロ野球 - ジャンル:スポーツ

2017年(29)(30) 春季千葉大会 
久々に市原にある ゼットエーボールパーク(市原臨海球場)に足を運びました。この球場、千葉でも天台にある千葉県営球場に次ぐ千葉の高校野球の主要球場。しかし五井の駅から徒歩三十分ぐらいかかるなど、アクセスがよろしくないので避けてきた会場です。しかし最近は、2キロぐらいならば歩くことが多いので季節がら歩くことに。途中道をショートカットできることもわかり、片道25分程度の道のりとなりました。 もし次回ゆくならば、駅からのレンタサイクルか途中までバスがあるので、それらを絡めることも検討したいと思います。ただし公園の中を抜けてゆけば、真夏でなければ平坦なのでそれほど苦になりません。

第一試合 成田 VS 専大松戸

選抜NO.1投手・金久保 優斗(東海大市原望洋3年)を生でみたいかなと思ったのですが、成田に延長戦の末破れてアテが外れました。専大松戸も、昨年から注目されていた 川上 鳳之(3年)右腕も、あわや登板というところまで追い込まれたものの、登板なく終わる残念な展開に。

専大松戸の先発は、濱名 竜之介(3年)投手。オーソドックスなサウスポーで、球速は120キロ台後半~MAXで84マイル・135キロぐらい。カーブ・スライダー・チェンジアップを織り交ぜ、マウンドさばき、制球ともに安定していてゲームメイクできる頼れる存在。プロ云々の素材ではないのですが、大学などで野球を続けて行けるであろう好投手。

成田の方で目を惹いたのが、田宮 裕涼(2年)捕手。グラブさばきが柔らかく、ボールがミットに吸い込まれるようなキャッチングができます。肩・スローイングも基準以上で、捕手らしい捕手といった感じ。家に帰って調べたのですが、リトルシニアではかなりの実績の持ち主のようで。打撃は強打者というよりは、はじき返す好打者タイプ。気になる点をあげるとすれば、専大松戸の同じ打者に同じようにヒットを浴びていたところ。そういったリードの工夫は、もう少し欲しいのではないのでしょうか? いずれにしても新チーム以後は、千葉でも評判の捕手として注目されることでしょう。

第二試合 木更津総合 VS 市原中央

この日の最大のお目当ては、先日秋の千葉大会準優勝校・中央学院相手に、5安打・12奪三振・2失点で完投した成長株・山下 輝(木更津総合3年)左腕の投球を確認することでした。187/82 の見事な体格・立ち姿・雰囲気は、まさにドラフト候補のそれという感じで、このへんは中背の川上(専大松戸)と比べると、見た目だけで大きな差があることがわかります。

球質もビシッと勢いがあり、手元でピュッと切れるというよりもフォームの構造上打者が差し込まれやすいのではないかと思われます。球速は初回の最後のボール(三振)が、91マイル(146キロ)を記録。これはエラーだったかもしれませんが、その後も素晴らしい投球でした。1回裏には味方が援護してくれたおかげで、2回からは少し力を抜いて投げていたのかもしれません。球速は130キロ台半ば~追い込んで決めに来る時は140キロ前後を記録します。追い込んでからは87(140)~89(143キロ)ぐらいは、コンスタントに記録し140キロ台はいつでも投げられる能力があるのは間違いありません。

何より素晴らしいのが、投球テンポがよくストライクを先行できるところ。更に両サイドにボールを散らせ、それほど甘いゾーンにも入ってきません。何よりマウンドさばきも落ちついていて、走者が出ても気持はブレませんし、クィックは1.15秒前後・ボール処理も落ちいています。横滑りするスライダーとのコンビネーションで、三振の山を築いてゆきます。リリーフタイプというよりは、将来の先発候補といった感じで、リリーフタイプの色彩の強い・桜井 周斗(日大三)投手や川端 健斗(熊本・秀岳館)といった左腕達と比べ、正統派の投手が出てきたなという印象。志望届けを提出すれば、中位以上での指名をも期待できる素材かと思います。今年の観戦の中では、1番のインパクトでした。

先輩の 早川 隆久(早大)よりもプロ向きという感じで、彼は大学に進んでからの方がと書きました。しかしこの山下の場合は、断然高校からプロに入った方が良い素材だと思います。同じ千葉の左投手というと、正統派左腕だった・眞下貴之(DeNA)などがいますが、彼の高校時代よりもワンランクは上ではないかと思います。今後夏に向けて、大きくクローズアップされて来るでしょう。

木更津総合だと他に、峯村 貴希(千葉・木更津総合)遊撃手が早くから注目されてきた存在。こちらも 184/75 の大型ショートストップで、実にグランドにいると見栄えがします。大型の割には、キャッチング・スローイングなどに破綻はなく、大きな欠点はありません。大型ゆえに細かい動きなどはどうかと思いますが、守備も高校生ドラフト候補としても平均レベルぐらいには位置付けられるかと。打席は3打席ほど見ましたが、1打席目はライトフライ。2打席目は、一二塁間を破るヒットに、三打席目はセンターにきっちりはじき返すなどミートポイントは確か。相手投手レベルが低かったのもあるのですが、レベルの高い相手からどのぐらい打てるのか観てみたいところ。2年時は伸び悩みましたが、いい感じで最終学年を迎えているように感じます。ただしプロに混ぜてしまうと売りが見えて来ないので、有力大学などに進学するというタイプかもしれません。

山下 輝 (木更津総合)投手 187/82 左/左
峯村 貴希(木更津総合)遊撃 184/75 右/左

テーマ:プロ野球 - ジャンル:スポーツ

金成 麗生(日大三3年)投手寸評
これまで清宮幸太郎(早実)と共に、東京屈指の強打者として注目されてきた 金成麗生(日大三)一塁手。しかし春季大会では、選抜では観られなかった、投手としてマウンドに上がった。その球威・球速は、全国の左腕でも屈指のレベルに位置される。
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猪田 和希(神戸国際大附)捕手
選抜では緒戦で破れてしまったものの、ことディフェンスのスケール感は選抜組屈指だった 猪田 和希(神戸国際大附)捕手。果たしてどのような選手だったのか? 詳しく考察してみたい。
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2017年春・東京都春季大会決勝戦

日大三 VS 早稲田実業

神宮球場でナイターで行われた、春季東京大会決勝戦。すでに関東大会出場を決めている両校でしたが、凄まじい試合を演じてくれました。清宮 幸太郎(西東京・早稲田実)一塁手は、序盤結果が出なかったのですが、試合終盤にライトスタンドに特大の一発を放つと、3点差を追う9回に今度はレフトスタンドに叩き込むなど役者が違います。改めて、打って欲しいところで打ってくれるスター性を感じます。清原和博、・松井秀喜級の素材であることは間違いないでしょう。

その清宮に後輩ながら強烈なライバル心を持つのが、野村 大樹(早実2年)三塁手。この選手、172/80 と体格が小さいのですが、三塁手としても悪くないですし、走力も右打席から4.2秒台(左打席で3.9秒台)で走り抜けられる俊足。守れる、走れると付加価値が、清宮にはない魅力。清宮のあとで、俺が美味しいところを持ってゆくんだ、回せ回せというのがネクストからでも伝わってくれるような天性の強打者思考。こういうガツガツした高校生は、めったにいません。そういったマインド的な部分が、何より評価したいポイント。この選手は、体格に関係なく高校からプロにゆくべき選手ではないのでしょうか。

そしてこの試合、もう一人注目だったのは、清宮と東京で評価を二分する 金成 麗生(日大三3年)一塁手。しかしこの試合では、打撃ではなく投手として登板したところに興味深かったです。元々投手だったのは知っていたのですが、投げているところを見たことがありませんでした(記憶に残っていないだけか?)。193/101 という破格の体格の大型左腕で、MAX148キロまで到達。特に手元でピュッと切れるとか、グ~ンと来るような勢いは感じませんが、この体格から投げ込まれる威圧感と球威はかなりのもの。コンスタントに140キロ台を記録できるスピード能力は、全国の高校生左腕でも屈指のものがあることがわかりました。しかしながら、いかんせんコントロールと変化球が。これだけのポテンシャルがありながら、選抜でも登板がなかったのも頷けます。打者としてはドラフトとなると微妙な選手だけに、むしろ指名されるとしたら投手としての可能性を評価されてかもしれません。今後どの程度アピールのチャンスがあるかはわかりませんが、投手・金成 という観点でも追いかけてみたいと思わせるものがありました。

清宮幸太郎(早稲田実3年)一塁 184/97 右/左
野村 大樹(早稲田実2年)三塁 172/80 右/右

金成 麗生(日大三3年)一塁&投手 193/101 左/左

テーマ:プロ野球 - ジャンル:スポーツ

2017年(28) 関東選抜リーグレポート2 
北川 利生(日本通運)が、今年に入り三塁手を務めていると訊き、一度観てみたい思って足を運びました。しかし会場に着いた10時過ぎには、すでに試合は5回に差し掛かっていました(試合開始の前倒しとJABAタイムの弊害)。日中雨予報でもなかったのに試合を前倒しし、更に前倒しした試合予定時間よりも17分も早く試合をはじめるJABAの姿勢には疑問を感じます。あくまでも練習試合ではなく公式戦なのですから、時間厳守をお願いしたいものです。

日通 VS MHP横浜

その 北川 利生(24歳・日本通運)三塁&右翼は、4番・三塁手として出場。結局打席は2打席しか確認できず、スライダーをセンターに犠牲フライと、カーブをレフトフライを放ったのを確認したのみでした。肝心の三塁手としては、1球だけ打球を捌く機会を確認。三塁手としてのフットワーク、キャッチングは無難という感じですが、送球の際に 横尾 俊建(慶大-日ハム)のように上から叩きつけるような縦振りで送球するのが特徴。三塁手としては平均レベルで、地肩は基準以上という感じでしょうか?試合途中から、右翼の守備にも入っていました。そういった融通性こそ、彼のアピールポイントかと。

この選手の素晴らしさは、好調時の爆発力とポイントゲッターとしての勝負強さにあるように思えます。そのため天性のスラッガーとか、そういった飛ばし屋のイメージはありません。1年目から4番を任された昨年の成績は、146打数で 4本 18点 0盗 打率.308厘 。これをプロのレギュラークラスの500打席で換算すると、年間14本・62打点 ペースで打っていることがわかり、この選手のイメージはやはりポイントゲッターなのだなと感じます。

146打数で三振は22個であり、三振比率は15.1%(20%以下が一つ目安)とアマとしても平均的なコンタクト能力。しかし四死球は5.5%(10%以上が目安)とかなり低いのがわかり、ボールを見極める眼に優れているのかには不安が残ります。この辺が、社会人でも打率.308厘と平凡な数字に留まっている要因かもしれません。プロ入りを実現するためには、やはり大舞台でのアピールが今年も不可欠なのではないのでしょうか。

また今や社会人捕手としては、屈指のディフェンス力ではないかと思われるのが 木南 了(25歳・日通)捕手。この試合でも完封を演出し、安定したキャッチング、テンポ、リード、強肩含めて、1年目からプロで一軍に混ざってやって行けるだけの力があると評価します。帝京大時代は、強打の捕手として知られていました。しかし社会人では下位打線での出場がほとんどで、打撃での印象は薄い感じ。この試合でも、8番としての出場でした。

しかし昨年の成績をみると、83打数 3本 20点 0盗 打率.325厘 を記録。この打率は、日通全体で2位の高打率になります。ただし社会人野手の打率の目安は、3割5分ぐらいを越えて来るのが一つ大きな目安になります。この数字をプロのレギュラー選手並の500打席で換算すると、18本・120打点 に相当し、実は4番の北川よりも、本塁打・打点のペースはよく、打率でも上回っていることがわかってきました。もちろんお気楽な下位打線と4番では相手のマークが違うというのはありますが、別の見方をすればリードに集中させるために下位は打っているものの、打力はチームでもトップクラスだということが浮き彫りになってきました。

ただし83打数で16三振なので、三振比率は19.3%とコンタクト能力は北川より劣ることがわかります。その分四死球率は、14.5%と優れており、ボールを見極める眼は北川より優れている可能性があるという数字がでています。当てる技術は劣るけれど、ボールがしっかり見えている可能性が高いということでしょうか。いずれにしても捕手としてならば、充分な打力の能力を持っていることがわかってきました。この辺は社会人で打撃の印象が薄かっただけに、新たな発見でもあります。充分にプロでやって行ける素材だと思いますが、捕手は時間がかかるポジションなので、癖のついていない高校生の方が良いという考え方もあるだけに評価は流動的ではないのでしょうか。しかし即一軍で使える捕手を探している球団には、オススメしたい選手です。

重工長崎と合併したMHP横浜では、甲斐 翼(宮崎日大出身・22歳)左腕を久々にみました。190/88 の大型左腕で、宮崎日大時代は大器として騒がれた存在。腕がピュッと鋭く振られるので、打者は思わず差し込まれ勢いがあります。球速は130キロ台後半~MAX143キロまで到達。左腕ということもあり、速球の勢いだけ見るとドラフト級の素材です。しかしいかんせん、コントロールがバラバラ。変化球はスライダーがあるものの、2死球で降板となりました。うまく今後まとまることができるのかは心配ですが、素材としては魅力は感じます。

北川 利生(日通)三塁&右翼 178/85 右/右
木南 了 (日通)捕手      180/85 右/右

甲斐 翼(NHP横浜)投手 190/88 左/左

テーマ:プロ野球 - ジャンル:スポーツ

幸地 竜弥(秀岳館3年)捕手
新チームになって遊撃から捕手にコンバートされた 幸地 竜弥(秀岳館)捕手。しかし僅かな期間で、プロからも注目される存在になったという。一体、どのような選手なのか考えてみた。
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2017年(27) 関東選抜リーグレポート1
スポニチ大会以来、まともに社会人野球を見ていなかったので、ここは現状把握の意味も含めて大田スタジアムへ。何よりスポニチで最大の観戦目標としながら生で確認できなかった 永野 将司(HONDA)左腕を確認したかった。

HONDA VS JR東日本

その 永野 将司(23歳・九州国際大出身)左腕は、試合の中盤にリリーフとして登場。181/82 という均整の取れた体格だが、オーソドックスなフォーム。しかし球速は、145~152キロを大田のガンで記録し、私のガンでも93マイル(150キロ)まで到達。何より球速表示以上に明らかにボールの勢いが違っており、今年の左腕候補ではNO.1だろうというぐらいの勢いを感じる。細かいコントロールはなく、コースに投げ分けるといったこともなく、ストライクゾーンに投げ込んでくるというタイプ。

腕の振りが強すぎるのか? スライダーが抜けたりすることが多いものの、カーブのような緩い球はブレーキがあって悪くない。この球で常にカウントが整えるようだと、投球にも余裕が生まれそう。他には130キロ台のカットボール気味の球やチェンジアップ系のボールも投げていたように見えたが、現状大きなウエートは占められていない。

確かに速いが、高めに甘く入った球を打ち返されることも多く、速球だけで抑えきるほどの投球はできていなかった。プロで使えるのか?と言われると疑問が残るが、左腕でこれだけのボールが投げられる投手は稀なので、育ててみたいと思う球団は出てきそう。順位は読みにくいが、素材を買って中位ぐらいで消えるのではないかとみている。大事な試合では殆ど見られないが、都市対抗に向けてどのような位置づけになってゆくのだろうか? サウスポーの中では、今年1番のロマン枠だろう。

その他では、高卒2年目の 布袋 翔太(20歳・HONDA)左翼手が、6番打者として出場。鳥取城北時代から強打の外野手として注目されていた選手で、個人的にも面白い素材だと  を付けた選手。この試合でも結果は出ていなかったが、強くバットを振る持ち味は損なっていなかった。大事な試合でスタメンを任されるかは不明だが、高卒野手が元気にスタメンで出ていることは嬉しいところ。

JR東日本は、最後に 田嶋 大樹(21歳・佐野日大出身)左腕が登場。球速は89マイル・143キロぐらいと地味ではあったが、緩いカーブを織り交ぜつつ、スライダー・チェンジアップなど変化球中心のピッチング。この選手も速球は良いものがあるが、変化球の精度・キレがもう一つというところがある。調整での登板なのか? これからチームではリリーフとして位置付けられるのか? 気になるところ。いずれにしてもこの投手は、外れ1位ぐらいでは消える存在ではないのだろうか。

永野 将司(HONDA)投手 181/82 左/左
布袋 翔太(HONDA)左翼 174/80 右/右

田嶋 大樹(JR東日本)投手 182/77 左/左

SUBARU VS 鷺宮製作所

富士重工 から SUBARU に改名しましたが、青森山田時代にプロからも注目されていた 西村 凌(22歳)は6番・左翼手として出場、樹徳時代に注目された大型ショート・野平 大樹(21歳)は、8番・サードで出場とがっくりな状況。スタメンでは出場していたものの、プロという匂いはしてきません。

そのSUBARUの先発は、ルーキーの 黒川 雄太朗(23歳・道都大出身)右腕。170/68 と小柄な体格の投手で、小気味の良い好投手。球速はコンスタントに130キロ台後半~MAX89マイル・143キロを記録するなど、スライダー・ツーシーム・フォーク系など適度にまとまりと勢いは感じます。フォームは違いますが、武田 久(日ハム)的な投手。一昔前なら、ちょっと面白いかもと思う球団もあったかもしれませんが、現代プロ野球の打力を考えると、よほど繊細なコントロールがあるとか、武器になる変化球などがないと小柄な右投手がドラフト指名されるのは厳しいように思います。それでも水準に近いレベルの投球ができているので、今後も気にして行きたい1人。

鷺宮製作所では、野口 亮太(25歳・仙台大出身)左腕が登板。こちらも164/65 という小柄な体格からも、ポンポンと心地の良いリズムと制球力がある好投手。球速は130キロ台前半~中盤ぐらいなものの、非常にボールにキレがあるので打者には常時140キロ台に感じられるかもしれません。特に右打者外角に沈むチェンジアップに威力があり、見ていて気持ちの良い投球をします。昨年の公式戦でも、14試合で 防御率 1.36 と抜群の安定感を魅せています。 「コントロールの良いさ左腕は買い」 という私自身の格言があるので、今後も気にしてみてゆきたいところはあります。ただし昨年の成績が、59回2/3イニングで四死球20個ですから、イニングの1/3強は四死球を出しており、繊細なコントロールというよりもテンポの良さを生かしてポンポンとストライクゾーンに投げ込んで有利な状況を作り出すタイプなのではないかと思います。

またルーキーの 保戸田 則裕(23歳・青森大出身)が、3番・遊撃手として出場。内角の厳しいストレートを内野フライとショートゴロに終わりましたが、チームでは重要なところを任されている印象。遊撃手としても悪くないので、来年どうなるのか気にしてみたい1人です。

西村 凌 (SUBARU)左翼 176/75 右/右
野平 大樹(SUBARU)三塁 182/82 右/左
黒川雄太朗(SUBARU)投手 170/68 右/左

野口 亮太(鷺宮製作所)投手 164/65 左/左
保戸田則裕(鷺宮製作所)遊撃 180/83 右/右

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